けんか空手 極真拳のレビュー・感想・評価
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全然成長してねーじゃねぇか!
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なぜ面白い?
この男のトラブル抱えていているのか全然書かれてないのに全く飽きない。面白いエピソード列伝でどんどんぐいぐい引っ張っていく。多少辻褄が合わなかろうと話が飛んでようと無理があろうと何だろうとぐんぐんぐんぐん話が進んでいてしまう。まああえて言うなら話のカラーに千葉真一がはまりまくっていて.それで引き込まれた。
とにかく鈴木博文という映画監督は真面目に映画作っているのが馬鹿馬鹿しくなるぐらいやっつけでどんどんどんどん作りまくってしまっている。そしてそこそこアベレージが高いという世界的にもまれにみる超天才である。
この作品の特筆すべき点は冒頭部分であろう。
なにしろヒーローがヒロインをレイプしてしまうのだから。ぶったまげた。主人公がそんなことしたら、主人公ではなくて悪役になってしまう。なぜここでこんなことをしたのか?理解できない。これはやはり、戦後の混沌とした状態を描くのにそれが最適だったからそうしたのであろうか。・・ということにしておこう。そしてその後、ヒロインとどのようなプロセスをへて恋人になっていくのか?そこのところを楽しみに見ていたら。次のヒロイン登場シーンで唖然とした。なんと、いきなりもう既に彼女になっているのだ!何だそれは!これで映画が出来てしまうというその独特のセンス。さらには空手で心の修行をし、弟子まで育てたというのに全然、精神が成長していない!なんだそりゃ!
・・・これは天才でなければできない映画だ。
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懐かしい「空手バカ一代」
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