劇場公開日 2021年9月17日

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価

全63件中、41~60件目を表示

4.0初日初回 東銀座東劇にて

2020年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作既読。当時買ったパンフレットやテレフォンカード(!)をまだ持ってます。
押井守氏が映画化するということで期待半分で正直不安も半分でしたが、コメディ要素をほぼ廃したゴリゴリハード路線エロスなしで、原作のエピソードを改変しつつ再構成したストイックで硬派な仕上がりは、原作とは違うアプローチながらも別の高みに到達していたように思います。
不満があるとすればフチコマの不在ですが、そうすると後年のテレビアニメ版くらいのボリュームがないと消化不良になったような気もするので致し方ないところでしょうか。
ボイスキャストは個人的にはこれ以外あり得ません(特に田中、大塚、山寺の御三方)。

公開当時は海外でここまで人気が出るとは思いませんでしたが、今はアニメーション映画のマスターピースという認識です。

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なお

3.5AIが発達している現代に観るべきテーマ

2020年5月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

まるで2001年宇宙の旅を観ている気分になる。
映像や世界観に圧倒されながらも頭の中で霧がかかったかのように???って感じ。
ロボットが発達し過ぎて区別が難しく逆に人間が珍しい時代。脳や自我は人間だけど体はロボット。果たしてその存在は人間かロボットか。これは一生答えが見つからない問題だ。

アニメだからと舐めて観てはいけない。
映像や音楽は独創性の塊。テーマはサスペンス要素をいれつつも哲学的テーマを扱っている。
3回観てやっとスタートラインというところか。

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Pegasus

3.0イノセンスの次に見た!

2020年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 これが押井守ワールドか。アニメのSF大作は久しぶりに観てみたのだが、これほどまでに哲学的になっているとは思わなかった。電脳、ゴースト、防壁、義体、サイボーグ、アンドロイド、これらの言葉を事前に覚えておかなければ途中で置いてけぼりになってしまいます。

 この作品は『イノセンス』の前作という位置で見るのが正解。ストーリーは続編を予感させるように中途半端に終っている。

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kossy

5.0未だに世界の最前線、最先端にあります

2019年11月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

山ほどあるブレードランナーチルドレンの中で、本作こそブレードランナーのテーマに対して真正面から回答をしてみせた正統なる後継作品です

実存とはなにか?
人とは何か?
魂とはなにか?
記憶とは何か?
意識とは何か?
有機ベースとシリコンベースに意識の差異は存在するのか?
生命とは何か?
死とは何か?

本作を見ればマトリックスが如何にうわべだけの理解に過ぎないのかを思い知らされます

正統なる続編のブレードランナー2049も本作で提起された考えを拝借して展開しただけのものでしかないとよく分かります

本作公開から四半世紀が経とうというのに、未だに本作が到達した地点を踏み越えていく作品はありません

如何に革新的であったのか
ブレードランナーはフィリップ・K・ディックの原作が提起したテーマを見事に映像として展開しました
本作はその問題提起に対して、より深くより突き詰めて考察を先に進めています

本作のテーマはそこにあるのです
それこそが本作の価値であり意義なのです
近未来のリアリティなどはその考察の説得力を補強するためのものです
何も未来予測がテーマなどではないのです
マイノリティレポートとは未来技術の描写への立場は決定的に異なるのです

香港ぽい街並みのイメージ
旧式ぽいジェット旅客機機のシルエット
そこに意味はないのです
近未来であり、インターナショナルが進み
ハイテクノロジーとローテクが混在する21世紀というメッセージが伝わる事が重要なのです

いよいよ本作の世界は近づいて居ることは、誰の目にも明らかになってきました

このような世界をリードするクリエーティブを発揮する異才が日本のアニメ分野には集積していたということを本作は証明しています
エンドクレジットの大量のクリエーターの人名はその層の厚みを物語っています

逆にいえば実写の日本映画界にはこのような最先端の才能が集積しなかったということです
このような高い教養とイマジネーションを併せ持った人材を獲得し雇用維持できる業界としての魅力も、活躍する場も提供出来なかったということです

しかし、本作を超えていく作品はアニメにも、ましてや実写にも、四半世紀が経つにもかかわらず無いという現実は、彼らのクリエーティブティを発揮する為のビジネスとしての仕組みの不足、資金を供給する為の仕組みが、不足しているということを示しているのではないでしょうか?

