書かれた顔

劇場公開日:2023年3月11日

解説・あらすじ

「ラ・パロマ」など退廃的な映像美で知られるスイスの映画監督ダニエル・シュミットが日本で撮影を敢行し、歌舞伎役者・坂東玉三郎に迫った作品。

「鷺娘」「大蛇」「積恋雪関扉」などの舞台映像や、芸者に扮した玉三郎を2人の男が奪い合うフィクションパート「黄昏芸者情話」を通して、玉三郎の濃厚な美の世界を映し出す。さらに俳優・杉村春子や日本舞踊家・武原はんの談話、現代舞踏家・大野一雄の荘厳な舞踏を挿入。歌舞伎の女形という特異な存在を通し、ジェンダー、生と死、フィクションとドキュメンタリーの境界線上に、虚構としての日本の伝統的女性像を浮かび上がらせていく。

エリック・ロメール作品などで知られるレナート・ベルタが撮影を手がけ、フィクションパートでは「EUREKA ユリイカ」の青山真治監督が助監督を担当。2023年3月、4Kレストア版をリバイバル公開。

1990年製作/94分/日本・スイス合作
原題または英題:The Written Face
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2023年3月11日

その他の公開日:1996年3月23日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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(C)1995 T&C FILM AG / EURO SPACE

映画レビュー

4.5 日本人が撮らない玉三郎

2026年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

驚く

外国人から見た玉三郎像と
日本の大御所の舞踏家たちの姿を
飾らずに映し撮った
その点で観る価値ありです。

日本人が撮るような玉三郎の美しさや芸の完璧さを捉えている映像とは違います。それを想定して見ると肩透かしを喰らいます。

舞台の玉三郎とインタビューや移動の際の玉三郎を交互に出すことで、その対比を考えさせる作りになっています。

舞台上の玉三郎は、少し翳りがあり草臥れてるかのようにさえ見えますが、現実世界の彼はエキセントリックで生き生きとしています。その対差に何を見るかは観る者に委ねられています。

杉村春子、竹原はん、女性としての演技者と玉三郎が演ずる女性も対比して描かれています。
加えて
大野一雄の観る者を射るような踊りは
ジェンダーと老いについて考えさせられる

そして『黄昏芸者情話』では
映像美と黄昏つつある玉三郎の艶やかさを
観ることが出来ます。

この監督は
老いとジェンダーを撮りたかったのではないだろうか

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ずっ子

4.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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未来

5.0 坂東玉三郎さんの歌舞伎の演技に主眼を当てた作品。 女形を演じるため...

2023年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

坂東玉三郎さんの歌舞伎の演技に主眼を当てた作品。
女形を演じるための観察力、所作、考え方…

演技の見せ方が素晴らしくアート的で、一挙手一投足を見入ってしまうような。
日本の観衆と同様に、欧州の人々をも魅了しそうな印象。
私的にも、ずっと眺めていられる印象、映画の終わりがあっという間だよと感じてきました。

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woodstock