GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のレビュー・感想・評価
全108件中、21~40件目を表示
難しい、でも何か凄かった。
・下調べを何もせずに初めて観た。主人公が女性で派手なアクションの映画だと思いこんでいた。しかし、人間の存在意義、価値、人間ってどうして人間っていえるの?って難しい話題が中心だった。次々と理解が追い付かないまま事件が起きていた。何となく理解した気でいるけれど、答えのない問いをなげかけられて終わった。設定上、どんなキャラクターかっていうのを過去の姿を使って描くことが無意味っていうのがあるんだと思った。
・ゴーストと旧家?などの単語が下調べをしなかったせいで何となくの理解で、前提として調べておいた方がいいと思った。ゴーストは実証できない過去の記憶とかなのかな。旧家は支配している組織なのかな。観終えた後も調べてないっていう。
・ディストピアに暮らす人たちは純粋な人たちなのか、ほぼサイボーグなのかがよくわからなかった。しかし全員がもしも電脳だったら、人類は平等になるんじゃないかと思った。年齢を重ねると経験が重要視される。その経験を完全に共有できるなら個性はなくなるけど、誰も困らない気がした。しかし、考えている事も筒抜けになってしまうし不自由な感じもする。誤解もなくなる。と、書きながら別に紛争がなくなるってわけでもない気がしてきた。
・95年ということはフルで手書きのセル画だと思う。複雑な描写すべてOPから非常に美しかった。
・思春期に観てたらかなり影響を受けたんじゃないかなぁって思った。
バイアスがかかりまくる
この監督、この漫画、このアニメに全く関わって来なかった者の感想。
今回は田中敦子さんの声を聴きたい一心で鑑賞することに。
一応、少し知識を入れてから観ようと鑑賞2時間前に原作者のインタビュー記事を読んだが、慣れ親しんだ洋画のタイトルは一切出て来ず、999が出てきてちょっと意外だった。
ストーリーは、難解というよりはわかりずらい。
個々の経験(過去)が不明なので行動・発言に繋がる『種』をベースに紐解けない。
(色々派生があるのを鑑賞後知る)
ブレードランナーが映画最高値の当方としては、あの強力わかもとを連想させるシーンで口角が上がる。頭の中では琵琶が鳴っていた。
他に思い浮かんだのはロボコップ・ターミネーター辺り。
【追記】>現在、YouTubeで限定公開中の攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXの とある回で、ブレードランナーの作中とうり二つの写真解析機が出てきたので、これは確信犯ですな。セリフも「(数字)から(数字)」も同じ。<
蛇足として。
乳首のズームがやたら多かったが、あれは生殖機能的に必要な身体だからなのだろうか。
そうでないなら描く必要は無いのでは?不要な性別的特徴描写はうんざりする。
草薙素子は妊娠可能なレプリカントなのか?
多分、今まで映画館で鑑賞した中でトップに入るくらいに静かだった。
咳払いひとつすら無かった。席の軋み音も無く、服の擦れ音も無かった。
ファンの方のマナーの良さは作品への愛情の深さだと思う。
初公開から30年経った現在ではAI生成、義体も生活の一部となっており、監督の鋭い見識にただただ脱帽です。
押井守監督の傑作『イノセンス』(2004)の公開20周年を記念して4Kリマスター版が2月28日から『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995)4Kリマスター版と同時で2週間限定劇場初公開。
『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995/85分)
劇場公開からもう30年、月日が経つのは本当に早いですね。
監督・押井守氏×脚本・伊藤和典氏のコンビは『うる星やつら』『機動警察パトレイバー』で心酔していたのでもちろん公開当時劇場に足を運びました。
『機動警察パトレイバー the Movie』(1989)でもまだ一般的ではないOS(オペレーティングシステム)がウイルス感染するサイバーテロ事件を描く、時代を先取りした題材でしたが、本作でも人間の電脳化や義体、それら進歩に伴うハッキングなどの事件が題材、時代の三歩先ぐらいを描き、私も何とか理解しようと背伸びしながら悪戦苦闘していましたね。
確かに作品のクオリティもですが、テーマの先見性に世界は絶賛、その後の『マトリックス』(1999)や『A.I.』(2001)にも少なからず影響を与えたと思います。
初公開から30年経った現在ではAI生成、義体も生活の一部となっており、監督の鋭い見識にただただ脱帽です。
すでに今では消えつつある香港のネオンサインで彩られた近未来の世界観や、民族音楽やガムランを重視した川井憲次氏の音楽も秀逸。
個人的には『機動警察パトレイバー the Movie』のサイバーテロや、『ブレードランナー』(1982)で描かれた製造から数年経つと感情が芽生えるレプリカント(人造人間)をさらに掘り下げた作品世界が好きですね。
日本のアニメ史上において海外に注目、評価される新次元を開いた記念碑的作品であることに間違いはありませんね。
なんという完成度のラブコメ
難しい
政府から人形使いを取り返し合体する話!
