男が爆発する

劇場公開日:

解説

おなじみ裕次郎の、農場売収をめぐるアクションもの。柴田錬三郎の同名小説から、「今日に生きる」のコンビ・山崎巖と江崎実生が脚色し、同じく舛田利雄が監督した。撮影も同じ姫田真佐久。

1959年製作/96分/日本
原題または英題:Explosion Came
配給:日活
劇場公開日:1959年4月29日

ストーリー

八ケ岳山麓に室戸農場がある。室戸米次が切り開いた。息子の謙作が父のあとを継いだ。米次の喧嘩相手古平の一人娘、千恵子が恋人だった。農夫紋太の妹夏子も彼が好きだ。--蕗枝は開発省の土木部長宇津の妻だった。夫がダム汚職で逮捕され、彼女は夫の不正を初めて知り、死ぬためにこの土地にきた。謙作が蕗枝を助けたが、足をすべらせ谷底に落ち眼をやられた。東京の病院で手当てを受けた。蕗枝は彼に夫の金を入れたバッグのカギを渡した。山男の純朴さにうたれたという。入院費に困り、謙作は病院を脱走し、伊達兼子を訪ねた。実業家クラブの女社長。謙作の母だった。米次と別れた。功という息子があった。彼は興部産業にい、宇津と組んで八ケ岳の山麓の土地買収を計画していた。足がかりに謙作の農場の売収をたくらんでいる。兼子は謙作に冷たかった。功は米次にあい農場を抵当に甲府の山本という男から借りた金を、功が肩代りしたのをタネにせめた。古平も謙作の援助を断った。謙作は大勢の農夫のために、蕗枝の金を功へ渡した。父が死に、謙作が農場主になると、功たちは乗っ取りに拍車をかけた。農夫たちの心が動揺した。紋太が煽動したと思い、謙作は草原で彼と闘い、のち二人で農場を守ろうと誓いあった。謙作は上京し、興部産業の社長に会おうとした。夏子が千恵子と彼のために自殺した。蕗枝は宇津と別れて一人で生活していた。彼女が誰からも相手にされず絶望した謙作を救った。興部丸発足レセプションに、彼女は謙作を連れていった。功が彼につかみかかった。謙作は皆に興部社長の計画をあばいた。殺し屋のピストルが彼を狙った。兼子が悲鳴をあげ、ピストルがそれ、功にあたった。兼子は謙作に功が弟であることを知らせた。興部の観光事業計画は中止された。蕗枝からの金は兼子が清算してくれた。謙作は千恵子と共に農場へ向った。

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