機動戦士ガンダムIのレビュー・感想・評価
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ガンダムを短い時間で堪能できる!
通常版アニメは見たことあるけど、うろ覚えって感じです。ストーリーとしては、サイド7脱出から地球圏降下、対ランバ・ラルの初戦まで。うまく編集されてストーリーの筋書きや各キャラクターの人間性やバックグラウンドがよくわかる形になっていたと思います。全く知らない人が見てもよく理解できる作品だったと感じました。そして、余計なシーンがカットされているため、ホワイトベースが常に危機的な状況にさらされ続けていて素人軍人たちがパニックの中でギリギリで切り抜けているのが、TVアニメ以上に伝わる気がします。
ストーリーについては、映画作品の感想というより、アニメ作品の感想になっちゃうけど、どちらかというと、常にテンパってネガな地球連邦軍よりジオン軍のキャラクターの方が魅力的に移りました。軍人一家の中で武功をあげることに焦る青二才ガルマ、熟練軍人のランバ・ラル、そして最強の遊撃戦士、シャア。シャアのザクの操縦スキルはえげつないですね。ガンダムののっぺりした操縦と比較するとマジでキレキレでカッコいい!ガンダムが空中移動する姿がなんともカッコ悪いのはご愛顧?それとも、まだうまく操縦できてないからなのか?
にしても、アニメは子供が見るものという時代によくここまで複雑なストーリー、入り乱れる人間関係な作品を送り出したものですねぇ。
そして、ガンダムあるある的な疑問が僕にも残りました。ミノフスキー粒子ってなんだろう?ジオン軍はホワイトベースをモクバと呼ぶのか?
ランバ・ラルとの本格的な戦い!その後ろにいるドズル、キシリア、ギレンのザビ一族の動き!そして、シャアの行動の真意。2作目も楽しみです!
TVアニメをいっさい見ずに・・・
今回初めてガンダムというものを見た。一生見ないで済むものならば、そうしたのに、あまりにも比較されるミリオタ作品が登場するので見ないわけにはいかなくなった。
福井晴敏氏が独自のガンダム論を展開していたのが面白かった。戦争がどのように起こるのか、どのように発展していくのかを熱く語っていたが、この劇場版1作目だけではそこまでの奥深さはなかったように思う。ガンダムの素人が語ってもしょうがないのだが、善と悪とがはっきりわからないアニメとしては珍しいのだろう。それだけでも見る価値があるのかもしれない。
連邦軍と独立軍という設定にしては、ゲリラが活躍しているのは連邦国側だし、地球上の勢力図がさっぱりわからなかったり、独立戦争という割には立場が逆転した侵略戦争っぽいところが謎だ。
カイが「死んだら恩給を受けられるようにしてくれ」と言ったところが印象的。民間人が突如軍人に仕立て上げられるところは突飛な設定であるが、考えさせられる。ラスト近くで、ジオン側のモビルスーツがバージョンアップし、途方に暮れる連邦軍。ガルマの死と独裁を狙う兄の演説が空恐ろしいものを感じさせた。
よくできた戦争映画
面白かった。根強い人気が出るのも納得。
私のガンダム歴ですが・・・今回、初めてガンダムを観ました。
これは戦争映画だわ。戦争映画として面白い。
アクションシーンがすごい!・・・というよりは、作戦の遂行や軍人の振る舞いをリアルに描くことに重点が置かれている。そこが良い。エヴァンゲリオンでもそうなんだけど、何が燃えるか?っていうと、司令室でのエヴァ運用シーンが燃えるんですよね。
良い映画のお約束ですが、悪役もカッコいいんだ。主人公であるアムロから観たらジオン公国は悪役なんだけど、しかしそれは戦争という状況であるからこその悪役に過ぎず、敵の兵隊もみんな忠誠を尽くし勇敢に戦う男として描かれている。絶対的な悪というのは存在しない。
あと、民間人だった素人衆がホワイトベースの乗組員になって戦っていくという設定も上手いね。軍人を登場させるよりも楽しめる(何故なら、アニメの一般視聴者の大多数は軍人では無いのだから)。
SFとしても良い。このアニメ自体はフィクションですけど(一応、地球の未来の話なのかな?)、世界観とか、戦艦や戦闘機の運用方法とか、なんとなく現実世界と地続きになっているんだよね。
ガンダムというコンテンツを通して、製作者の中二病的なこだわりが所々で見える(特に戦争映画好きな人なら楽しめるのでは無いだろうか)。なんて言うか・・・「エヴァンゲリオン」と「スター・ウォーズ」を足して2で割ったような感じでした。
TVシリーズのダイジェスト
アムロ、行きまーす!
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