「ガメラの初バトル!案外、強敵だったバルゴン!」大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ガメラの初バトル!案外、強敵だったバルゴン!
子供の頃は怪獣博士と呼ばれてました。勿論、本作品も観た覚えはあるんですが、内容は全く記憶にありません。バルゴンは覚えてたんですが、こんなに着ぐるみ感満載だったんだと、驚いちゃいました。
まぁ、昔の映画ですからね。
ミニチュアといい、着ぐるみといい、チープ以外の何物でもありません。今、見るなら茶化しながら楽しむのが正解かな。
ガメラというと、子供の味方のヒーロー怪獣というイメージが強かったんですが、本作では全くその雰囲気が無かった事を改めて知りました。
【ネタバレ】
内容的には、前作の続きから始まります。火星へ飛ばすつもりが途中で隕石とぶつかり、ガメラは地球に戻ってきてしまう。
初っ端から、いきなり黒部ダムの破壊という大掛かりな特撮なんだけど、ちょっとショボかったかな。
戦時中に隠した宝石を取りに行くという、ちょっとしたアドベンチャーの雰囲気も醸し出すんですが、やっぱりこれもショボい。
結局、持ち帰った宝石が実はバルゴンの卵だったって事で、神戸の街がバルゴンに破壊されてしまう。
そこにガメラが登場するんだけど、やっぱり最初はやられちゃうんだよね。
一応、大人向けだったのかな。様々な作戦でバルゴン討伐に奔走する。まぁ、ご都合主義の子供だましって言っちゃえばそれまでだけど、結構マジメな作戦の数々だったと思う。
ただね、バルゴンの誕生からしてそうだったんだけど、ヒトの強欲があまりにも酷すぎる。自衛隊?の作戦中に一般市民が入り込んで、ダイヤを奪って作戦失敗なんて、あまりにも現実離れしてて呆れちゃいました。
クライマックスは、ガメラとの再戦!やっぱり怪獣映画はこれだよね。チープな着ぐるみプロレスであっても、怪獣大好きオヤジは満足です。
ガメラシリーズは、流血戦になるところが、なお好きです。

