「隠したい性癖」月光の囁き kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
隠したい性癖
付き合い始めて最初のベッドイン。紗月が痛がったために未遂(ちょっとだけ挿入か?)で終わったが、帰り際、紗月がトイレにはいったとき小便の音を録音してしまった。その後、テープを紗月に見つかり、「変態!」と言い残して彼女は帰って行った。拓也の異常な性癖を知った紗月は、彼女に好意を寄せる剣道部の先輩・植松と当てつけのようにつきあうが、それはかえって拓也を喜ばせる結果となった。紗月の犬になりたいと言うマゾヒストの拓也に、紗月のサディスティックな一面が開花してしまう。
植松とのデートを見守らせたり、挙句の果ては、押入れに拓也を潜ませて2人のセックスを見せつけるという行為にまで発展する。じっとこらえてさえいれば、絶交は免れる。そんな一途な想いで“犬”としての関係に甘んじる拓也であった。そして、紗月は一人で温泉へと出向き、そこへ植松と拓也を呼びつける。滝壺に落ちて死にたいと思ったけど、なんでそんなことせなあかんの?「お前が死ね」・・・喜んで死ににいった拓也・・・結局は大怪我で終わったが、これじゃR15になる理由もわかる。
最後は爽やかにSとMの関係・・・というより純愛か?独占欲もないし、痛みも感じない拓也。女のほうはそれが原因でSになったという心理。しかし、高校生という異常な設定と、“死”に対する描写が納得いかない。
失礼します
貴殿が観賞されてもう何年も経っていると思われますので、返信はご無理なさらずにお願いします
今作の原作を読んだのですが、そちらの方が合点がいく筋書きになっております というか、これは映画化は難しいのかなと読んで思いました 今の時代ならば配信サービス辺りが何話かに分けて描けばもっと深みが物語になるのではないかと思いました
それ程この物語は示唆に富んでいて、そもそも性癖にのみフォーカスしたストーリーではなく、もっと2人の間の関係性の深さ(最終的には説明出来ないところ迄)を描写しないと、この話は成立しないのかなと、原作を読んで思いました
拙文、大変失礼しました
masamiさん、いつもありがとうございます。
塩田監督ですので、とりあえず観ておこうと思った次第。
有名監督の無名時代の作品って、けっこうマニアックだったりしますよねw