「忘れられない映画」学校(1993) naomiさんの映画レビュー(感想・評価)
忘れられない映画
昔、テレビで観た懐かしい映画。
久しぶりに鑑賞して、泣いて笑ってしんみりしました。
黒井先生(西田敏行)、田島蛍子先生(竹下景子)夜間中学校で教えている。
1993年の作品。
作文の授業や学校生活などが、回想シーンを交えて、話が進んで行く。
オモニ(新屋栄子)
チャン(翁華栄)
みどり(裕木奈江)
カズ(萩原聖人)
おさむ(神戸浩)
えり子(中江有里)
皆んな色々な事情があって夜間中学校に通い、卒業を控えているが、イノさんと呼ばれている猪田幸男(田中邦衛)は入院中で不在。卒業式には出席するとハガキが届き、皆んなも楽しみにしていた。
給食の時間に電話があり、イノさんが亡くなったと知らされる。
授業を変更して、イノさんのことを話。
忘れられない思い出が沢山あり、どうしようもなく魅力的で、皆んなから親しまれていた。
幸福とは何か、勉強とは、学校とは、人生とは、深く考る授業になった。
生徒や先生に焦点があたり、其々の人生を感じる思い出が興味深く、引き込まれて面白い。
1993年当時は10代後半の私、印象深い作品で懐かしくもあり、忘れていることで新鮮にも感じられました。
当時、私の印象は、
山田洋次監督、寅さんや釣りバカ作品の代表作にも共通する、人間のどうしようもないところも含めて、全てを容認する素敵な作品がまた増えて嬉しかった。
西田敏行さんの人間性が感じられる、唯一無二の役者さんで好きだなぁ。
田中邦衛さんは、個性的でどの作品でも印象に残る演技ですが、イノさんは忘れられないインパクトが残っています。
改めて、監督の素晴らしさと、素敵な役者さん達の演技に、感動しました。
新屋栄子さん、「ジョゼと虎と魚たち」を観たくなりました。
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