GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価
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テンポが悪く、意味不明な場面も多い
採点=40/100
機械の体を持った主人公の女性警察官が悪を倒していく話。
内容は最悪。テンポが悪く、意味不明な場面も多い。途中で眠くなる。しかも物語自体がひどく、到底 楽しめるものでは ない。
映像が美しいのは認めるが、これは映像をぼーっと眺める映画では なく、ストーリー映画である。映像だけが きれいでも満足できない。
金をドブに捨てたい人以外は見るな。
ツァラトゥストラ
あまりに退屈で寝てしまった
映画『マトリックス』にも影響を与えたアニメ映画の良作
高1の時の生物の教師が 初っ端から「生物とは何か?」という質問をし...
高1の時の生物の教師が 初っ端から「生物とは何か?」という質問をして 答えた生徒は片っ端から潰されるのだが 結局 その教師は答えは言わないままだった。その頃 まだこの話しは生まれてなかった この話しをその頃読んでたら もっと この質問に深く興味といい答が出たと思う まだあの教師はこの質問をしてるのだろうか?
大学に言って 医学部教授に同じ質問をしたら きっぱり「DNAだ」と言い切っていた 私は その答えの明確さに 全く釈然としなかったが生物学は既に実験観察から情報学にシフトしていた。その頃 この原作が生まれている。「情報も記録も幻に過ぎない」では この私 生物は存在しているのか 存在していると思っているだけなのか…タイトル 攻殻機動隊 から アクションものかと思いきや…
20年前の作品とは思えないのか 世界が近づいて来たのか
個
ハリウッドリメイクを見た後、興味が湧き鑑賞。
…思ってたよりはわかりやすい。
そして、22年前っていう年月を感じさせない。
2017年の今でさえ、十分面白くて、最後まで観ていられる。
なんというか、個体としての定義をハリウッド版は過去に求め、オリジナル版は進化とか…未来、ではないな、今に求めたような印象。
比較と対比に依存せず、今、確立しここから進化しかしない自我を受け入れろ、と。
結末が180度違ってた。
まあ…小難しい話には間違いない。
作中にある先先端の技術、光学迷彩や、擬態化、公安何某かとかの設定が撒き餌の如く思えた。デコレーションは変わっても、物語の本質はそうそう変わるものではないのだなあと、改めて感じた。
それは偏に、人が人を描くという創作が飽和しているのかもしれないし、結局は帰結するのかもしれない。
これもまた、小難しい話である。
納得力がある作画
人、機械、建物、映像全体から存在感が物凄く伝わってきます。
リアルな表現とはまた別の、「こういう社会が本当にある!」と納得させられてしまう視覚表現でした。
原作も観ましたが、別々の話を、外務省の政治的な都合を軸にして1本の話にまとめてたのは見事です。
押井監督っぽい哲学的な話がメインとなっていましたね。
作画、内容、メッセージ性と、全てがほぼ完璧な作品です。
20151026 オリジナル版の方がいい!
リメイク版の2.0を先に観たけど、オリジナル版も観たくなり今回観てみました。正直、多少の古さは感じるものの、変にCGが入らないで構成された1995年版の方が個人的には好き。90年代半ばにこんなにクオリティの高いSFアニメ映画があったなんて驚きです。脚本・演出どちらも好みの作品です。
初めて見たときは衝撃だった
10年前に一度見ていたけど、つい最近また視聴。
すごい、10年経ってるのに全然古くなってないし、
むしろ時代がついてきている…!?
マトリックスがはやった時代に攻殻機動隊が多大な影響を与えた、と話題になっていましたね。
攻殻シリーズはその後映画、今もテレビシリーズでずっと続いているようだけど、
私にとっては申し訳ないですが後は惰性でもうこれが全てです!!
