劇場公開日 2021年9月17日

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価

全75件中、41~60件目を表示

4.5士郎政宗作品、数少ない映像化成功例

2021年9月14日
iPhoneアプリから投稿

興奮

知的

幸せ

機動警察パトレイバーで長い雌伏を終え、ようやく日の目を見た押井守監督の代表作。
カルト的人気のSFマンガ家・士郎政宗ファンが見たかった、細かなSFギミック、銃器考証や戦術の正確さ、ふんだんにデジタルを用いて作画した光学迷彩、そしてヒトの魂が変容する電脳世界を、やっと映像化できたのがこの攻殻機動隊です。
残念ながら一部重要なアイテムが出てきません。
ですがそちらはテレビアニメ版で登場していますのでご安心を。
そう、誰もが欲しがる兵器兼ペット、自律思考式戦車のフチコマ(タチコマ)です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
かせさん

3.5ここから入るのか、周辺から入るのか

2021年8月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

95年とは思えない格好良さ。既視感があるが、それがここから生まれるものであり、ここから入りたかったという率直な想い。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
WALLE

2.0当時、難解なテーマで消化不良でした

2021年4月16日
PCから投稿

「ブレードランナー」や「AKIRA」などの世界観を踏襲し、より推し進めた形で未来を描いたアニメ。

劇場版の「パトレイバー」に感動し、期待して観たのですが、肝心のストーリーが難解で、私にはまったく響きませんでした。
今やスマホやウェアラブル端末で実現した技術を、予言したかのような作品。

多くの海外のクリエイターに影響を与えた作品のようですが、好きではありません。

2016.5.25

コメントする (0件)
共感した! 2件)
うそつきカモメ

3.0終盤のモタつきが悔やまれる

2020年12月27日
iPhoneアプリから投稿

丸腰落下から義体再生迄は映画史に残るタイトルバック。

だから広げた風呂敷を畳めない終盤のモタつきが悔やまれる。

終盤こそ尻上がりにシャープな大傑作エクスマキナ誕生には本作から四半世紀を要する。

また観るが。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
きねまっきい

4.0一人の人間として生きるとき、その時感じる世間の冷たさや静けさ

2020年8月11日
PCから投稿

本作は予告編や、前情報のみを頭に入れ作品をイメージすると
ハイレグ女性刑事がサイバーパンクの世界をベースに
ハイテク技術を使い、ドンパチやっていることがメインのアニメーションという印象を受けるかと思います。

しかしながら実際鑑賞してみると、その世界は
とても冷たく、静かな世界観でストーリーは進みます。

それは、サイバーパンクの世界観を用いた刑事物というよりは
サイボーグ化され、ネットワークで情報を共有できても
アイデンティティは各個人が持ち、他者とは簡単に意識は分かち合えない、
人間は個別であるということを再認識させるような、
哲学的な内容を感じさせてくれる作品です。

もちろん、マトリックス等のハリウッドアクションに影響を与えている
アクションシーンもとても良いのですが、
私としてはこの映画が持つ、とても冷たい、とても静かな世界観から感じられる
『人間関係とは何か』、みたいなところが好きです。

このような視点で見ていただくと、より一層楽しめるのではないかなと思います。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
saku_tune

4.0素晴らしい作品だとは思うけど・・・

2020年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

脳の電脳化、身体のサイボーク化が当たり前になった未来。「人形使い」と呼ばれる凄腕ハッカーを、刑事である主人公が追う物語。

押井守の名前を世に知らしめた作品です。
映像の精緻さ、パトレーバーから引き続きの小倉氏が描いた街並み。そして「サイボーク化された人間」という設定と「アニメ」という表現方法により、魅力が最大化されたアクション。流石の一言です。
ただ、この映画は草薙元子の自我を求めるお話なのでしょう。「電脳化された知能」に対する不信。自我に対する不安。それに悩み、解消しようとした草薙の物語です。
それはそれで素晴らしいテーマですが、上映時間80分では表現仕切れないもののように感じました。
TVのように12話をかけてじっくりとストーリーを作らないと、この映画の結末は唐突感を感じざるを得ません。

押井監督は大好きな監督さんですが、「毒気が強すぎて制御し難い監督」と言う印象が強くあります。そしてこの作品は、以前の作品と比較して、押井色がストレートに押し出された作品のように感じます。
個人的な好みの話で恐縮ですが、私には「あたる達友引高校の面々」や「遊馬達第二小隊の面々」が程よく毒気を中和した、ビューティフルドリーマーやパトレーバーの方が、より良い作品だと感じています。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
よし