彼らのクリエーティブティにそれが制約を与えているのではないでしょうか?
大変に勿体ないことです
クールジャパンに必要なことはこの制約を無くす事だと思います

そろそろ本作を踏み越えて更に先に、誰も観たことの無い映像、イマジネーションを観てみたいです
閉塞感漂うこの先にどのような地平が広がっているのか
そのパースペクティブを全世界に問う作品を観たいものです

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あき240

5.0ゴーストの在り処は

2018年9月12日
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テーマ曲、川井憲次の「謡」に合わせて描かれる貧民街のシーンや、印象的なセリフの掛け合いで問いかけてくる個とは何かというメッセージ性。
士郎正宗原作に比べてかなりクールに描かれる少佐も機械的な色気があってかなり良い。
ビジュアル・BGM含めて文句無しの傑作だと思います!

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ハンプティ

3.5ゴーストをハックする人形使いを探せ

2018年6月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

・オープニングで義体の生成過程が示される
・アジアのノミの市の美術が素晴らしく、作品の世界観の大部分を担っていた
・BGMだけが流れ、雨の降る街並みの描写や戦闘準備の様子が長尺で流れる
・9課VS6課(外務省?)、外部かと思いきや敵は内部にいる
・プロジェクト2501、人形使い計画
・容赦ない草薙素子の人体破壊描写にしびれる
・最後はデータの人形使いとひとつになった少女素子がバトーの元を離れるカットで幕
・ひとつの事件がひとつの時間軸で動くので分かりやすい内容だった
・電脳世界で会話したり情報捜査するのが当時としては新しかったのかな
・緑色のデジタルエフェクトがカッコいい、電脳空間にいくことを「タイブする」
・透明になる光学迷彩、指先が複数に分かれてキーボードをたたく、同じ顔のオペレーターなどのSF表現もくすぐられる

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mimiccu

3.595年に観てたら

2018年5月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もっと評価したかもしれない。目新しさや意外性を今観て感じないということは、現実がこの映画に追い付きつつあり、あまり差がなくなってきたということなのかもしれない。そう考えるとそれだけ先見性が高かったと言えるだろう。

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肉ネ~ム

3.5日記を読んでいるような

2017年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

評価:つまらない
、が地味でリアル。。

現実とは遠い架空の世界を垣間見ているような、気がする映画です。

ストーリーとか殆どありません、
ただ、特殊隊員の日常をそのまま切り取ってきたような映像です。

海外など自分が全く知らない場所に旅行に行くとワクワクしませんか?そんな気持ちが沸き起こってきます!

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カタログ君

2.0テンポが悪く、意味不明な場面も多い

採点=40/100

機械の体を持った主人公の女性警察官が悪を倒していく話。

内容は最悪。テンポが悪く、意味不明な場面も多い。途中で眠くなる。しかも物語自体がひどく、到底 楽しめるものでは ない。
映像が美しいのは認めるが、これは映像をぼーっと眺める映画では なく、ストーリー映画である。映像だけが きれいでも満足できない。
金をドブに捨てたい人以外は見るな。

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Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要です

2.5ツァラトゥストラ

2017年8月19日
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海面に上がる心地、山を下る心地。

匂いまで伝わる繊細な画面、象徴的且つ寄り添う音楽、キャラクターの仕草や動作、声優の上質な演技に大脳を掴まれた。

作中に直接的に引用されている「コリントの信徒への手紙(13章) 」は12節までだが、素子の言葉はその後の節まで示している。
ならば13章の終わりまで到達するとみて、間違いないだろう。
意訳すると、「人生の最期に残るもの。それは、信仰、希望、そして愛。一番大事なものは愛だ。」

ネットワーク社会をインドラの網と解く本作は、自己否定の祝福であり他者肯定への祈りである。

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たろっぺ

3.01995年製作か~

2017年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作は未読。それで米国実写を先に見ているというかなり特殊な状態での鑑賞。

いかにも押井守の好きそうな題材を当時としては先端の感覚で描いてるといった印象。込み入ったややこしい筋を会話のみで進行させ、ムードはハードボイルド。狙ったアジアンテイストとの融合も悪くない。

(実写化は意外とオリジナルに沿ってたのだなぁと。トータルでは酷い出来でしたが。ここ余談)
長さも含めて原石的な作品かと感じました。

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散歩男

4.0さすが!

