男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎のレビュー・感想・評価
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兄弟は他人の始り。 家族は時間が経つとバラバラになるが、日本国は時...
兄弟は他人の始り。
家族は時間が経つとバラバラになるが、日本国は時間が経つと島と島が繋がる。
なんとなく、嫌味な話だよね。
吉備路は高校の修学旅行でオプショナルツアーを組んで半日で周った事がある。提案者の首謀者は僕で、
全校120名で吉備路ツアーに参加したのは、6名だけだった。残りの全てが後楽園に行ったらしい。
おかげで、高校の旅行作文を書かせて貰えた。
閑話休題
この映画を見ると、その高校の修学旅行と会社に入って暫くして、橋本龍太◯総理の従兄弟と自称する上司がいて、その方に河豚を御馳走になり、あまり美味いとは思えなかった事を思い出す。彼は付け加えて『瀬戸内海の河豚は美味いぞ』と言っていたが、確かめた事はないし、岡山って河豚の名産だったっけ?
【”門前の寅さん、習わぬ経を読む。”寅さんのテキヤの口上を活かした説法が可笑しく、竹下景子さん演じる住職の娘との恋と、彼女の弟を演じた若き中井貴一さんの恋が上手く描かれた逸品。】
ー 寅さんシリーズの魅力は数々あるが、その一つに寅さんの見事な口上があると思う。 今作はそれを活かした、寅さんがひょんなことからお坊さんになり、法事の後の流れるような可笑しな説法が面白い。 そこから、寅さんが世話になっている博の檀家の寺の竹下景子さんが扮する娘さんの僧侶の父と、カメラマンになりたい中井貴一さん扮する息子との対立や、博の父(今作では出演は無いが、志村喬さん)の亡き後の遺産相続など、重いテーマを上手く纏めていく変わらずの脚本の良さも見事である。ー ◆感想・・になってません・・。 ・竹下景子さんを知ったのは〇坊の時、両親が好きだったクイズダービーという番組である。確か竹下さんは、はらたいらさんに次いで正解率が高かった記憶がある。 故に、早熟な私は美しく明るい笑顔を浮かべる聡明な女性である竹下さんのファンになったのだと思う。 今作でも、その魅力は十二分に発揮されており、柴又へ訪れた竹下さん演じるトモコが岡山に帰る時刻が迫った時に、寅さんに駅まで送って貰った時の切なげに寅さんを見つめる表情にヤラレルのである。 ・今や、邦画の名優の粋に近づきつつある中井貴一さんに至っては、最初は誰だか分からなかったほどの、初々しさである。 この作品は今から40年近く前の作品であるが、寅さんシリーズを見る際の私の密やかなる愉しみは、今や大御所となられている多くの俳優さん達のお若き時の姿を拝見する事である。何だかしみじみと”皆さん、頑張られたこそ、確固たる俳優の地位を築かれたのだろうなあ。私も明日も仕事を頑張ろう。”と思うからである。 <今更であるが、寅さんシリーズは本当に観ていて飽きないのである。 凄い事だと素直に思うし、多くの方々に愛されている事が分かるのである。 読書タイムに入る前に寅さん映画を見ると、心穏やかになり静に読書が出来、熟睡出来るのである。 そして、寅さんシリーズのような奇蹟的な映画シリーズは、世界で唯一無二なのだと改めて思うのである。>
口笛を吹く寅次郎の意味
第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」 1983年の年末公開 ちょうど40年前です 2023年のお盆 コロナ禍もようやくおさまり、行動制限は無くなくりました 久し振りに帰省された方もさぞかし多いことでしょう そして猛暑 史上一番の暑さだったそうです こんな酷暑の中、黒い袈裟で檀家回りをされるお寺さんは大変です 我が家にお越し頂いているお寺さんも暑さでダウンされたそうで、今年は奥様が代わってお越しされお経を読んで下さいました 