彼のオートバイ、彼女の島のレビュー・感想・評価
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原田貴和子さん竹内力さんが眩し過ぎる!
僕の10代20代の映画人生は大林宣彦監督に支配されていた
としても過言ではない。
それ程『HOUSE ハウス』や尾道三部作に魅了され
(当時はビデオすらない時代だったので)雑誌びあを片手に名画座に通った。
ただ、ニガテな作品もあった。
「彼のオートバイ、彼女の島」はニガテな作品の部類で全く面白くない。
撮影も白黒とカラーのリズムやナレーションの声まで、やはり嫌悪感がある。
原田貴和子さんはキラキラして眩しくて眩しくて、
上品で高級で可愛いオテンバな猫みたいで。
竹内力さんも素敵でカッコよくて可愛くて、好青年で野性的で
大林作品にはあまり見ないセクシーな主役。
「彼のオートバイ、彼女の島」を思い出す度、原田貴和子さんと竹内力さんの輝きしか思わないようにしていた。
(Vシネマの王者になってから竹内力さんの功績は、
僕にはどうしてもニガテで、
申し訳ないが、僕のなかで竹内力さんは「彼のオートバイ〜」の竹内力さんで留めさせてください。)
ソレくらい二人が素敵過ぎる。
大林さん、よく女優さん、脱がせるよね。
僕が若い時は羞恥心しかなかったが、
まあ大林さんの奥さんがプロデューサーだし娘さんもいる
お父さんでもある大林さんだから、
ドスケベは置いといて、純粋な気持があるのだろう、とはしていた。
どうやら本作の温泉のシーンは『伊豆の踊子』なのだ
そうだ。
が、綺麗だが、脱ぎ損だよ原田貴和子さん。
(片平なぎささんのように、頑として脱がなくて正解でしたよ。)
なんか、モヤモヤする。
と、いまだに久しぶりに観ても思うが、
美しいは美しく、記念と見れば記念でもある。
彼女は島だった?
待ってたんだゾ
86年角川。監督大林宣彦。原作片岡義男。
高い評価してるのは当時青春を送った世代のファンでしょう、では今見るとどうか?
予想通りかなーり痛い映画となっております。
イケメン俳優としての竹内力、原田貴和子、渡辺典子の俳優は良いとしても演出がほぼダサい。劇中歌もどれも80年代的で安定のダサさです。大林映画とはそういうものだ、と覚悟する必要があります。日本的ダサさを排除しようと書かれた小説と大林監督を組み合わせるのも無茶だねぇ角川サン。
温泉で原田貴和子が普通に裸で出てきたり(モノクロシーンだけど)、力が全裸でギター弾いたりの謎の裸族志向があったり。
現実感のない女性という意味では原田貴和子さんはバッチリだったと思います。妙なシャウトとか可笑し可愛い。彼女が好みでしたらどうぞ。
大林節の青春ラブストーリー、爽やかな力さん
初夏の信州を舞台に、オートバイで旅する青年と、彼の前に風のように現れた島の少女。
まるで画に描いたような、目に浮かぶような王道の青春ラブストーリー…と思って見ると、風変わりな作風に戸惑うだろう。
何てったって、監督は大林宣彦。
独特の演出、語り口、延々流れる音楽、ナレーション、映像も白黒になったりカラーになったり、実験色の強い大林節は健在。
シュールで漫画チックにもなったり、島のシーンは郷愁誘うご当地ムービー風であったり、ノスタルジックなファンタジー風でもあり、この作風に乗れるか否かで好き嫌い分かれるが、数々の青春映画の名作を手掛けた大林監督ならではの瑞々しい感性にはやはり魅了される。
原田貴和子のデビュー作。初々しさいっぱいで、歌声やヌードも披露。
キャスト・クレジットでは彼女が主演だが、今見れば、今とまるでイメージ違うアノ人に驚かされる!
竹内力。
今やすっかりオーバーリアクション&コワモテ顔芸怪優だが、その笑顔まで何と爽やか好青年!
オートバイで駆け、革ジャン&白シャツ&ジーンズのTHE80年代スタイルも決まってる。
引き締まった肉体美やフルヌードも!
そんな力さんにとっても本作がデビュー作。
当時の女子たちは、突如現れたこのちょいワル青年に色めき立った事だろう。
そして誰が思ったろう。“ミナミの帝王”になると。
力さんが初期は爽やか青年役を演じていたのは知っていたが、改めて見ると、力さんにもこんな時代があったんだなぁ…と、つくづく思う。
爽やか力さんもいいが、今の力さんも好きだけどね。
オートバイが二人を結び付けるキーであり、二人でツーリングは憧れのシチュエーションで、オートバイ好きには堪らないだろう。実際、オートバイ好きのバイブル的な作品なんだとか。
オートバイに興味なくとも、大林節の青春ムービー、色んな意味でキャストの魅力(豪華なキャストも皆、若い!)…見て損はナシ!
80年代らしい映画
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