銀河鉄道999のレビュー・感想・評価
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今、万感の想いを乗せて汽笛が鳴る‼️
ひとが
この世に生まれる前から
この星は輝き
ひとが
この世から去ったあとも
この星は輝き続ける
もうこのテロップが画面に出ただけで胸がアツくなってしまう思い出のアニメーション‼️銀河系の各惑星が宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。裕福な人々は、機械の体に魂を移し替えることによって、永遠の生を謳歌していた。貧しい少年の星野鉄郎は、無料で機械の身体をくれるという星を目指して、謎の美女メーテルと共に銀河鉄道999に乗り込む・・・‼️広大で深い宇宙、999やアルカディア号、クイーン・エメラルダスなどのメカニック、メガロポリスや時間城、機械星などの未来世界のビジュアル、まるでホバーボードのようなスケボーや戦士の銃などのガジェット、アクションやスペクタクル描写、エモーショナルな物語など、幅広い層に訴える条件がすべて揃ってますよね‼️特に男の子はワクワクドキドキ、胸トキメくでしょう‼️すべてのアニメ少年にとっての初恋の人かもしれないメーテル‼️私もそうだったかも‼️そしてキャプテンハーロックや女海賊エメラルダスなど、他の松本零士作品のキャラも出演し、壮大なクロスオーバーを展開してるのも現在観てみるとホントにスゴい‼️マーベル・シネマティック・ユニバースの先駆けですね‼️そしてゴダイゴの主題歌‼️鉄道列車が銀河を駆けるというそのビジュアルや、母に似たメーテルへの鉄郎の淡い恋心など、自由な世界への憧れやロマン、決して結ばれることのない二人のほろ苦い感情や悲しみなど、様々な感情がパッケージされた忘れられない、大好きな作品です‼️特にラストの鉄郎とメーテルの別れのシーンは映画史に残る、涙なくしては観れない名場面‼️
これぞ日本映画の金字塔
永年映画を観てきた中で群を抜いてのベストオブベストがこの作品。
初めて見たのが中学生。一度観て心奪われ以後小遣いの続く限り何度も何度も映画館に取り憑かれた様に通いこんだあの頃。グッズ・関連本・LP・セル画等々買えるものは親の金をクスねてでも買い漁りました。テレビ版や「さよなら・・・」以降の作品にはまったく興味が沸かず、ひたすら当作だけが好きでたまらないのです。
一言で片付ければ全てが良かった。
「人は皆星の海を見ながら旅に出る。思い描いた希望を追い求めて・・・」から始まる城達也のナレーション、列車が漆黒の宇宙を剛音を響かせ走って行き、そして地球を背にした「銀河鉄道999」のタイトルバック。始まりの序曲以降全編を通してラストの終曲迄続いていく青木望のクラシカルで秀逸な楽曲。秀逸どころでは無い場面場面を強烈に脳に焼き付けてくる様な・・印象的な・・例えば鉄郎がメーテルに心を打ち明ける時の「愛の目覚め」、クレアが鉄郎をプロメシウムから救うべく砕け散っていく時の「銀河に散ったクレア・・・涙」、そして鉄郎とメーテルの別れのシーンでの「終曲・・別離」などどれも少し聴いただけでそのシーンが蘇り涙してしまう名曲。
声優人も良かった。
野沢雅子、池田昌子、肝付兼太、麻上洋子、井上真樹夫、田島令子、富山敬、小原乃梨子、納屋悟朗、来宮良子、麻生美代子他で皆間違いない一流処のプロばかり(近年主流の別分野からの抜擢を否定するわけではありません)。
ラストの別れのシーンは野沢、池田の二人だからこそあれだけの名シーンになったと断言出来ますね。
テーマは少年の心の変遷と成長、命は限りあるからこそ尊い、そして出会いと別れ・・
別れからメーテルを乗せた列車が空に向かって走って行くのを追いかけ鉄郎が絶叫・・・「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感な思いを込めて汽車が行く。ひとつの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。さらばメーテル、さらば銀河鉄道999・・・・・さらば、少年の日」と城達也の最後のナレーション。そしてゴダイゴの「銀河鉄道999」へ。
進行構成に若干関わったといわれる監修の市川崑他多方面の一流処が関わり練り上げ作り出された傑作で、自分にとっては今観ても心遣らされる愛おしい作品です。
ホントに素晴らしい作品