一応資格は持っておりますとお断りされました 読経が終わっての法話は、慣れないご様子でした つい最近西本願寺の前を通りかかって参拝したばかりだったので、その話で助け舟を出せて良かったです それで本作を思いだしてまた観たくなりました 今回の舞台は、岡山県備中高梁 行ったことはないけれど、誰もが郷里を思い出すような、懐かしさを覚える街です 1971年の第8作で博の郷里がここ備中高梁で登場しています あの時は博の母の葬儀でした 今回は博の父もすでに死んでいたことになっており三回忌として登場します 三回忌ですから、博の父は1982年に亡くなった設定です 寅さんの過去作で博の父親役で出演した志村喬も実際にその年にお亡くなりになっています 本作は山田監督なりの法要だったのでしょう 備中=岡山県といえば? そう、あの金田一耕助シリーズの多くの舞台となったところです 野村芳太郎監督が1977年に撮った松竹版「八つ墓村」もそのひとつ 金田一耕助役は渥美清さんだったじゃないですか その作品でロケ地になった広兼邸は備中高梁駅から30キロ程さらに山に入ったところです そして岡山県と言えば長門勇 芸名の姓はなぜか山口県の旧国名なのですが、岡山県倉敷の出身 「おえりゃあせんのう」とかの岡山弁が彼のトレードマークです 「八つ墓村」自体には出演はされていませんが、古谷一行主演の金田一耕助のテレビシリーズでは日和警部役として大変有名です 本作ではハンコ屋の大旦那役で出演されています 寅さんがエセ僧侶となって執り行ったのは、93歳でなくなって生きていれば100歳のハンコ屋の母の七回忌法要でした 八つ墓村に登場した双子の老婆は100歳近いとされていましたから、この法要自体そのオマージュだったのだと思います 1977年の「八つ墓村」から、本作は6年目なのでいわば七回忌なのです それに寅さんが転がりこんだ寺は蓮台寺で、「八つ墓村」に登場したのは蓮光寺でした なんとなく似ています 博は亡父諏訪飈一郎の備中高梁の屋敷を処分した遺産の分配金で、タコ社長の印刷工場に出資して経営を安定させたようです オフセット印刷機を導入できたとタコ社長喜んでます つまりこの時からただの印刷工員兼営業マンから共同経営者になったのだと思います マドンナは竹下景子 出演時30歳 この後、1987年の第38作「男はつらいよ 知床慕情」、1989年の第41作「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」と都合3回マドンナとなります 役は全部別人です この3回のマドンナ役は、後藤久美子をマドンナに数えなければリリー役の浅丘ルリ子の4回に次ぐものです 柴又駅のホームで寅さんの袖をつかんで自分の気持ちを打ち明けるいじらしさは素晴らしい名シーンで心に残るものです 山田監督も心打たれたのだと思います 朋子のその後は、再婚したと第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」で寅さんが話していますからどこかから僧侶を婿に迎えたのだと思います 中井貴一と杉田かおるの演じる若い二人の恋の行方は語られません 少なくとも中井貴一が演じた朋子の弟は、僧侶として寺には戻らなかったということです もしかしたら弟が寺に戻らなくて済むように気が乗らなくても無理にでも再婚したのかもしれません そして寅さんも忘れる為に 口笛を寅さんが吹くシーンはありません 終盤に口笛をアレンジした劇伴が流れるだけです ではなぜこのタイトルなのでしょうか? 口笛を吹くのはどんな時でしょう 格好つけてる時? 綺麗な女性を誘う時? 悩んでいて落ち着かない時? やせ我慢をしてる時? 