「伝説の一作目」宇宙戦艦ヤマト 大統領さんの映画レビュー(感想・評価)
伝説の一作目
1974年に読売テレビにて放送された物を編集し映画化した作品。
テレビ版のは低視聴率で打ち切りになってしまったが再放送で人気となった。
テレビ版はすでに全話観賞。
監督は舛田利雄さん、そうあの「トラ!トラ!トラ!」の監督である。
すでに実写映画で評価を得ていた監督がまだ大人が、アニメを見るのに抵抗があった時代に監督をなさった事は衝撃であった事だろう。
映画は成功し本作から大人向けアニメというものもも生まれた。
舛田利雄さんは「さらば」~「完結」まで監督をしておりヤマトを金字塔にした製作者の一人なのである。
総集編である本作は沖田艦長視点の物語と戦闘シーンが中心であるがため古代進ら他の人物,はやや浮いているように見えてしまい森雪は見せ場が少ない。
テレビ版で個人的に好きだったシーンがなかったのは残念。(序盤の古代守の艦が落される前にやる合唱やワープ中の雪のアレとか)。
戦闘面ではは敵の攻撃からどうやって乗り越えるかのサスペンスが良い。
映画が始まったすぐに流れる宇宙戦艦ヤマトはやはり熱くなる。
最後のガミラスを破壊した後の古代が自分たちが悪かったようなを セリフ言うのはさすがに自虐的じゃないか?
やや不満もある総集編だが日本アニメ界を変えた名作である点は間違いない。個人的には本作と「さらば」までが最高である。(それ以降は……ね。2199………どこがヤマトじゃい!!)
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