BS12の日曜アニメ劇場で見ました。最初から最後まで良くできた素晴らしい作品です。1979年の作品ですよ。自分は子供のころ見てるはずですが ちゃんと見てなかったのか新鮮でやはり感動ですね。メーテルは機械人間だったんですね。なんか自分の記憶ではあいまいにしてたような気がしてたんですがね。ラストの別れのシーン泣けますね。次回作があることを知っていても泣けます。そしてエンドロールのところであの曲がかかるんですね。来週BS12で"さよなら銀河鉄道999"が放送されます。この作品は当時神戸のポートピアとの合体試写会があって見に行った記憶があります。 でもほとんど覚えてないので来週見ます。この1作目で謎は解決したようにも見えますがまだ残された謎があるんでしょうね。楽しみです。
日本が世界に誇る偉大なるマザコンアニメ。
生まれて始めて見る。かなりのアニメオタクだったが、松本零士さんの作品は全く見ていない。高校2年生の時、周りの目を気にしながら、ヤマトを見て、肌に全く合わないと思って、この作品も合わせて、未見のままだった。まぁ、僕の人生が終われば、お会いする事もあろうかと思い、初見する事にした。さて、
元々、松本零士さんが嫌いではない。
『男おいどん』が凄く好きだった。
その連載を僕はライブで読んで、一喜一憂したものだ。登場する女性キャラクターが、牧美也子さんのキャラクターを、松本零士さん風に変えている。奥様を松本零士さんはリスペクトしていると思った。
メーテルの正体を今日初めて知った。それでも、驚きは余り無いし、女性が見て、鉄郎ってどう見えるのかって思った。メーテルと鉄郎の愛って、母親と子供の事と思える。だから、女性から見て、鉄郎がどう見えるか。が大事かなぁ。
銀河鉄道の夜と桃太郎を合成したような話だった。
まぁ、松本零士さんは正直に牧美也子さんを愛していたようだ。母親の如くね。牧美也子さん夫婦の傑作なんでしょうね。いささか、自己満足な所あるが。
何故?銀河鉄道999を見なかったか。未来少年コナンとカリオストロの城があったからで、宇宙戦艦ヤマトを見なかったのは、はじめ人間ギャートルズとアルプスの少女ハイジがあったからだ。
追記 大山トチローは大山昇太の事さ。そして、新説なのだが『大山のぼった』は『大山のぶ○先生』とドラ○もんの『のびの○太』の合成じゃないかなぁ?こじつけさ。
松本零士先生を偲んで
高校生の頃以来久々2度目の鑑賞
今世紀に限れば初鑑賞
監督は『メトロポリス』のりんたろう
脚本は『青春デンデケデケデケ』『理由』の石森史郎
78年から81年まで放送された皆さんご存じ人気テレビアニメ『銀河鉄道999』の劇場版
まず誰もが気になるのは星野鉄郎のキャラクターデザイン変更
テレビアニメファンはここでまず躓く
当時はネットがなかったし情報誌も乏しかったから直接問い合わせする他ないが地方に住んでいると電話代が気になりそこまではとてもやらない
辞書で調べても身近な大人に聞いてもわからないことはわからないままだ
今ならわかる
映画化を機に東映動画のスタッフがちびっ子だけでなく中高生や大人の鑑賞も考慮して年齢設定を10歳から15歳に引き上げたからだという
テレビ版をベースに青春映画を作りたかったらしい
なるほど母が殺されたとき鉄郎はテレビ版に近いがあっちとは違いこっちはメーテルと出会うまで5年の歳月があったのか
だけどメーテルそっくりの母だから15歳の息子がイケメンなのはわかるがそのイケメンだって幼い頃はブサイクってことはないだろう
むしろ年令を重ねてブサイクになる人のほうが多く見かける
まあこの問題は受け入れる他あるまい
栗山千明がメーテルを演じた実写版ではまえだまえだの弟が鉄郎を演じたがそれを観たあとだと10代のときよりは比較的これは容易に飲み込めた
原作原理主義なんてそれだけ若いというか悪くいえば幼稚なのかもしれない
原作者の松本零士先生もこの作品の制作に携わっているのだからこんな些細なことにガタガタ言うのは今となっては烏滸がましい
母を殺した機械伯爵に復讐するためメーテルに助けられ銀河鉄道999に乗り込む鉄郎
復讐を果たすと今度は機械の体をタダでくれると噂される星を破壊しようと旅を続ける
クイーンエメラルダスのドクロ多すぎなのがちょっと気になった
髪留めにもドクロって
声は田島玲子さんだったんだな
終点の駅が実際違うのってまずいじゃん
車掌もグルかよ
なんとなくマクロスっぽかったけどスタジオぬえが関わっているのね
さまざまなヒトと出逢いと別れ
青春の幻影
さらば少年の日々
改めて観たら傑作の部類
うまくまとまっている
ぎっしり詰まっている
ゴダイゴのエンディングテーマも最高
エンドロールも楽しめる
近い
999って最後どうなるんやっけ?と見始める。2時間で着く銀河鉄道。シナリオは無理矢理サクサク進む。手軽でいいがメーテル星のやり取りは、少々まどろっこしく、もうええから早くゴダイゴ流してと、ソワソワするのであまり頭に入らず。10年後にはまた最後ってどうなるんやっけ?と繰り返す。
クレア最強だった!!!!
