「「人間(≒ホーマンス)ですよ」」ア・ホーマンス ryu630さんの映画レビュー(感想・評価)
「人間(≒ホーマンス)ですよ」
愛を求めるフーさんと全ての柵(しがらみ)から脱したい山崎さんとの極上の友情物語。
二人の共通点は自身のルーツを探求し一人の人間(≒ホーマンス)を貫きたかったところだと思う。その想いは互いに純粋且つ強く、何者にも汚されない。
ホーマンスとはアホとパフォーマンスを掛けた造語らしい。アホかもしれないがその一途な想いを演じ切る。まさにタイトルとおりの映画だった。
全ての共演陣のキャラも立っていた。音楽も素晴らしい。
私自身の「人は裏切るもの」の概念を根底から覆され心揺らいだ映画。
この頃の石橋凌さんを奮起させ、松田優作さん自身が亡くなるというアイロニー、現実。
何度見ても泣ける。
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