ガメラ2 レギオン襲来のレビュー・感想・評価
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練られたストーリーで秀作
面白いと思うのだが
ガメラシリーズを今初めて観るのだけど、
とても出来が良い。
どうしてもゴジラの二番煎じと思ってしまうのだけど、
内容自体はとても良くできてると思う。
怪獣の闘いの演出も迫力があってとても良い。
ハッキリ言って平成ゴジラより凄い気がする。
人間パートなんかも平成ゴジラシリーズは常に邪魔だと
思ってたけどガメラシリーズはとても見やすい。
長いとは思うけど、怪獣が出てくるワクワク感を煽ってくれる。
ただ、やはりガメラとは何なのか?とは思ってしまう。
人間の味方と言う立ち位置がガメラの存在価値を下げて
しまってるように僕は思ってしまう。
ゴジラに洗脳されてしまってるのか、怪獣はやはり人間には制御出来ない存在で居てほしい。
あと大人になってから見てしまってるので、
何を吐いてるのか?とか膝から出る光線で空を飛ぶ時に
その構造が気になってしかたなかっりする。
しかしガメラがゴジラに映画として劣っている点は
見当たらないなと思います。
これは凄い!!!!
映画史上はじめて自衛隊を緻密に丁寧に描いた作品でしたね
『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)
個人的には平成三部作のなかではベスト。『機動警察パトレイバー 2 the Movie』(1993)で首都圏の治安出動命令下での自衛隊を見事に描いた伊藤和典氏の面目躍如、緊急災害時の自衛隊の動静がひとつひとつリアル、自衛隊全面協力のもとミニチュアではない本物のF- 15戦闘機や護衛艦、戦車の射撃映像が使用され『シン・ゴジラ』(2016)以前に映画史上はじめて自衛隊を緻密に丁寧に描いた作品でしたね。前作『大怪獣空中決戦』同様、「宇宙怪獣レギオン」の設定や電波を活用した撃退法も生物学的視点を盛りこみ現実味を増し、対するガメラも地球の生態系を乱す異物を除去するという説明は説得力がありましたね。
惜しい!!
ガメラという名の亀形ウルトラマン
ガメラの血?
怪獣×自衛隊映画の最高峰
ガメラはレギオンを許さない…
そら‼️
腕を翼上に変化させたジェット飛行より着地、そして横滑りしながらのプラズマ火球3連発‼️地球から力を得たガメラが腹部を開口、強力なプラズマ光線を発射し、レギオンを木っ端微塵に粉砕‼️怪獣をカッコいいと思わせてくれるのはやっぱりガメラだけです‼️宇宙から飛来した全身凶器のレギオンのデザインもイカしてるし、超巨大な草体がレギオンを地球で活動させるための大気改造を目的としているという設定、そしてレギオンが電磁波をエサとしているため都会を目指すというアイデアが素晴らしく、首都圏侵攻の最終防衛線を守る自衛隊&ガメラVSレギオンの決戦が、スリリングにサスペンスたっぷりに盛り上がってワクワクさせられます‼️そしてこの作品は、自衛隊の全面協力のもと撮影されております‼️大人の事情があったのかどうか分かりませんが、この作品における自衛隊の描写は、日本映画史上随一の理想というか、カッコ良さではないでしょうか⁉️レギオンとの決戦に向かう戦車隊や戦闘機の描写はもちろん、決戦前にお互いに激励し合う姿もクサいけど胸にジーンときます‼️そしてこの作品のスゴいところは自衛隊が怪獣を倒すんですよね‼️さすがに成体レギオンはガメラまかせになりますが、小型レギオンをミサイルでバンバン撃ち落としたり、永島敏行さん扮する渡良瀬が拳銃一丁、タイマン接近戦で小型レギオンを射殺‼️永島さん、オイシイですよ‼️師団長がガメラ援護を命令するシーンや、ラスト、飛び去るガメラに向かって敬礼する自衛隊員たちの姿などもホントに素晴らしい‼️怪獣対怪獣の映画はウンザリするほどありますが、この作品みたいに怪獣&自衛隊VS凶悪怪獣の戦争映画は稀‼️素晴らしき哉、怪獣映画‼️今度は戦争だー‼️
ドルビーシネマで鑑賞
アカデミー賞視覚効果賞受賞への長い長い曲がりくねった道
ガメラ2 レギオン襲来
1996年公開
2025年7月12日
久し振りに観ました
本当に素晴らしい!惚れ惚れするような傑作です!
