ギター抱えたひとり旅

劇場公開日:

解説

瀬木俊郎の原作を「黒いダイスが俺を呼ぶ」の山崎巌が脚色「殺られてたまるか(1964)」の山崎徳次郎が監督した新・ギャンブラー・シリーズ第三作目。撮影もコンビの藤岡粂信。

1964年製作/87分/日本
配給:日活
劇場公開日:1964年12月19日

ストーリー

氷室浩次は、兄と恋人をイカサマ賭博師辺見のために失い、辺見を追って信州に向った。信州路を下る同じ列車には、氷室を追う木戸刑事も乗っていた。町に着いた氷室は、そこで与太者にからまれているダンプカーの運転手矢代竜造と、同乗していた娘聖子を救けた。矢代の家に招待された氷室は、そこで矢代が町のボス貝原の娘瑞枝と強引に結婚して貝原の怒りを買い、いやがらせを受けていることを知った。また聖子は貝原の友人の娘で、出張の多い父親にかわって貝原が後見人になっていることも知った。翌日氷室は、わずかな借金をカタに商売をくつがえし権利を奪ってゆく貝原組の悪らつなやり方をまのあたりに見た。氷室はそんな貝原組のヤミ馬券を買い大当りすると、そのまま貝原の事務所に乗りこんだ。貝原はそんな氷室の度胸のよさにほれこみ、そのまま客人として、情婦洋子のアパートにとどめた。それから数日、氷室は貝原組が主催する正月の上納トバクに辺見がやってくることを知った。しかしその席には幹部クラスでないと出席できないきまりだ。それからの氷室は、貝原の命令されるままに、むごい借金の取立てや恐喝迄もするようになった。やがてその働きが貝原の眼にとまり氷室は幹部に昇格した。やがて辺見がやってきた。待ち受けた氷室は辺見とダイスで対決し、勝負に勝った。辺見は娘が公会堂で演るバレエを見てから町を出て行くことを誓った。この辺見の娘こそあの聖子であった。当日、聖子のバレエ公演は満員の観衆の前で幕をあけた。が、そのころ氷室と辺見は貝原の策した賭場で再度対決した。今度も氷室は辺見に勝った。一度はそんな氷室に拳銃をつきつけた辺見だが、聖子の将釆を思い、だまってかけつけた木戸刑事に連行されていった。舞台では聖子の踊りが最高潮に達していた。

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