「こんなでしたっけ?」さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち あのまりさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなでしたっけ?
公開時映画館で観て胸が熱くなり切なくなったのを覚えています。
巨大なスケールや熱いドラマに当時深い感銘を受けました。
今回45年ぶりの再会(?)で号泣とかしたら恥ずかしいなどと思いながら観たのですが、思いのほか冷静に観られました。
記憶にあった作品とは違って緊張感は薄いしテンポも悪く、ここぞという所の演出も意外とあっさりして物足りなさを覚えました。
そしてこれはあの当時の「熱量」というものがあっての感動だったんだなと妙に納得してしまいました。
またヤマトとの別れであったはずの本作の後に続々と新作が作られて行った歴史を知ってしまっている事も、やはり当時とは同列に語れない要因になっているのかも知れません。
決して失望した訳ではありませんが、色々な補正が無ければ良くて普通の作品に止まる出来かと思います。
コメントする