バトーさんのイノセントとかも見ましたが、あー…見なきゃよかったー…ってなってしまいました。
内容についてはあまり触れませんが、
ストーリーの中盤で素子とバトーが真っ暗な海上
の船で聞いた言葉が好きですね。
なんかこの作品を表してるような気がします。
あと昔の香港のようなゴチャゴチャした町並みのシーンは強烈。
音楽と映像がずっと頭から離れない。
あのシーンの意味って正直ないけど、ずっと記憶に残っています。
音楽がすごく好きなので調べたら、今の大河「花燃ゆ」の音楽作ってる方でした。
花燃ゆのOPすごくいいですよね。
繰り返し繰り返しみても飽きない作品です。
今観ても新しく思えるアニメーション!
朧と不安
漫画は昔から持っていて、よく読んでいたんですけど、映画で観たのは今回が初めてでした。これが一時代を作り、その後の作品に影響を与え続けているというのは、すごく納得できる出来でしたね。
なにせ醸し出す不安感が半端ないです。音楽もそうだし、頭上に覆いかぶさるようなジェット機の影もそうですけど、情報社会の自由さに相対するような圧迫感が常に映画の中にあります。この雰囲気は、確かに魅了されますね。
記憶という朧でしか自分を自分たらしむことのできない私たちの不安がテーマです。最後の素子に希望を見るのか、はたまた無限の閉塞感を見るのか、その辺は今後、自分の感じたものを探っていきたいと思います。自分の中にダイブだっ!
かっこいい!
結局人形遣いはデータ的な存在でしかないのに、草薙と融合など本当にできるのだろうか。融合したからと言って思い通りに子孫を残したりできるのかすごく疑問だった。もしかしたら説明があったかもしれないのだが、難しすぎて理解できなかったのかもしれない。最期、バトーの元から出て行ってしまう。ネットの世界は広大だというなら別にバトーの家で接続しててもいいんじゃないかな。車も好きなの選んでいいと言われてうらやましい。
これまで何度か見て、その度に理解できたようなできないような、でもかっこいいからいいや!などと思っていたのだが、場面として出てこない対象を会話でやりとりしているのは、頭に入って来なくて、しかも面倒な内容なのですごく眠くなる。今回も途中2回眠気で中断した。
未来のガジェットや戦闘場面などはたまらない。またそのうち見返すだろう。時々ものすごく見たくなるんだよな。
(追記)2021.12.01
そもそも士郎正宗の漫画が苦手で公開当時スルーしてしまったのをレンタルビデオで初めて見たときに大後悔した。Tジョイ長岡で初めての劇場鑑賞。素晴らしかった。
何回見ても話しを忘れてしまい新鮮な気持ちで見れる。草薙がやたらと裸になる。手袋していてもボディは裸だったり、どんな意味があるのだ?見せたいのか。
続けて『イノセンス』を見たい。というか続けて見ないと意味が分からなくなる。『ロボコップ』と『ブレードランナー』にも共通するテーマ性があり、合わせて見ると心にすごく沁みる。
祝!ハリウッド映画化
この作品が後の映画界に多大な影響を与えていることを知っていたためか、マトリックスが好きなためか、見る前の期待値は高かった。
先に結論を言ってしまうなら
見終わった後すぐに、面白い!と大声で叫べるかと言われれば微妙。だが、一概につまらないとも決して言えない。何かどんよりとした、重たい何かがのし掛かってくるような後味であることは確かである。
しっかり見ていても全てを理解し把握することは出来ないような重層で複雑な設定が存在する。だがこの手映画の伝えようとすることは割と一貫していて、複雑で機械的なものに覆われた世界で、今一度超自然的な存在である人間というものを見つめ直す。というものだ。それは今作も同じだった。
人間という存在は、身体という箱から解放され入れ物を無くしても、また別の何かに置き換えられても、人間で有り続けることが出来るのか。といった感じだろう。
このメッセージをユニークで新しいな形で提示するための、難しい暗号のような世界設定なのであろう。