寅さんが心の中で吹いているのは、たぶん、悩んでいるのとやせ我慢の口笛です ラストシーンは因島大橋の近くです 共用開始は1983年12月4日だそうですから、劇中のお正月明けには開通しています 因島大橋は因島と、尾道と水道を挟んだ向島の先の向島とを結ぶ橋です この橋が出来たからには因島と向島とを結ぶフェリーもいつかは無くなるだろうという会話があります 現実でも今はもうないようです そこに冒頭で出会ったレオナルド熊が演じる大工が通りかかり再会します 因島大橋の工事現場で働いていた時に飯場の飯炊き女とよろしくなって所帯をもったとあき竹城の演じる妻を紹介されます 彼の幼い娘も彼女に良くなついているようです 美人でも上品でもないけれど、気のいい家庭的な女性です 熊さんとは釣り合いがとれているのです 取り込み忘れたという彼女の一家の洗濯物が冬の海風にはためいています 僧侶になるなんて寅さんには土台無理な話 朋子と結婚しようなんて身の程知らずなことだったのです 釣り合いがとれるわけがないのです 熊さんの家族のような形 貧しくとも干された一家の下着から見える幸せの形 「これが本当の人間の暮らしだ」 第8作で博の父から聞いた言葉を思い出したのだと思います 寅さんはフェリーできっと口笛を吹 いていたに違いありません 素晴らしい演出による終わり方でした やっぱり自分にはリリーさんが一番相応しい女性だったんだ そう寅さんは思ったでしょう でもいつどこで会えるものか皆目わかりゃしない 最後にリリーさんに会ったのは1980年の「寅次郎ハイビスカスの花」の時だから3年前 リリーさんに寅さんが再開するのは、1995年の第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」のこと 12年後のことになるのです 口笛を吹かずにいられましょうか 蛇足 博の父の菩提寺は、第8作で博の母を弔った寺と墓が違っています どうして? 野暮はよしましょう それくらい監督もスタッフも百も承知のこと 街中の寺では本作の物語は成立しないという判断だったのでしょう
杉田かおるのスクール水着写真
男はつらいよ 32作目 1983年公開。 備中高梁。気が向くままに博の御尊父(志村喬)の墓前にお参りする寅次郎。2代目おいちゃんの松村達雄がお寺の住職。出戻りの娘役が竹下景子でマドンナ。その弟が写真家志望の中井貴一。その恋人が杉田かおる。二日酔いの住職に代わって檀家の92歳のお婆ちゃんの七回忌の法要を買って出る。さぁ、はじまりました。お経の後の法話はお馴染みの干支占いに人相占い。 とかく子の干支の方は終わり晩年が色情的関係において良くない。 陰堂に陰りがある奥さんは旦那の浮気で泣かされている相。 親戚一同大笑いの楽しい法事。 志村喬の三回忌で博、さくら、満男は備中高梁へ。御前様がなにやら意味深な冗談を。博は四人兄妹の三男で末っ子。岡山の漆喰壁の広いお屋敷を巡って兄妹喧嘩の一幕も。さて、次の日の法要では松村達雄のお供で袈裟姿の寅に気づく満男。あのお坊さん寅おじさんだよ。お坊さんになるにはなんか国家資格みたいなものが必要なんでしょうか? おばちゃんがいいます。 「そんなに偉いお坊さんが30年も修行にかかったなら、頭の悪い寅ちゃんは50年も100年もかかっちゃうよ。」 「それじゃ、あの人がババアになっちまうよ。」 こんどばかりはうまくいきそうな感じがしたのにね。もうひと押しが足りないというか・・・・自分からね。いつものやつ。無言でうつむくさくら。 冒頭の寝落ちネタでは寅さんがタコ社長の世話で結婚することになる夢だが、夢のなかの寅さんはなぜかレオナルド熊だった。最後の場面は瀬戸内海の島の桟橋で子連れのレオナルド熊とあき竹城の場面で終わり。
坊さんが似合う寅さん
博の父親の墓参りに行った寅さん、お寺の住職(松村達雄)と意気投合、翌朝、二日酔いの住職の代わりに坊さんとして法事を務める。 理由は出戻りの娘さん(竹下景子)に惚れてしまったから。 シリーズの中で、一番好きなマドンナが竹下景子なので、お気に入りの作品。 初見が国際線の飛行機の中だった記憶がある。
vol.32 文句なしの面白さ ・今回はややリアルな夢。レオナルド...