2017年6月14日
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根本は単純なお話なのにセリフと倫理観と精神・ネットワーク世界が複雑に絡み合って重厚で味のある物語になっているのが最高でした。

さすが押井さんですね

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ハワイアン映画道の弟子

1.0あまりに退屈で寝てしまった

2017年5月21日
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鑑賞方法:VOD

おそらく2回観てるけど2回とも途中で寝落ちした。
あまりにも展開が遅く、何やら早口でぼそぼそとしたセリフがいけない。
キャラはそれぞれ個性が有るのかもしれないけど、貴重な時間を割いてまで観るべき映画とは思えない。

もとい
2021年10月に再挑戦

最後まで見れた
今見るとなかなかの出来
星3つで

さあ、次みよう

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つかちん

5.0映画『マトリックス』にも影響を与えたアニメ映画の良作

2017年5月9日
PCから投稿

士郎正宗氏による漫画が、監督・押井守氏の手によってアニメ映画化されました。その内容は何とも表現しがたい部分もあるのですが、興味深いの意味でおもしろさを感じました。
『マトリックス』の監督にも影響を与えたとかで有名です。

本作に続く話として、劇場版の「イノセンス」があります。
他にも話は別物になりますが、TVアニメ版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」、またそれに続く2作品があります。

ただ、私にとって攻殻機動隊と言えば、まず最初に本作が頭に浮かびます。それほど本作は印象深い良い作品だったのだと思います。

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ちあき

4.5高1の時の生物の教師が 初っ端から「生物とは何か?」という質問をし...

2017年4月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

高1の時の生物の教師が 初っ端から「生物とは何か?」という質問をして 答えた生徒は片っ端から潰されるのだが 結局 その教師は答えは言わないままだった。その頃 まだこの話しは生まれてなかった この話しをその頃読んでたら もっと この質問に深く興味といい答が出たと思う まだあの教師はこの質問をしてるのだろうか?
大学に言って 医学部教授に同じ質問をしたら きっぱり「DNAだ」と言い切っていた 私は その答えの明確さに 全く釈然としなかったが生物学は既に実験観察から情報学にシフトしていた。その頃 この原作が生まれている。「情報も記録も幻に過ぎない」では この私 生物は存在しているのか 存在していると思っているだけなのか…タイトル 攻殻機動隊 から アクションものかと思いきや…
20年前の作品とは思えないのか 世界が近づいて来たのか

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U-TA

4.5SFアニメの金字塔

2017年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

今春ハリウッド実写版が公開されるので,オリジナルを久しぶりに鑑賞。22年前の作品だが,その世界観は今なお斬新で古臭さは微塵も感じられない。驚異的な名作であることを再認識した。

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たろ☆

4.020151026 オリジナル版の方がいい!

2015年10月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

リメイク版の2.0を先に観たけど、オリジナル版も観たくなり今回観てみました。正直、多少の古さは感じるものの、変にCGが入らないで構成された1995年版の方が個人的には好き。90年代半ばにこんなにクオリティの高いSFアニメ映画があったなんて驚きです。脚本・演出どちらも好みの作品です。

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NANA

4.0今観ても新しく思えるアニメーション!

2015年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

難しい

内容は難しいのですが、とにかくアニメーション技術がすごい!リアル感に圧倒される事間違いなし!これが95年の作品だとは信じられないくらいで、今のアニメ作品の映像にも全く引けをとらない出来です!

本編時間が80分と短いので、すぐに終わってしまうのですが、内容理解と作品の世界感、そしてなにより、あのアニメーションにまた浸りたいと思い、すぐに見返しまいました。

一時アニメの長編映画を多く観ていたのですが、その中でも一番印象に残っている作品です。おすすめです!

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つぶろん

3.5朧と不安

2015年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

漫画は昔から持っていて、よく読んでいたんですけど、映画で観たのは今回が初めてでした。これが一時代を作り、その後の作品に影響を与え続けているというのは、すごく納得できる出来でしたね。
なにせ醸し出す不安感が半端ないです。音楽もそうだし、頭上に覆いかぶさるようなジェット機の影もそうですけど、情報社会の自由さに相対するような圧迫感が常に映画の中にあります。この雰囲気は、確かに魅了されますね。
記憶という朧でしか自分を自分たらしむことのできない私たちの不安がテーマです。最後の素子に希望を見るのか、はたまた無限の閉塞感を見るのか、その辺は今後、自分の感じたものを探っていきたいと思います。自分の中にダイブだっ!

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チャーリー