「さくらが想いを告げるための映画」劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード 0k0さんの映画レビュー(感想・評価)
さくらが想いを告げるための映画
上映終わりかけだったので慌てて観に行きました。
子供の頃に熱心に観ていたカードキャプターさくら、懐かしい。当時と同じ映画館で観ました。何十年前なんてのは考えたくない。
今や複雑なバトルに慣れてしまい、物足りなさを感じてしまいましたが、対象年齢を思い出して納得。小学生向けなのに何を複雑に考えるのか。
「ひとりにしないで」「一緒にいよう!」で終息。物足りなさを感じる自分にショックでした。あの頃は心の中で万雷の拍手をしたというのに。子供のままでは当然ダメだけど、その心の片鱗さえも持てなくなってる自分に寂しさを覚えました。
ただし担任だけは直視できない。ダメだ、良い先生なのにどうしてもダメだ…。そこだけは大人として正常な感性だと思う。
さくらと小狼の引っ付きそうで引っ付かないこの焦ったさは楽しかったです。かわいいねぇってニマニマして観てたと思う。映画館は暗いし皆真っ正面に向いてるから良かった、私の顔を観られずにすんだ。
さくらちゃんのドレスがあまりに素敵で、当時お絵描きをしながら何度も真似をしました。ドレスで脚を見せるのにあの形があるんだ!と衝撃を受けたものです。知世ちゃんはすごい。
最後、希望のカードになるって素敵ですよね。希望のカードの先にいる小狼。あのラスト本当に好きだな、今観ても良かったてす。もう遠慮もせず飛びつくさくら、だ〜い好き!っていうさくら、あの時の二人の少しコミカルな表情も良かった。曲の入りも最高だった。
思い出補正も大きいんでしょうが、今のアニメって色がグラデーションになってるのがなんだか苦手で、綺麗すぎると言うのか、新時代を受け入れないかのようですが昔の影や色や線の太さが好きでした。予告で宇宙戦艦ヤマトが流れてましたがそれも綺麗で、別にリアタイしてないけど違うでしょうが!!と思っちゃった。
ケロちゃんにおまかせも可愛かったです。そうそう、私はこれを観た。前回のクローバーとごっちゃになってたみたい。本編のエンディングが終わった時に少しドキドキした、また前回みたいな全く違う雰囲気のショートが始まるんじゃないかと思った。
まさか大画面でまた観られるとは思わなかったので嬉しかったです。リバイバル本当ありがとうございます。
さくらちゃんずっと好きです。