4.0初日初回 東銀座東劇にて

2020年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作既読。当時買ったパンフレットやテレフォンカード(!)をまだ持ってます。
押井守氏が映画化するということで期待半分で正直不安も半分でしたが、コメディ要素をほぼ廃したゴリゴリハード路線エロスなしで、原作のエピソードを改変しつつ再構成したストイックで硬派な仕上がりは、原作とは違うアプローチながらも別の高みに到達していたように思います。
不満があるとすればフチコマの不在ですが、そうすると後年のテレビアニメ版くらいのボリュームがないと消化不良になったような気もするので致し方ないところでしょうか。
ボイスキャストは個人的にはこれ以外あり得ません(特に田中、大塚、山寺の御三方)。

公開当時は海外でここまで人気が出るとは思いませんでしたが、今はアニメーション映画のマスターピースという認識です。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
なお

3.5AIが発達している現代に観るべきテーマ

2020年5月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

まるで2001年宇宙の旅を観ている気分になる。
映像や世界観に圧倒されながらも頭の中で霧がかかったかのように???って感じ。
ロボットが発達し過ぎて区別が難しく逆に人間が珍しい時代。脳や自我は人間だけど体はロボット。果たしてその存在は人間かロボットか。これは一生答えが見つからない問題だ。

アニメだからと舐めて観てはいけない。
映像や音楽は独創性の塊。テーマはサスペンス要素をいれつつも哲学的テーマを扱っている。
3回観てやっとスタートラインというところか。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Pegasus

3.0イノセンスの次に見た!

2020年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 これが押井守ワールドか。アニメのSF大作は久しぶりに観てみたのだが、これほどまでに哲学的になっているとは思わなかった。電脳、ゴースト、防壁、義体、サイボーグ、アンドロイド、これらの言葉を事前に覚えておかなければ途中で置いてけぼりになってしまいます。

 この作品は『イノセンス』の前作という位置で見るのが正解。ストーリーは続編を予感させるように中途半端に終っている。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
kossy

5.0未だに世界の最前線、最先端にあります

2019年11月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

山ほどあるブレードランナーチルドレンの中で、本作こそブレードランナーのテーマに対して真正面から回答をしてみせた正統なる後継作品です

実存とはなにか?
人とは何か?
魂とはなにか?
記憶とは何か?
意識とは何か?
有機ベースとシリコンベースに意識の差異は存在するのか?
生命とは何か?
死とは何か?

本作を見ればマトリックスが如何にうわべだけの理解に過ぎないのかを思い知らされます

正統なる続編のブレードランナー2049も本作で提起された考えを拝借して展開しただけのものでしかないとよく分かります

本作公開から四半世紀が経とうというのに、未だに本作が到達した地点を踏み越えていく作品はありません

如何に革新的であったのか
ブレードランナーはフィリップ・K・ディックの原作が提起したテーマを見事に映像として展開しました
本作はその問題提起に対して、より深くより突き詰めて考察を先に進めています

本作のテーマはそこにあるのです
それこそが本作の価値であり意義なのです
近未来のリアリティなどはその考察の説得力を補強するためのものです
何も未来予測がテーマなどではないのです
マイノリティレポートとは未来技術の描写への立場は決定的に異なるのです

香港ぽい街並みのイメージ
旧式ぽいジェット旅客機機のシルエット
そこに意味はないのです
近未来であり、インターナショナルが進み
ハイテクノロジーとローテクが混在する21世紀というメッセージが伝わる事が重要なのです

いよいよ本作の世界は近づいて居ることは、誰の目にも明らかになってきました

このような世界をリードするクリエーティブを発揮する異才が日本のアニメ分野には集積していたということを本作は証明しています
エンドクレジットの大量のクリエーターの人名はその層の厚みを物語っています

逆にいえば実写の日本映画界にはこのような最先端の才能が集積しなかったということです
このような高い教養とイマジネーションを併せ持った人材を獲得し雇用維持できる業界としての魅力も、活躍する場も提供出来なかったということです

しかし、本作を超えていく作品はアニメにも、ましてや実写にも、四半世紀が経つにもかかわらず無いという現実は、彼らのクリエーティブティを発揮する為のビジネスとしての仕組みの不足、資金を供給する為の仕組みが、不足しているということを示しているのではないでしょうか?