この作品を楽しむ上で、細かい記号はさほど大切ではない。それよりも上で言ったように、奥の奥の方に存在する、超自然的で普遍的なテーマを読み取ることが大事なのだろうと感じた。
単純な活劇ではなく、科学に基づく世界観
総合:95点
ストーリー: 100
キャスト: 85
演出: 95
ビジュアル: 90
音楽: 95
日本製映像作品としてはじめてアメリカのビルボードチャート1位を獲得し、「マトリックス」をはじめとして世界中に影響を与えた作品。非常に先進的な世界観を、ただの夢想だけではなく理論的に考察して作り上げている。単純な活劇映画ではない。
まず冒頭の音楽がいい。映像もいい。活劇もいい。監督の押井守は過去の作品の映画「うる星やつら」の原作を無視したはちゃむちゃぶりで少々幻滅していたのだが、ここではかなりかっこいい活劇や風景を詰め込んだ作品を作り上げた。
ただし感情表現豊かで人間らしい登場人物であふれていた原作と異なり、登場人物はにこりともせず感情を押し殺した人たちばかりになり、人というよりもロボットのよう。人の機械化といテーマを意識しすぎてやりすぎているように感じる。
それからなぜか日本に中国人街のスラムが登場するが、最初のほうでその上を飛ぶ旅客機の影が未来のものではなく現在の普通の旅客機(多分ボーイング747)そのまま。空を飛ぶ先進的な未来の技術と、その下にある昔ながらの貧困の生活を対照的に描いている場面である。しかし未来の話で設定をしているはずなのに旧式のままの旅客機が登場して、ここがすごく違和感があって目立ってしまって気になった。細かい点ですが、他の設定がいいだけに残念。
原作の士郎正宗はかなりのマニアックで難解な物語と設定ぶりで知られているが、本作はまだわかりやすいほう。しかしそれでも本作は比較的原作に忠実なため、やや難解に感じる人はいるだろう。殆どの人々がまだインターネットという言葉すら知らない1980年代に連載が始まったものでありながら、ネット社会の到来を予知してネット犯罪・ネットテロについて取り上げている。そればかりかネットが人々の生活や社会に与える影響についても考察され、哲学的・生物学的なことにまで踏み込んでいる。
物語は日々犯罪者に直面していく中で物語は複雑に絡み合い、ただの犯罪者の除去という段階をはるかに越えた物となる。主人公たちが追いかける天才テロリストの正体と、彼の行動と目的には驚かされる。最後の禅問答か哲学的思索のようなやり取りには、生物とは何か・我々はどう進化するのかといったことまで考えさせられる。子供にはこの物語は理解が出来ないであろう。
かつてフランスの小説家ジュール・ベルヌは100年も前に人工衛星・テレビ・ファックスの登場を予測したが、士郎正宗もまた漫画に科学を持ち込みネット社会を予測し、将来の人類について問題を投げかけた。
すごい
簡単に言うと、電脳化された社会で起こる様々な犯罪に立ち向かう、公安9課の活躍を描いた作品です。一応劇場公開のときも見ましたが、難しすぎて、後でさっぱり内容が思い出せませんでした。その後DVDを見ましたが、本当に濃厚なSF作品ですね。
こういう作品を生み出す作者の頭の中というのは、いったいどうなっているのでしょうね。まず近未来の電脳化された世界を創造し、そこでの人々の生活を描き出す。次にその世界で起こりうる事件やそれに対する対抗手段を考え出す。さらに、そこに関わる人間達の心理状態にも踏み込んだドラマに仕上げる。世界を丸ごとひとつ作り出しているようなものです。すごい!
ところで、こういう作品を演じている声優さん。難解な台詞が非常に多いのですが、みなさんちゃんと理解されているのでしょうかね??みんながみんな、SFマニアってこともないと思うのですが…。
評価は、やはり内容が難しいということで1点減点させていただきました。
2004年11月13日
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