vol.32 文句なしの面白さ ・今回はややリアルな夢。レオナルド熊、いたなあ。主題歌にもいつもにないセリフあり。 ・タコ社長の苦悩。哀愁。 ・博の父の墓参り。寅、なんていい奴。何やってんだ2代目おいちゃん(笑)中井貴一に杉田おかると配役も良し。2人の恋、そしておいちゃんおばちゃんの恋のエピソード。 ・寅、ひょんなことから坊主に。でたらめ説法で大人気(笑)まあ坊主なんてそんなもの。 そこに法要で訪れる博一家。またもや揉めてる博一族。そして法要。大爆笑。さくらの狼狽にまたも大爆笑。「あっ、兄さん」 ・修行が足りぬ御前様。 ・マドンナは竹下景子。今回は完全にうまくいっていたはず。なぜなんだ?寅さん! ・エンディングまたも持っていくのかあき竹城(笑) 細かい点まで笑いと感心を呼ぶ渾身の一作。シリーズ中でも見逃せない作品ではないでしょうか。
中井貴一と杉田かおるの別れのシーン(JR備中高梁駅 )、 竹下景子と寅さんの別れのシーン(柴又)はどちらも胸が熱くなった。 泣けるシーンだった。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」を見た。 1983年製作/95分/日本 渥美清55才 倍賞千恵子42才 竹下景子30才 中井貴一22才 杉田かおる19才 森口瑤子17才 岡山県の寺で寺の娘、竹下景子と出会った寅さんはひょっとしたら寺の跡取りになるかもしれないということになってしまう。 中井貴一と杉田かおるの別れのシーン(JR備中高梁駅 )、 竹下景子と寅さんの別れのシーン(柴又)はどちらも胸が熱くなった。 泣けるシーンだった。 満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
寅さん、仏門に入る?
"男はつらいよ" シリーズ第32作。
Huluで鑑賞。
飃一郎さんが亡くなっていたとは。お墓参りのために備中高梁を訪れた寅さんは、住職の娘・朋子に一目惚れ。ちゃっかり居着いてお坊さんの真似事で各家の法事までこなす始末。
飃一郎さんの三回忌法要も終わった頃、とある出来事から寺を去って柴又に帰って来た寅さんでしたが、その心にはいつもの如く早まった目論見があるようで…
さくらたちを集めて大発表。「俺、坊さんになるよ」。でも修行せずに楽になれないかななんて言ってるからいけません。御前様も匙を投げるから相当なものです(笑)。
そんなところへ朋子がやって来たからさぁ大変。寅さんの恋の行方や如何に…ってすでに分かり切ってますけども。それでも別れのシーンはいつもよりエモーショナルでした。
サブ・ストーリーで中井貴一と杉田かおるのロマンスが。優しく取り持つとらやの面々の人情が素晴らしい。おいちゃんとおばちゃんの若い時分のエピソードも披露され、恋人同士のやることってぇのはいつの時代も変わらないなと思いました。
※修正(2024/06/22)
恋のお経を唱える寅次郎
シリーズ32作目。
OPの夢は、
さくらたちが寅さんのお見合い相手を探す。そこへ帰って来た寅さんは、何と偽者!
本物の寅さんは声を掛けるが、声届かず…。
今回寅さんは一度柴又に帰らず、よって序盤の騒動はナシ。
が、とらやでは、博と社長が仕事のやり方で喧嘩。
そんな時、寅さんから電話が。今岡山に居て、博の父の墓参りをするという。
これまで何度か登場していた博の父が、いつの間にか他界。(演じていた志村喬は本作の前年82年に死去)
墓参りで訪れたお寺で出会ったのが…
住職の父の世話とお寺の切り盛りをする今回のマドンナ・朋子。演じるは、竹下景子。
彼女もまた寅さんの世界にぴったりの魅力的な美人で、後に別のマドンナ役で再登場。
すっかり意気投合し、その晩はご厄介。
翌朝お暇しようとしたら、大事な法事があるのに、住職が二日酔いでダウン。
困った、困った。
そこを寅さんが助け舟。私が代わりに行きましょう。
袈裟を着て、適当に念仏唱えてりゃあ何とでもなる…って、大丈夫!?