彼らのクリエーティブティにそれが制約を与えているのではないでしょうか?
大変に勿体ないことです
クールジャパンに必要なことはこの制約を無くす事だと思います

そろそろ本作を踏み越えて更に先に、誰も観たことの無い映像、イマジネーションを観てみたいです
閉塞感漂うこの先にどのような地平が広がっているのか
そのパースペクティブを全世界に問う作品を観たいものです

コメントする (0件)
共感した! 7件)
あき240

4.0電子の海 魂の在り処 自分という存在

2019年7月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波

興奮

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 14件)
しゅうへい

5.0ゴーストの在り処は

2018年9月12日
iPhoneアプリから投稿

テーマ曲、川井憲次の「謡」に合わせて描かれる貧民街のシーンや、印象的なセリフの掛け合いで問いかけてくる個とは何かというメッセージ性。
士郎正宗原作に比べてかなりクールに描かれる少佐も機械的な色気があってかなり良い。
ビジュアル・BGM含めて文句無しの傑作だと思います!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ハンプティ

3.5ゴーストをハックする人形使いを探せ

2018年6月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

・オープニングで義体の生成過程が示される
・アジアのノミの市の美術が素晴らしく、作品の世界観の大部分を担っていた
・BGMだけが流れ、雨の降る街並みの描写や戦闘準備の様子が長尺で流れる
・9課VS6課(外務省?)、外部かと思いきや敵は内部にいる
・プロジェクト2501、人形使い計画
・容赦ない草薙素子の人体破壊描写にしびれる
・最後はデータの人形使いとひとつになった少女素子がバトーの元を離れるカットで幕
・ひとつの事件がひとつの時間軸で動くので分かりやすい内容だった
・電脳世界で会話したり情報捜査するのが当時としては新しかったのかな
・緑色のデジタルエフェクトがカッコいい、電脳空間にいくことを「タイブする」
・透明になる光学迷彩、指先が複数に分かれてキーボードをたたく、同じ顔のオペレーターなどのSF表現もくすぐられる

コメントする (0件)
共感した! 2件)
mimiccu

3.595年に観てたら

2018年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

もっと評価したかもしれない。目新しさや意外性を今観て感じないということは、現実がこの映画に追い付きつつあり、あまり差がなくなってきたということなのかもしれない。そう考えるとそれだけ先見性が高かったと言えるだろう。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
肉ネ~ム

3.5日記を読んでいるような

2017年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

評価:つまらない
、が地味でリアル。。

現実とは遠い架空の世界を垣間見ているような、気がする映画です。

ストーリーとか殆どありません、
ただ、特殊隊員の日常をそのまま切り取ってきたような映像です。

海外など自分が全く知らない場所に旅行に行くとワクワクしませんか?そんな気持ちが沸き起こってきます!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カタログ君

2.0テンポが悪く、意味不明な場面も多い

採点=40/100

機械の体を持った主人公の女性警察官が悪を倒していく話。

内容は最悪。テンポが悪く、意味不明な場面も多い。途中で眠くなる。しかも物語自体がひどく、到底 楽しめるものでは ない。
映像が美しいのは認めるが、これは映像をぼーっと眺める映画では なく、ストーリー映画である。映像だけが きれいでも満足できない。
金をドブに捨てたい人以外は見るな。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Check-inや、レビュー投稿には、ニックネームが必要です

2.5ツァラトゥストラ

2017年8月19日
iPhoneアプリから投稿

海面に上がる心地、山を下る心地。

匂いまで伝わる繊細な画面、象徴的且つ寄り添う音楽、キャラクターの仕草や動作、声優の上質な演技に大脳を掴まれた。

作中に直接的に引用されている「コリントの信徒への手紙(13章) 」は12節までだが、素子の言葉はその後の節まで示している。
ならば13章の終わりまで到達するとみて、間違いないだろう。
意訳すると、「人生の最期に残るもの。それは、信仰、希望、そして愛。一番大事なものは愛だ。」

ネットワーク社会をインドラの網と解く本作は、自己否定の祝福であり他者肯定への祈りである。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たろっぺ

3.01995年製作か~

2017年7月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

原作は未読。それで米国実写を先に見ているというかなり特殊な状態での鑑賞。

いかにも押井守の好きそうな題材を当時としては先端の感覚で描いてるといった印象。込み入ったややこしい筋を会話のみで進行させ、ムードはハードボイルド。狙ったアジアンテイストとの融合も悪くない。

(実写化は意外とオリジナルに沿ってたのだなぁと。トータルでは酷い出来でしたが。ここ余談)
長さも含めて原石的な作品かと感じました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
散歩男

4.0さすが!

2017年6月14日
PCから投稿

根本は単純なお話なのにセリフと倫理観と精神・ネットワーク世界が複雑に絡み合って重厚で味のある物語になっているのが最高でした。

さすが押井さんですね

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ハワイアン映画道の弟子

1.0あまりに退屈で寝てしまった

2017年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

おそらく2回観てるけど2回とも途中で寝落ちした。
あまりにも展開が遅く、何やら早口でぼそぼそとしたセリフがいけない。
キャラはそれぞれ個性が有るのかもしれないけど、貴重な時間を割いてまで観るべき映画とは思えない。

もとい
2021年10月に再挑戦

最後まで見れた
今見るとなかなかの出来
星3つで

さあ、次みよう

コメントする (0件)
共感した! 2件)
つかちん