男の勝負 仁王の刺青
劇場公開日:1967年3月10日
解説
「兄弟仁義 関東三兄弟」の村尾昭と、「まぼろし黒頭巾 闇に飛ぶ影」の高田宏治が共同でシナリオを執筆、「日本侠客伝 白刃の盃」の鈴木則文が監督した“兄弟仁義”シリーズ第二作目。撮影は「兄弟仁義 関東三兄弟」の山岸長樹。
1967年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1967年3月10日
ストーリー
浪曲師菊池政五郎は、熱演中に弥次った客と喧嘩をして、師匠東家雲太夫から破門されたのは大正二年九州でのことである。慕ってついてきたお袖と共に大阪に出てきた政五郎は、しかし、破門回状がついてまわり、どの舞台にも出られなかった。そして、第一次大戦が始まる頃、彼は浪曲師の夢を捨て、侠客になったのである。政五郎が身を預けた山根組は、清掃事業の利権をめぐって滝井組や石津、浦辺組と敵対していたが、たまたま、兄貴分源吉が滝井組の縄張りを荒した責任を負って、政五郎は滝井伊三郎のリンチを受ける破目になったが、しかし、政五郎の意地の強さに伊三郎は感心してしまった。そのことがあってから伊三郎は、政五郎が大正七年の米騒動で貧乏人に味方して獄に下った時、なにかと山根組に尽してくれたのだった。二年後、出所した政五郎は伊三郎と義兄弟の盃を交した。政五郎を迎えた山根組は、全国の一流の浪曲師を集めて、彼の二代目襲名の花興行をやることになった。しかしそれを喜ばない浦辺、石津組は手を結んで妨害に出た。それを後目に、無事襲名をすました政五郎だったが、花興行の前日、長い間の過労からお袖が死んだ。時も時、館主の倉本が浦辺の命令で浪曲師の出演を断ってきた。しかも政五郎の花興行の成功を願う伊三郎が単身浦辺組に交渉にいったが、無惨な死体となって帰ってきたのである。いまはこれまでと、政五郎は、竜次郎、火の玉鉄、力石鉄夫を連れ、浦辺組に乗り込んだ。すさまじい立回りの末、政五郎は石津と浦辺を倒すと、ひとり自首して出たのであった。
スタッフ・キャスト
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菊池政五郎村田英雄
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滝井伊三郎天知茂
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力石鉄夫北島三郎
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お袖富司純子
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石津魁治天津敏
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浦辺儀助名和宏
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東家雲竜中山昭二
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東家雲太夫堀正夫
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山根円造明石潮
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おゆみ王月うた子
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和田吾一石井均
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おかつ園佳也子
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菊池政太郎(幼児)西岡慶子
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菊池政太郎(六歳時代)小池修一
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倉本又蔵遠藤辰雄
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矢島重吉楠本健二
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松本喜十小山田良樹
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市川仙太木谷邦臣
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金平源吉佐藤京一
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金助佐々五郎
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銀平蓑和田良太
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豊松名護屋一
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伊東庄七高並功
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溝口勇三丘路千
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江崎四郎北川俊男
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高見幸八江上正伍
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栗山正光平沢彰
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桂川秋月浪花五郎
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伝法万太郎村居京之輔
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大島幸之助森島欣作
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大阪市衛生主任川浪公次郎
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川上巡査和田昌也
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町田巡査小田真二
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おしの丸平峰子
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おみよ波千鶴
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幕引き大城泰
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漁師A鈴木欣也
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漁師B脇中昭夫
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漁師C若水淳
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医者宍戸大全
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巡査A毛利精二
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巡査B野口泉
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小浪竜次郎鶴田浩二