関東テキヤ一家 浅草の代紋

劇場公開日:

解説

日本各地の祭礼とテキヤの生態を描く「関東テキヤ一家」シリーズ第五作。脚本は、「まむしの兄弟 お礼参り」の鳥居元宏。監督は「カポネの舎弟 やまと魂」の原田隆司。撮影は「日本悪人伝」の鈴木重平がそれぞれ担当。

1971年製作/90分/日本
配給:東映
劇場公開日:1971年12月17日

ストーリー

三年前、庭場荒しとイザコザを起こし、東京から処払いされていた浅草菊水一家の国分勝は、弟分の佐貫と久しぶりに浅草に帰ってきたが、組は赤岩興業と対立してゴタゴタがたえなかった。菊水一家の三代目に奮起をうながす帳元の関東若義組々長若林は、その裏で赤岩と手を結んでいた。勝には、浅草で小料理屋を営む直美という恋人があったが、彼女は事故にあった母の入院費のため、やむなく三代目の世話を受けていた。やがて年に一度のお酉様が近づき、その準備に菊水一家は総力をあげるが、若義組が夜陰に乗じて倉庫に火を放って福熊手など飾り物を焼いてしまう。そんな時、破門中の身をもかえりみず大月が京都に飛んで三万五千本の熊手を調達してくる。こうして大鳥神社一之酉には賑やかな高市が立ったが、そこにテキヤ仲間から馬賊と恐れられている前川竜三が現われ、勝と対立し、竜三は若林の甘言に誘われてその客分になる。近づく二之酉を前に、若林は血まなこになり、三年前、三代目中西か博奕に手をだしてネタまで喰いながら大月に汚名を着せ、稼業から締めだした事実をかぎつけ、理事会で、事の真相を暴露するよう大月に強要するが、彼がこれを拒んだため殺害してしまう。ようやく若林の正体を知った竜三は、大月を菊水一家に届ける。翌日の関東神農連合会の席上では、竜三の犠牲などもあって若林の除名を宣告されるが翌日、若林は墓参中の中西を襲い射殺してしまう。その夜更け、人通りの絶えた浅草の街を、一人若義組に向う国分の姿があった。

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