•前から見ようと思ってた作品が映画館で上映されていたので視聴!
•絵とbgmはめっちゃ好みだが、ストーリーが難解で退屈な時もあった。最初は政府に敵対する組織を倒す話だと思ったが、政府の機関ごとの争いだった、、
壮絶
優れたアニメ映画
ブレードランナーという映画やその原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などが影響にある作品らしいが30年前に現代や近未来を予見したような内容なでアニメに現代の方が近づいて来ていると思う。
興味深いのはこれらの技術が人間に実用化されたら寿命も飛躍的に伸びるだろうし身体の機能も格段に進歩するだろう。早くても数百年後だろうけど?
それとともに様々な問題や障害、社会問題や犯罪などが起きてくるだろう。
サイボーグ化された義体や脳とコンピューターがネットを介して繋がった電脳化などで未来社会は大変革が起きることだろう。やはりマスク見たいのが出てきて
経済で一部の富裕層が蹂躙してるのだろうか?
そいつらが義体化や電脳化で商品開発でも優位に立っているのかもしれない。貧富の差もさらに酷いかもしれないし戦争の道具としても使われる恐怖もある。
アニメの重要な概念ghostはケストラーの(機械の中の幽霊)に原作者の士郎正宗がインスピレーションを得たようでライルのデカルト批判が基になっているそうだ。
ghostとは
大事な決断や事前にかつその場でする最高の方法を本能的に判断する直観力をゴーストと呼び機械から独立した思考をする回路である。自我や無意織的表象などの概念で自分の本性で行動する察知する感覚や本能を持つらしい。
映画ではラストまでいろいろ考えさせてくれる楽しさがある哲学的なラブストーリーのアニメ。台詞も深い意味があるので何度観ても面白く観れそうだ。
テーマは、タイトルから甲殻の中に魂は宿るのか? 素子のように脳だけ...