本当に何とかなっちゃった!
テキ屋の売り文句がこんな所で役に立った。
しかも、住職より有り難みあると評判上々。
まさかのお坊さんが天職…!?
博の父の三回忌で、さくら・博・満男も岡山へ。そこに寅さんが居るとも知らずに…。
袈裟姿で住職見習いみたいな事をしてる寅さんに、さくらたちの驚愕っぷりは…お察しを。
問い詰めると、その経緯が朋子だと分かってさくらたちはまたまた頭が痛い。
三回忌で、博の兄弟姉妹も久し振りに登場。
最初は父を偲び和やかだったが、長兄のある発言をきっかけに…。
親族が久し振りに顔を合わせた時の気まずい描き方がやはり巧い。
朋子にも大学生の弟が居る。
本来跡継ぎなのだが、カメラマンを目指し、あちこち撮影の旅に出歩いてろくに大学にも行かず、父とは険悪。
いつもその間に入る朋子。
ある日遂に勘当となり、家を出る。東京に旅立つ直前、地元の“友達”の女の子に別れの電話を掛ける…。
サブエピソードながら、若者カップルの恋路にも注目。
朋子一人だったら気苦労で倒れていたかもしれない。
代打の法要。
お寺の雑用。
頑固な住職のお相手。
弟の彼女に恋の指南。
寅さんが居てくれて、どんなに助かっている事か。
寅さんは朋子に惚れているが、朋子も寅さんに好意を持っている。
しかも、父親も公認。言ってみりゃ、理想的。
が、二人の事で父親がうっかり口を滑らす。つまり、寅さんが跡継ぎとして、朋子と一緒になる…みたいな事を。
それを寅さんと朋子二人で聞いてしまい、気まずくなる。
寅さん、柴又に帰る…。
今回は寅さんの方から身を引くパターンの失恋かと思いきや、寅さん実はまだ諦めていなかった!
柴又に帰ってきて、どうやったら手っ取り早くお坊さんになれるか相談。
その軽はずみな考え、原因が恋の病である事に皆呆れ、相談しに行った御前様から大目玉を喰らう。
そんな時、朋子がとらやを訪ねて来る。
弟が心配で出て来たのだが、本当は、寅さんに会いに。そして、例の事…。
例の事に話が及ぶと、恋路はいつもながら…。
ゲスト出演者がなかなか豪華。
住職役に、2代目おいちゃん降板後も度々色んな役で出演している松村達雄がまたまた登場。ユニークな住職役はハマり役。
若者カップルに、中井貴一と杉田かおる。初々しい~!
寅さん最初のピンチヒッター法事先の旦那に、長門勇。
博の長兄の娘役で、森口瑶子が本作で女優デビュー。
寅さんがお坊さんなんて…と、端から決め付けるのは待て待て!
これは実体験だが、その昔修学旅行で訪れた京都のとあるお寺で、まるで芸人並みに喋りが上手くて面白いお坊さんが居た。
実際にそういうお坊さんも居る。
加えて寅さんは、思いやりもあるし、人を惹き付ける魅力もあるし、何だか有り難みも感じてくる。
軽々しく誰もがお坊さんになれる訳じゃないけど、ひょっとしたら本当に天職だったかも…??
よかった
寅がお坊さんになろうとしていたら、柴又の連中はいっせいに反対して、特にひろしは悟りを開いた高僧を持ち出してまで反対で、いくらなんでもそんなに反対しなくてもいいのにと思った。というかむしろ、寅にお坊さんはとても向いていて、実際見よう見まねで法事を完遂していた。寅の安定を望むなら、柴又の連中は寅に仏門をバックアップすべきだ。
また、寅が今度は竹下景子をその気にさせて、尻込みして結果的に振っていた。ひどいぞ。
杉田かおるのコンディションが悪かった。
ヒロシのお父さんがいつの間にか亡くなっていた。
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