リバイバル上映で改めて見て、ハーロックもエメラルダスも好きで単行本読んでたし我が青春のアルカディアも見に行ったしとにかく懐かしい限りでしたが、
改めて見ると女王プロメシュームを後ろから羽交い絞めしただけで息の根を止めることの出来たクレアさんが最強だったと気付きました!!!
そしてハーロックの声がやっぱり渋すぎて大好きすぎる。。!
そして機械の体で永遠の命を得ることが幸せなんじゃない、限りある命が美しいんだ!!ということは鬼滅の刃の煉獄さんの「老いるからこそ死ぬからこそ。。」の言葉と通じるから、だからみんなこれらの作品が好きなんだと分かりました。
良かった。また見て、良かったです。
青春
中学生の時に映画館に父親に連れて行って貰い、
帰りの電車では切なさでいっぱいの気持ちで帰った記憶がある。
ホントに大好きな映画で一体何回か見たことか。
最近突然999を見たくなって本日鑑賞。
正直思い出補正がかなりあって実際見てみるとだいぶ想像より
はてなマークが飛び交っちゃいましたが。
しかし40年も前に作られた映画、そして子供の頃大好きだった
この物語に子供の頃とは違った見方が出来て涙涙。。
松本零士の意味ありげなかっこいいセリフの回収がされないことも多いのが
難点ではあるが、名言も多く、
ハーロックの『負けると分かっていても戦わなくてはならない時がある、、、』などは
その筆頭だろうが、今回はトチローの母の
『でも、私には分かってるんだよ。あの子はもう二度と
生きて家に帰ってこないってね。それでも行くなとは
言えないんだよ。分かってるのにねぇ…。男の子
だもんねぇ、息子は…。』が素晴らしい。
これは子供の頃にはわからないと思うんだよね。
男の子の母、または自分が男で母親の言葉としてもグッときますよね。
死ぬ、生きる、そんな大袈裟でなくても男ってあまり実家を顧みないですし。。。
何といっても子供の頃に見た時に一番理解できなかったのは鉄郎とメーテルの別れ。
何で別れちゃうのか全く理解できませんでした。
しかし今回見てきっとメーテルは
母の機械帝国を倒すために多くの若者を犠牲にしあまつさえ鉄郎すら
ねじにして裏切る真似までしてしまう。
また、鉄郎の母の生き写しの姿は本当の姿ではない。
そうやって長い年月を生きてきたメーテルは喪服を着て歩くほどの
罪悪感でいっぱいなはず。本当は誰よりも優しく愛情深い彼女が
残りの人生を鉄郎と幸せに送るなど選択できるはずもない。。
ただひっそり寂しく懐かしい思い出に浸って生きるだけしかないんだとわかった。
メーテルは鉄郎よりずっと年上で母親としての愛情に近い愛を感じていたのかもしれない。
とにかく、ここで鉄郎との幸せな暮らしなど絶対に選ぶことなどできなかったのだと。
また、リューズの裏切りや伯爵への思いなども子供にはちょっと難しかったかもしれない。
機械の体になっても心のコントロールまでは上手くいかないのだなあ。。
変な編集も多くダイブ荒い感じでしたが
思いれ激しく★5つ😊
さらばメーテル…。さらば銀河鉄道999…。さらば少年の日よ! ’79年は名作アニメの宝石箱や〜。
松本零士の同名漫画をアニメ映画化。
金持ちは体を機械化し永遠の命を得、金の無いものは機械の体に憧れながら有限の命を生きる、星間移動技術の発達した未来を舞台に、母親を殺した機械伯爵への復讐の為、機械の体を手に入れようとする少年・星野鉄郎と謎の美女・メーテルが、銀河鉄道999に乗りタダで機械の体をくれるというアンドロメダ星雲の惑星を目指すというSFアニメ。
有名だけどこれまで観ていなかったアニメを観てみようのコーナー!
