快盗ルビイのレビュー・感想・評価
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小泉今日子を愛でる会
小泉今日子はかなり好きだ。24年のコンサートは開幕の横浜と千秋楽の山形に参戦したのだが、本作で共演した真田広之の「SHOGUN」エミー賞受賞を祝して本作の劇中歌「たとえばフォーエバー」が歌われた。というわけで思い出していたこの映画だが配信されていない。偶然BSで掛かったので37年ぶりに見たというわけだ。
小泉今日子がひたすら美しくかわいい、ほんとにこれだけ?と言いたくなるほどの小品。色々な悪さを仕掛けるが一つも成功しない可愛らしい二人組の話。
あと真田広之がのび太系の役。これもアメリカの客や今の若い衆にも見せたいな。まあ真田広之と言えばアクションヒーローモノから体を張ったコメディーからシリアスな高校教師までなんでもやってるから全部見せたいけどね。
優しい男と小悪魔的な女の可愛い作品
小泉今日子の小泉今日子による小泉今日子ファンのための映画!
いや〜、懐かしい。こんな映画あったな〜。見覚えの有無さえ、はっきり記憶していない作品です。
公開当時、小泉今日子が大好きで、レコードからファン雑誌まで、かなり我が家に残ってます。そんなだったから、きっと劇場にも足を運んだろうと思うんだけど、全く覚えてない。
真田広之さんが、さえないサラリーマンを演じていたのも忘れてました。
とにかく、懐かしい俳優さん達の若かりし頃に一喜一憂して、楽しませてもらいました。
そして、やっぱりキョンキョンは可愛い。
真田さんに盗っ人の片棒を無理やり担がせる小悪魔的な性悪女ですが、それでも可愛らしい。
でも、それだけですね。
【ネタバレ】
内容も全然惹かれるところがない。
どうしようもない犯罪計画をたてて、実行に移しても、ことごとく失敗の繰り返し。
コメディっぽい雰囲気だけど、全然笑えない。
どおりで印象に残らないわけだ。
ホンっと、小泉今日子さんを見るためだけの一本でした。
あっ、そう言えば、劇中で歌う小泉さんと真田さんのデュエットは、なかなか良かったです。
イラストレーターとしてのあの風刺力は一体どこへ…
若い頃の小泉今日子と真田広之主演という、
言わばアイドル映画の一作品とも思ったが、
第1位に推した選考委員が二人もいる中での
キネマ旬報第10位という高評価作品で、
監督がキネ旬で第4位に選出された実績を持つ
「麻雀放浪記」のイラストレーター和田誠
と言うこともあり初鑑賞した。
そして最初のバッグのすり替え強盗からして
ドジな怪盗?事件がどう展開するのかと
期待しながら観続けた。
しかし、この作品、
一応コメディ映画ではあるのだろうが、
コメディだからこそ求められる
風刺性も何も感じられず、
イラストレーターとしての
あの見事な社会風刺力は一体どこへ
消えてしまったのだろうとの
残念な想いが残った。
和田誠はこの作品の後も
幾つか監督をされた作品があるようだが、
残念ながら「麻雀放浪記」がフロックだった
かのようにしか感じられなかった。
いずれにしても、アイドル映画の域を出ない
作品だったのだろうか。
生涯No.1
カンゲワチ
イラストレーターの故・和田誠が映画監督デビュー作で描いたのは、非情な麻雀の世界。
続くこの第2作は、180℃真逆のロマコメ。
かなりコメディ色強いながらも、1988年のキネマ旬報ベストテン10位にもランクイン。
マンションで母親と暮らす冴えないサラリーマンの徹。のび太くんが大人になったような…。
ある日、一階上の階に越してきた人が。
しずかちゃん…ではなく、スタイリストの留美。“ルビィ”と呼んで、と明るくて美人で魅力的。親しくなるも、写真を勝手に盗んじゃいかんぜよ…。
実は、ある目的があるルビィ。
犯罪者になる事。
無理矢理徹を相棒にし、計画に引き入れる。
近場の商店のおじさんの金強奪、銀行襲撃、高級宝石店で詐欺…。
一応やってる事は大層だが、ことごとごとく失敗。銀行にて脅迫紙を出すも、それはお母さんから頼まれた買い物リストで、そりゃあ受付係から「ご要望に添えません」と言われるわな…。
一世一代の大計画!
