「脳内補完って恐ろしいですね」さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち Ashura5さんの映画レビュー(感想・評価)
脳内補完って恐ろしいですね
実に数十年ぶりに劇場で鑑賞しました。
本作は後に強引にシリーズ継続をしてしまったため、テレビ放映もあまり積極的じゃなかったのか、個人的にはほぼ初公開時以来の鑑賞だったと思います。
当時は超絶作画と怒涛の衝撃展開だったと記憶してましたが、この年になって期待に胸を膨らませつつ冷静に観ると、4Kリマスタリングも手伝ってイロイロ残念な部分も目につきますね。
特に全編湖川キャラ全開と記憶してたのに、後半は古代がアムロと化した安彦キャラ全開だったことに気づきちょっと衝撃を受けました。
それでも全部手書きの1978年当時としては、これが精一杯のクオリティかなと納得するつもりでしたが、よく考えると同じ年にテレビでやってた未来少年コナンがあらゆる面で凌駕しているとはたと気づき、間接的に宮崎駿(と大塚康生)の凄さを感じた次第です。
とまあマイナスな感想だらけになってしまいましたが、最後の一文を無かったことにして新作を作り続け、末はヤマトかガンダムかと揶揄されようと、リメイクシリーズも漏れなく追っかけ続けるヤマト大好きな私にとっては、採点通りの名作です。
コメントする