劇場公開日 2024年1月5日

「45年目にして、初映画館で。」さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち Tanrungさんの映画レビュー(感想・評価)

4.545年目にして、初映画館で。

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

すでにUHD-BDも予約してたので迷いました。

今となっては、時代遅れの作品ですが、スクリーンで観ることが出来る最期かと思いましたので「観て後悔」か「観ずに後悔」を思案し、結局観に行きました(笑)

目的は、土方艦長と斎藤始の勇姿を大画面で見ること(笑)。

リサーチ不足でしたが、劇場なのでやっぱり、ステレオ版・ビスタサイズでの上映の方がよかったですが、山本の戦死シーンも修正されてない初公開時(モノラル)のバージョンそのままの4kリマスター版みたいですね。

しかしながら、画質はさすがに文句無し。
余談ですが、今までのLDやDVD、CS放送のHD版などでは、タイトルや登場人物名が出たときに大体、一枚フィルターをかけたようにうっすら白っぽくなってたんですが、それが無く鮮明でした。

家庭だとヘッドホンでしか聞きとれない、名(声)優たちの台詞の微妙なニュアンスや息づかいが聴き取れ、作画でも、キャラクターの眉や瞳の繊細な動きの表現は何度も観てますが、やはり、琴線に触れ、不覚にも随所で涙が流れました。

やはり、昭和の声優さんは上手い。この作品の出演者(特にテアトル・エコー陣)は鬼籍に入られた方が大多数ですが、いつまでも色褪せることはありません。

作画やストーリーに関しても、平成や令和世代の人からは突っ込みどころ満載なんでしょうが、この作品があったからこそ、
日本のアニメーションが、今日の地位を築いた一翼を担う歴史的な作品であることは
間違いありません。

Tanrung