非常に哲学的
人から勧められて読み始めた原作漫画「攻殻機動隊」。……わっかんねwwwちっともわっかんねwwww「よく分からんくて途中までしか読んでないー💦」と言うと「え?あれをちゃんと理解しようとしたの?うわーwww」……。うわーwじゃないよ!なんで勧めたんだよ!💢どうやら私がAKIRAだのBLAME!だのが好きって言ったから、似たような雰囲気を楽しんで♥ってことだったらしい…。
確かに雰囲気は楽しめました。でも、どうしても理解不能な情報が洪水の如く溢れ押し寄せてくるので頭がパンクしてしまいます。そこで、「アニメならどうだ?漫画で分からなかったことが分かるんじゃあないか?」と思い早速観ることに。ええ、悪足搔きをしたのです。
うん。わからんw光学……だめだ、もう思い出せないwwwでも世界観は凄い!漫画以上に分かりやすく、街並みの風景なんかは圧倒的です。ディストピア的でサイバーパンクで…このへんの言葉の意味も実はよくわかっていないwww
そして戦闘シーンで透明になったりするあれ!光学……うん!あれ!(笑)アニメではこう表現されるのか!と感心しました。漫画ではもう少しコミカルに描かれていたキャラクター達はかなりシリアスな雰囲気。声優さん達(超豪華!)の名演も作品の世界観にハマっていて素晴らしい。
本作の本題は、生命のアイデンティティとは?ということでしょうか。生命を生命たらしめるものとは?「個人」とは記憶によって形成されるものなのか?ありもしない記憶を埋め込まれた人間にとっての現実とは?非常に興味深い問いです。
私にはちょっと難し過ぎたかな…。電脳……義体……?ぼ、防壁…?……(?_?)それでも、難しい言葉に惑わされつつも、最高にクールな世界観を楽しめました。哲学的な問いもとても印象的。
漫画……やっぱり最後まで読みます(;´∀`)
アニメの常識を覆した一作
緻密に描き込まれた都市の風景、重厚感のあるアクション、そして何より「魂(ゴースト)」とは何かという根源的な問い。
これらを圧倒的なクオリティで映像化した、まさにアニメという表現方法の一つの到達点です。
今となってはなぜ公開直後に見に行ったのかよくわからない。10代前半で、ちょうどエヴァの初放送を見ている最中だったが、この作品に先に触れていたからこそ、エヴァのあの捻くれた内容にも耐性ができていたのかもしれない。
物語の全てを理解できたわけではないが、あの独特な雰囲気と映像美、そして「自分とは何か」という問いに、ただただ圧倒された記憶があります。
物語のエンターテイメント性よりも、哲学的な問いかけに重きを置いているため、人を選ぶ作品であることは間違いないですが、それが本作を唯一無二の存在にしています。
単なるアクションやSFという枠には到底収まらない、アニメの新たな可能性を示した傑作であり、この作品以降、本格的にアニメを見始めることになりました。
マトリックスへの影響大
マトリックス三部作が、最高の映画と思っている者なので、後頭部に線を繋ぐアイディア、ビルから垂直に落下する女性など、これこれって思って見た。今後、人体に様々なものを埋め込んだり、機器と合体させたりする時代が到来すると思われるので、刺激的なアニメだった。AIの発達も急速でシンギュラリティまで、あと数年ともいわれているからのストーリーか。
でも、自分は、人間の感情的な揺らぎやら、気分ってやつは、AIで如何に学習させるにしても、本物の人間との間には、かなりの隔たりがあるのではって思っている。
でも、なんで攻殻機動隊の草薙素子とか擬態は、女型なのかなって思った。(興味をそそるためなのか。)中性的な存在にするべきではと思うのだが。
テーマとして提示するものは大きいが、深堀りできていない感じが残った。
初めての鑑賞はIMAX
【士郎正宗のSF漫画『攻殻機動隊』のサイバーパンク的世界観を、押井守が独自解釈を織り込んで描いた作品。幻想的なメインテーマも作品に趣を与えている。30年前の作品とは思えない先鋭的SF作品でもある。】
ー 士郎正宗のSF漫画『攻殻機動隊』自体が近未来のサイバーパンク的世界観をハードSF的アイディアを融合させ、作り上げたモノであり、作品自体が難解であるが面白い。
漫画のコマの脇に細かく書かれた士郎正宗のコメントまで読むと、大変な事になるのである。-
・尚、スカーレット・ヨハンソン主演の「ゴースト・イン・ザ・シェル」は世間的評価は低いが私は好きな作品である。
<今作は、士郎正宗のサイバーパンク的世界観を、押井守が独自の解釈やアイディアを入れ込んで制作した作品である。
唯我独尊的拘りを持つ漫画家と、同じく唯我独尊的拘りを持つ映像作家が産み出した作品であり、その不可思議なるアジアンテイストが”ブレードランナー”ではないが、アメリカのSF好きに受け入れられた作品でもある。>
全108件中、21~40件目を表示












