アンコ椿は恋の花

劇場公開日:

解説

「ウナ・セラ・ディ・東京」の山根健一郎と「裸一貫」の小林久三が共同でシナリオを執筆「この空のある限り」の桜井秀雄が監督した歌謡もの。撮影は「あねといもうと」の荒野諒一。

1965年製作/80分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1965年4月10日

ストーリー

電機工場の工員修一は、伊豆大島に旅行した時、大島出身の山下からバスガイドの島娘明子を紹介された。そしていつしか二人は好意を抱きあった。その頃明子には、縁談がもちあがっていた。父作造が番頭をつとめる旅館“芳仙”の主人克三から、息子豊太郎の嫁にと望まれたのだ。東京に帰って修一は、リスボンの技能オリンピックに出場するため、特別訓練をうけることになった。班長大杉の激しい訓練で旋盤と取り組む修一に、明子の手紙は大杉の手で握りつぶされていた。大島では、作造が病死し、父を失った明子は妹のはるみに歌の勉強をさせるため上京し東京の汽船会社に勤めることになった。やがてオーディションに合格したはるみは歌手として新しいスタートを切った。今では見違えるように成長したはるみは、豊太郎と修一の愛情の板ばさみに悩む明子を励ました。一方修一は技能大会に破れ、明子との愛情もふっきれぬまま日を送っていた。年が明けた一月十一日、大島元町は大火に見舞われた。東京からかけつけた明子は、故郷再建に町民の指揮を取る豊太郎の姿が頼もしくうつった。東京でははるみがボーイフレンドの猛と資金カンパをしていた。一方修一は次回の技能オリンピックを目ざして全国大会に挑み、日本代表となった。そして、明子と豊太郎が結婚することも聞かされた。明子は故郷から離れ難い気持を「貴方が旋盤から離れ難いように私も故郷を捨てることが出来ない」と修一に伝えた。明子の結婚の日、東京でははるみのリサイタルが華やかに開かれ、大島では修一が赤い椿の花を握りしめて連絡船を見送っていた。

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