平成ガメラ三部作の第二作
第一作「ガメラ 大怪獣空中決戦」と第三作「ガメラ3 邪神覚醒」の間に挟まれて、両作品と比較すると少し人気は控えめですが内容は決して劣るものではありません
監督は、金子修介(本編)樋口真嗣(特撮)
脚本は伊藤和典
この三人は平成ガメラ三部作共通です
お話は三部作とも同じ世界線です
前作の中山忍が演じた女性鳥類学者は今回は残念ながら登場しません
しかし、前作で登場した長崎県警の刑事は、その後警察を辞めて北海道でビール工場の警備員として働いている形で本作でも登場します
藤 谷文子が演じるガメラと心を通わせられる女子高生は本作でも登場します
本作では水野美紀が札幌市青少年科学館の学芸員役としてヒロインを務めます
エイリアン2は1986年の作品
エイリアンが大群で押し寄せてくる作品でした
本作は10年遅れで、レギオンの群れをなんとか映像化しています
デジタル合成の映像がなんとか日本でも作れるようになったことを示しています
米国の特撮にはまだまだ及ばずとも、追いつく為の努力が始まっていたことを確認できます
それまでは何をどうやったらできるのかすら暗中模索だったのに大進歩しているわけです
この努力の先にシン・ゴジラ、そしてゴジラ-1.0 のアカデミー視覚効果賞受賞の栄光があったわけです
長い長い曲がりくねった道でした
この当時にそんな栄光の日が来る何て考えられもしなかったので
す
夢にもそんなことは有り得ないたことだったのです
30年後にそんな日が来ると予言されても信じるものは誰一人いなかったのです
本編と特撮の融合も見事でした
丁寧に作り込んだミニチュアワークの前景に怪獣が登場してその巨大さをどう演出するのか
本作では空気遠近法へのアプローチが大変優れており感動しました
空気の視界距離を薄いスモークとライティングでどう実現するのかかなりの研究と試行錯誤があったものとおもいます
東京に出張して来た主人公達が車中から遠目に見る前作で破壊された東京タワーを眺めるシーンの実在感は出色の出来です
中盤の仙台の駐屯地から避難民を載せた大型ヘリが離陸するシーンでは前景にヘリ、中景に巨大レギオンとガメラ、後景に駐屯地の三つを配して上空から俯瞰しつつ移動する映像は感動を覚えました
こうした積み重ねの上に今日の日本の特撮、VFX があるのです
平成ガメラ三部作が日本の特撮界に与えた巨大な功績はいくら賞賛されてもされ尽くせません
蛇足
草体って、ウルトラQのマンモスフラワーを思いださせます
【”ガメラは地球の守護者である。”宇宙から飛来した邪悪な生命体に対し、緑の血を流しながら戦うガメラの姿が沁みる。今作は、今までの怪獣映画のレベルを軽く超えるSF大作映画なのである。】
ー 第一作も進化した怪獣映画として大変面白く鑑賞したが、今作は更にスケールアップしている。
特撮技術も増しており、SF映画の大作と言っても良いと思う。-
■ガメラとギャオスの死闘から数年後、北海道に流星雨が降った。
自衛隊が落下した隕石を捜索するも未発見に終わる。
それから5日後、隕石の正体である無数の宇宙昆虫と巨大宇宙植物が札幌を襲来。
そこにガメラが現れ、人類を守るために、昆虫と植物に戦いを挑む。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・宇宙から飛来したレギオンの設定が凄い。
群体と草体で構成される共生体であり、群体はシリコンを摂取し、その過程で発生する高濃度酸素で草体を育てる。だが、高濃度酸素に覆われた地球では、多くの生物は生きられない・・。
ー 地球の大ピンチじゃない!最早、洋画SF大作レベルの怪獣設定である。-
・台詞も大変難しく、まるで”シンゴジラ”を観ているようである。
ー 主役の穂波を演じた水野美紀さんが、”何が何だかサッパリ分からない”・・。”とこぼしていたそうである。-
・レギオンは圧倒的に強く、ガメラも大苦戦。緑の血を流しながら奮闘するが・・。
・そして、仙台に植え付けられた草体の大爆発シーン。種子の発散は防げたモノの、ガメラも巻き込まれ、仙台壊滅・・。
ー 今観ると、”ちょっとまずいんじゃないか・・、”レベルの迫力である。-
・民の祈りが通じ、ガメラ復活。自衛隊も漸くガメラ支援を前面に打ち出すのである。
ー 遅いんだよ!-
<そして、レギオンに対し、ガメラが発したまるで波動砲の様な腹部からの光線を発しレギオンを斃すシーンには大興奮である。
今作は、今までの怪獣映画のレベルを軽く超えるSF大作映画なのである。>
平成怪獣映画といえばこれ。
怪獣映画はほとんど見ない私だが、それでも印象に残っている作品といえばこのガメラ2だ。
なぜ印象に残ってるかといえば、まずは"当時にしては"リアルな特撮にあるだろう。作り込まれたミニチュアや巨大な爆発、噴煙のダイナミズムは当然として。ソルジャーレギオンを初めとした人間サイズのクリーチャーの造形もとにかくリアルに感じた。