パーティーが開かれる高級マンションに忍び込むも、徹が一室の浴室に閉じ込められてしまう。またしても失敗…。
ルビィが修理業者に扮して助けに来たのに、徹は呑気にバスタイム。オイオイ…。
ルビィには恋人が。別れを決意し、手紙を出す。
が、後悔し、徹にそれを回収してくるよう頼む。
不審者と間違われ、警察に逮捕。
口からでまかせ。手紙には危険な薬品や病気が付いてる、と。
粋な鑑識の先生の機転で釈放。
でも、まんざら間違ってはいない。
徹はいつの間にか病に犯されていたのだ。
“カンゲワチ”という、男女間に起きる病。
小泉今日子&真田広之!
なんてたってキョンキョン!
所謂小悪魔系だけど、それがまた可愛い!
なんてたってアイドル!
今や世界で活躍する真田広之の、冴えない役柄のコメディは新鮮。
そして中盤の、二人が歌うミュージカルは超レアシーン!
本作自体DVDやVHSも絶版らしいので、いつぞやWOWOWで録画しておいて良かった~!
往年のハリウッドにはよくあった犯罪×ロマコメ。
邦画ではお目に掛かれないと思っていた。
が、この魅力的な時代とキャストと作風、お洒落な形で。
あのインターポールの名警部の台詞を借りるなら、
「ルビィたちはとんでもないものを盗んでいきました。私たちの心です」
中盤にあるミュージカル仕立てのシーンも見事でした。
お洒落とスリルを目的に窃盗を計画する謎の美女と、それに巻き込まれるダメサラリーマンが繰り広げるラブコメディ。
人気絶頂のキョンキョンと真田広之が共演したラブコメディです。二人の魅力が満載ですね。
小悪魔のような役どころがキョンキョンにぴったりとハマり、ダメなサラリーマン役が真田広之の新たな魅力を現します。
私は、真田広之には「もっとアクション映画に出演して欲しかった」と思っているのですが、こんな魅力を見せられると考えこんでしまいます。
大笑いするような作品ではありませんが、思わず笑みがこぼれて幸せな気分になる、そんな作品でした。
怪盗じゃなく快盗
キョンキョンの魅力がすごい
昔映画館で見た時は、流石『麻雀放浪記』の監督だ、とすごく面白かった印象があるのだが、期待しすぎたせいかあんまり面白くなかった。当時の自分にはこのくらいのゆるいのがフィットしたのかもしれない。キョンキョンの魅力がすごくて、場面ごとに髪形や衣装が違っていて全部決まっている。身近にあんなすごい女性がいても絶対に自分にはその器がないし、その上気になって頭がおかしくなりそうなので、近くにいなくて本当によかった。
キョンキョン
がアイドル全盛の時代。
キュートでちょっと気の強い小悪魔を完璧に演じている(まだ女優になる前かと)
今現在のトップアイドル、AKBとかでこの役ができる人って誰がいるだろうか?って思い巡らすも誰も思い浮かばない。それぐらいにこの作品のルビィはスーパーアイドル、キョンキョンだからのハマり役。
監督は前作の昭和臭満載の「麻雀放浪記」からは一転してラブコメに挑戦した和田誠。
途中ミュージカル風にいきなり歌い出したり(笑)と謎の演出も飛び出したり
部屋内の窓外ががっつり書割りだったり(笑)
屋上がセットで、背景も書割り(笑笑)だったりと古き良きスタジオドラマの手法が見受けられるのも面白い。
何と言っても、昔一度見て、もう一度見たいと思ったシーンはキャビアを白米に乗せて美味そうに食べるシーン。
本当に美味そうだし、そこに至る経緯もコミカルで面白いし
このシーンを再見出来ただけでもこの映画を観る価値がある。
キョンキョンかわいい
気楽に見れつつ、風呂場に閉じ込められた時など、ドキドキ感もある。
キャビアの前振りなどは良くできている。
ファンファン大佐、木の実ナナ、陣内孝則など脇役も良い感じ。
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