テレビアニメ版もあるのだが、そちらは100話を超える大作なので映画版を鑑賞。
テレビアニメ版との連続性は無く、物語を一から描き直している作品の為、本作から観ても何の問題も無いのは初心者に易しい。
主人公である鉄郎がやけにイケメンなのも、個人的には嬉しい変更点。
まだ原作もテレビアニメも連載途中での映画化であるにも拘らず、物語を完結させているのはなかなか凄い判断。
元々は長大な物語だが、それを2時間のランタイムに綺麗に纏め切ったりんたろう監督の手腕は見事!
テーマは「若さ」。それも過ぎ去った過去を想うという郷愁を含んだ「若さ」を扱った作品であり、明らかに子供に向けられた作品ではない。
場末の酒場でリューズの歌に涙する大人たち。ここなんかは完全に大人じゃないと理解できないシーンになっている。
本作が公開された’79年といえば、『機動戦士ガンダム』や『ルパン三世 Part2』が放送されている。
これまで子供のものだったアニメーションだが、1971年の『ルパン三世』を皮切りに大人でも楽しめるものが現れ始め、1974年の『宇宙戦艦ヤマト』を経て、ついに1979年、『ガンダム』と『新ルパン』そして『999』の登場により子供も大人も巻き込んだアニメブームは頂点に達することになる!
『999』と『カリオストロ』が公開されている年ですからね!まさにアニメの黄金期✨
鉄郎やメーテル、キャプテン・ハーロック、クイーン・エメラルダスなどのキャラクターの魅力は今更言うまでもない。
メーテルなんて、アニメ界最大の発明といっても良いだろうし、ラスボスであるプロメシュームなんて一度見たら忘れられないほどのインパクトがある。
その魅力は松本零士のキャラデザによるところが大きいが、実はキャラの魅力を引き立てている最大の要素は声優だと思う。
いや、声優陣が本当に完璧!
特に女性陣の艶っぽさといったら…🥰
メーテルの池田昌子さんを始め、クレアの麻上洋子さん、エメラルダスの田島令子さん、リューズの小原乃梨子さん、シャドーの藤田淑子さん、そしてプロメシュームの来宮良子さん!
よくぞここまで良い声の声優を集めたな!と言いたくなる完璧な布陣。凛としていて、それでいて艶やかで品があって…。今の主流であるアニメ声とか可愛い声の声優よりも、やっぱり自分はこう言う澄んだ声の声優が好きだなぁ❤️
勿論、でぇベテランの野沢雅子さんも最高ですよ!
キャラクターは最高!…なんだけど、それが足を引っ張っているところもある。というのも、キャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスのキャラが強すぎて、主人公である鉄郎を食ってしまっている。
ハーロックもエメラルダスも、元は松本零士の他作品のキャラクター。それが『999』にも登場するのだから、ファンからすれば嬉しいだろうが、そうでない者からすると、脇役なのにキャラ立ちしすぎていてちょっと胃もたれをおこしてしまう…😅
特にトチローが命を落とすシーン。自分は『ハーロック』の原作を読んでいたのでついていけたが、そうでない人はポカーン…としてしまったんじゃなかろうか?
もう少しクロスオーバーは控えめにした方が良かったんじゃないかなぁ。ハーロックがミルクをオススメしてくれる所は大好きですが🥛
綺麗に纏まっているとは言え、やはり2時間に纏めたことによりダイジェストっぽくなってしまっているのは否めない。
特に惑星タイタンのメーテル誘拐事件は一体何だったのか?あれいる?
それと、説明に矛盾を感じるところもある。
鉄郎が譲り受けた「戦士の銃」。機械人間を倒せる唯一の武器だった筈だが、後半でアンタレスが普通に機械人間倒しちゃって、アレ?と思った。
メーテルの体が母親のものだった!と言う展開だけど、じゃあ時間城の壁に飾ってあったのは?
ちょっと物語に入り込むのにノイズとなる要素が多かったですねー。
冷静に考えると、鉄郎は自分の母親に恋愛感情を抱いていたのか…。結構ギリギリだな💦
とはいえ、惑星メーテル崩壊からクライマックスまでの展開は素晴らしい!息もつかせぬ怒涛の展開から、メーテルとの別れのシーンで綺麗に落とす。非常に美しかった。
「私はあなたの少年の日の心の中にいた、青春の幻影…。」アニメ史に残る名言ですなぁ。
ゴダイゴのエンディングテーマも素晴らしい!
なんか色々気になったこともあったけど、これだけで全部チャラ!
エモすぎでしょうこれは!