そして次に印象的なのはやはりレギオンの存在だ。マザーレギオンや草体のデザインは斬新で、これまでの怪獣デザインとさ一線を画する異質さを放っていた。白を基調とした敵怪獣としては珍しい配色も斬新だった。
そして何といっても恐ろしかったのはソルジャーレギオンだろう。蜘蛛や働き蟻を掛け合わせたような昆虫めいたデザインでありながら、集団で行動する不気味な異形。日本産怪獣としては非常に前衛的で、後のハリウッド大作「スターシップトゥルーパーズ」のバグにも影響を与えたのではないだろうか。
絶妙なのはそのサイズ感。人間よりやや大きい軽自動車程度の大きさは、人間を襲った際のホラー演出もあいまって恐ろしかったものだ。
…と、ここまでは幼少期に見た記憶を頼りにした感想だ。では40代手前になった今、この映画を見てどう感じたかというとこうだ。
「今の目で見ると一本の映画として鑑賞に堪えるとは言い難い。」
これが本音だ。
やはり御都合主義なストーリー展開も、説明的なセリフも大人が鑑賞する映画としてのクオリティではない。特に一度死んだガメラを子供達の願いで復活させるシーンなどは見ていてかなりしんどいものがあった。
もちろんこれらの感動演出が特撮的王道展開なのは分かる。怪獣映画とはこういうものなのだろう。が、ガメラ2はここに至るまで演出がハード路線だっただけに、それまでのリアル演出を台無しにしてしまっているように感じた。
怪獣特撮として評価するか、映画として評価するかで賛否割れるだろう。少なくとも一本の映画として見れば限りなく否だ。
しかし、潤沢な予算で撮ったハイクオリティな特撮シーンを見るだけでも満足できるというのもまた本音である。怪獣映画として割り切って見るのが吉なのかもしれない。
ガメラはいろんな飛び方ができるんだ(笑)たいへん高評価な本作、確か...
時間を返せ
レギオン=軍団
流星群から地上へ現れたレギオン。
中々にモンスターらしさを表現しており人間を襲う怪物としての行動、地下鉄を襲ったシーンは頑張っている。
血塗られるガラス窓などはホラー映画の演出で『ガメラ大怪獣空中決戦』以来、従来の怪獣映画とは一線を画す演出となっている。
掛けた制作費もガメラ映画では過去最高では無かろうか?
巨大レギオンの“巨大”さは間違いなくデカイと感じられるし、ガメラとの死闘によって破壊されていく街並みなどのセット、ド派手な爆発はもはや過去のショボ制作費に苦しんだガメラの面影はない。
前半はホラーテイストも含めて未知の生物レギオンの侵略
後半はガメラと自衛隊の共闘、昔なら子どもの味方であったが地球の守護神として認められそうな雰囲気。
ラストの鳴き声に合わせて、終の文字はいつも通りだけど、エンディングは ウルフルズだったのか…。
モンスターパニック映画として、レギオンの恐怖、抗う人類、ガメラの構図も安定感がある。ガメラを観るなら取り敢えず『レギオン』観とけみたいな所か?
蛍雪次郎さんが連続で出演し、毎回新生物の発見者になってるのは笑う。役名も大迫 力(おおさこ りき)なんだろうけど、クレジットで見ると大迫力にしか読めない(笑)
BS12で放送されてたから改めて見直したけれど、水野美紀可愛いな~。
小林昭二も懐かしいし、沖田浩之出ている
鬼籍に入った人が多くなっていて、自然にそんな言葉が出ることが増えた。
追いかけて雪国♪
デパートの屋上に巨大植物が現れた。地下鉄には無数の気味悪い宇宙昆虫。もしかしたらガメラは人類の味方なのかも・・・ってことで颯爽と現れたガメラだったが、アリに襲われる象のごとし、あっさりとやられてしまった。この後も仙台でガメラはやられちゃうのですが、再度復活。地球の守護者、子どもたちのアイドル、不死身の亀さんだ!
気になる再登板の俳優は、ガメラと交信できると言われた草薙浅黄(藤谷文子)や自衛官の長谷川初範のほかに蛍雪次朗がいた!長崎の刑事だったのにギャオスを目撃し、怖い目に遭ったため札幌に来て警備員になったとか・・・踏んだり蹴ったり。また、ラサール石井やベンガルといったお笑いキャラも多数。田口浩正なんて銭湯で登場するだけだし、川津祐介だってお笑いパート。ついでに言えば吹越満だって元はお笑い・・・
レギオンの造形が素晴らしい!というより、色んな不気味なモノをまとめてしまってわけがわからん。とにかく強い!ガメラだめじゃんと思わせておいて、最後には腹部から波動砲みたいな光線を発射(ウルティメイト・プラズマというらしい)。この終盤のVFXが凄くて美しかった。
東日本大震災以降に見ると、仙台消失ってのはちょっと辛い・・・最初に見たときでもいやーな気分になったものだ。
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