「山伏の荒行」植村直己物語 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
山伏の荒行
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不世出の冒険家であることは彼の実績が物語っているが、それを支えた兄や妻の気持ちを考えると身勝手な自己中男、劇中でも倍賞さんが道楽亭主と怒っていましたね。
単独行や犬ぞりなど昔ながらのやり方に拘るのが植村流、南極物語もそうだったが犬たちが不憫、身重の雌犬を同行させたり、極寒の中頑張っている犬に鞭打つ姿は頂けません。冒険はコンプレックスの克服だったのでしょうか、山伏の荒行にも思えます。
南極探検が頓挫した段階で引退すべきでした、妻と北海道に野外学校を建てる約束は守らねば、遭難は最後の冒険だからと彼らしくない無茶をしたと探検家の野口さんも言っていたが大好きなマッキンリーに抱かれて眠りについたのだから本望かも知れない。
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