子供なら鉄郎の冒険に胸を躍らせるだろうし、大人なら自分だけの青春の幻影を思い出し胸を詰まらせるであろう良質なエンタメ作品。
40年の時が経っていても、その輝きは一切衰えていない。夜空に輝く綺羅星のような一本✨
男の旅路…愛と青春の銀河鉄道
"銀河鉄道999(劇場版)" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は未読、テレビシリーズは未見です。
ありがちなテレビアニメの総集編映画なのかと思いきや、テレビシリーズでは描かれていない結末部分を先行公開したり、ストーリーやキャラデザインも映画用に新規に書き起こしているなど、結構手が加えられていることを知って驚きました。
初めて観たんですよねぇ、「銀河鉄道999」。
知識としてはメーテルを知ってるくらいでどんなストーリーか全く知らなかったんですけど、星野鉄郎の成長と恋にうるうるさせられ、大人が観てもグッと来るような深いメッセージ性もあって、良質なSF青春物語だなと思いました。
誰もが通る、大人への道…
男なら余計に共感出来る鉄郎の姿…
今、万感の想いをこめて、汽笛が鳴る…
[余談]
ナレーションがいい味出してるなぁ、と思いました。
美しいメーテル ✨・・・そうだったんですね 👀
ラストシーンに涙。
目的を達成する為、勇気ある少年鉄郎が美しい女性メーテルと共に宇宙を旅する壮大なストーリー。
惑星に到着する前に、惑星の名前が表記され、ナレーションで特徴が紹介されます。
エンドロールで、ゴダイゴの名曲と共に走る鉄郎の姿に勇気が貰えました。
メーテルがシャワーを浴びるシーンが 👀 ( ファンサービス ??)
BS - 12 を録画にて鑑賞
少年の壮大な成長物語とは名ばかりで全てがいとも簡単に進むアホみたい...
少年の壮大な成長物語とは名ばかりで全てがいとも簡単に進むアホみたいに予定調和な子供騙しの冒険物語。対象年齢は10歳以下といったところか。宇宙一の海賊ハーロックにも、誰もが怯える恐怖のエメラルダスにも簡単に会えるだけでなく、なぜか一瞬で絶対的な信頼関係を築く。無法者の山賊やバーテンもいとも簡単に仲間になる。出てくる女性は絶世の美女ばかりでなぜかみんな鉄朗を無条件に愛し、命まで差し出す子もいる。そしてみんながみんなそれだけの関係を築く理由やエピソードの類はほとんどない。
浅すぎるだろ。人間関係の築き方が。人のチケットを盗み、自分の欲望のためには鉄道の中から銃だってぶっ放す、ただのわがまま放題の少年の行為は誰も咎めず、いつのまにか英雄のような扱い。え?なんか大したことしたっけ?死に別れた母が宇宙一の美貌をもっている設定自体、男の母親に対する憧憬にしてはやりすぎなほどのマザコン設定。なにこれ自分の世界しか知らないアホな小学生の男の子が夢見る空想のお話?
とにかく全部が全部、まともにとりあってはバカらしくなるほど稚拙な世界観。こんな映画見て最高だのなんだの言ってるやつは小学生のままおっさんになってしまったあまりにも痛いオタクぐらいなもんだろと憎まれ口も叩きたくなるほどの駄作。作った人間がどれほど無能なのか疑うレベル。こんなクソみたいな映画を名作なんて言うアホとは口も聞きたくない。
と、口汚く罵ってみた後で言うのもなんだけど、これだけ幼稚な世界なのに、抗いがたい魅力があるのも興味深い。もちろんそれはこの映画の成果ではなく、原作の魅力によるんだけど、おそらく聖書や神話のそれと同じような理由なんだと思う。
母親への憧憬、遠い世界への憧れと故郷からの旅立ち。美しいもの、完全なものへの憧れと憎悪。親殺し。年齢を重ね、経験や知識を重ねれば重ねるほど理解が深まる宗教の逆説的な単純性と似て、ドラマの設定やストーリーテリングは恐ろしいほど稚拙なのに、その寓話のもつ記号的な意味を深読みしたくなるような魅力がある。そういう意味では真面目に見て酷評するような見方をしてはいけないのかもしれない。
というか映画用に2時間にまとめたダイジェスト版だからクソなのかも。20時間くらいかけて、鉄朗の純粋さや勇気、心の成長を描き、周囲がそんな鉄朗に心を打たれて関係を築く、そんな物語であればもっと印象は違ったかもしれないし、テレビシリーズがそうだというのであれば、それこそが人気の秘密だろう。どちらにしても評価が高い人はテレビか原作漫画に思い入れがある人だけだと言えそう。
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