劇場公開日 1991年10月19日

あの夏、いちばん静かな海。のレビュー・感想・評価

全31件中、1~20件目を表示

3.5シンプルな景色と、心の内にある情熱。

2024年5月17日
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すっかん

4.0有望新人女優大島弘子は芸能界の荒波に飲み込まれたのか

2024年5月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

知的

過去数回鑑賞

監督と脚本は『その男、凶暴につき』『3-4x10月』『ソナチネ』『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』『アウトレイジ』シリーズ『龍三と七人の子分たち』『首』の北野武

サーフィンを始めた若い男と恋人のラブストーリー

聾唖者という設定のため2人には台詞がないのが特徴
流れる久石譲の音楽
愛し合う2人に言葉はいらない

この作品で日本アカデミー新人女優賞を獲得した大島弘子の次回作はない
表情だけで感情を表現し高く評価されたようだ
次の出演作に意欲的だったがなぜかすぐさま引退してしまった
これは数ある芸能界ミステリの一つ
何があったのか知らないが残念である

コメディーリリーフ的存在のサッカー少年二人組の片方を演じた小磯をよく見たら思い出した
『たけしくん、ハイ』で主人公を演じた子役である

この頃の田山涼成の髪はフサフサだった

ラストは後追い自殺と解釈する人も少なからずいるようだがそれに関して自分は否定派

最後の記念撮影の数々は蛇足などという意見はあるがわりと好き

配役
ゴミとして捨てられていたサーフボードを拾い修理してサーフィンを始めた聾唖のゴミ収集員の茂に真木蔵人
茂の恋人で聾唖の貴子に大島弘子
サーフショップ店長の中島に藤原稔三
サーフショップ店員に鍵本景子
茂に影響を受けてサーフィンを始めるサッカー少年に小磯勝弥
茂に影響を受けてサーフィンを始めるサッカー少年の友人に松井俊雄
男にみかんの皮を剥くよう頼む女に窪田尚美
茂の職場の先輩の田向に河原さぶ
ゴミ収集会社の所長に芹澤名人
体操をしている男に渡辺哲
軽トラのおじさんに寺島進
3人乗りの軽トラのおじさんを取り締まる警官に田山涼成

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野川新栄

4.0とてもよかった

2024年5月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

楽しい

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吉泉知彦

4.5あの夏、いちばん静かな映画‼️

2024年2月11日
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泣ける

楽しい

幸せ

海で、青年が捨てられたサーフボードを持ち帰り、サーフィンに没頭するようになり、浜辺でそれを女の子が微笑みながら見つめている。二人に会話はナシ‼️二人とも聴覚障害者‼️なのに、だからこそ、二人が一緒にいたい気持ち、同じものを見て同じものを感じる気持ち、二人だけのドラマが画面いっぱいに充満している‼️セリフを省いた演出と透明感ある北野監督一流の "キタノブルー" の映像が融合し、ホノボノとした切なさが胸に染みる、恋愛映画の名作で、無性に海が見たくなる作品ですね‼️青いーッ‼️

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活動写真愛好家

1.0見た。

2023年12月31日
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プライア

2.5良かった

2023年11月15日
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武作品のドラマ映画ではトップレベルに良かったです。

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aaaaaaaa

4.0サイレント

2023年11月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

知的

セリフはなくても思いは伝わる!
音楽も良かった。

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ほんのり

1.0障害者がサーフィンして、何が面白いんでしょう?

2023年10月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

この映画から、日本の映画評論家が「芸人・ビートたけしの映画」から
「監督・北野武が撮った作品」と、評価が変わったらしいですが、一体何が
変わったんでしょう?…私には分かりません…
公開当時の1991年までに、日本には「障害者は心が美しい天使だ!」
みたいな作品が多かったですが、それと基本変わりません。
障害がある主人公が、一回だけ不良みたいな行動をする程度です。
最後は、ネタバレになるので書きませんが、典型的な「お涙ちょうだい」の
ラストで「…ハァ?」な感じです。
何で北野武が、こんなラストの映画を作ったのか、今に思っても不明です。

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777

4.5傑作です。非常に美しい映画です。

2023年7月30日
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悲しい

褒め言葉として、雰囲気映画と形容したい映画です。

雰囲気と言うのはその通りで、なんせセリフがないサイレント映画です。
ただ、動きでわからせようとしているのではなく映像から登場人物のコミュニケーションが感じ取れます。

話の内容自体は、一夏の恋であり、悲しい最後が示唆されている、というありきたりなものです。

しかし前述の表現技法ひとつで傑作たらしめていると思います。
久石譲の音楽もあり没入感も一級品です。

最後のハイライト描写は、一気に分かりやすい表現になり好き嫌いは分かれるでしょうね。

監督はファンサービスと言ってたような情報もありますが、私は照れ隠しな気もします。
それくらい前編を通して、美しい映画です。

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はも

4.0この映画の幸せな結末について

2023年5月25日
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悲しい

幸せ

この映画の 幸せな結末と捉えるか
不幸な結末と見るか
当時のたけし監督が伝えたかった人生観はここにあると思いました。

ラジオで
3歳くらいで病気でなくなった子と80歳で老衰で亡くなった老人はどちらが幸せかという話で
タケシ監督はどちらも同じだと考えると言っていました

不幸な出来事は確かにある
だが人は生きる過程で喜びや快楽を得るが、その倍、不平不満や怒り妬み孤独のような負の感情も味わう

子供の短い一生はそういった人間の嫌な部分を経験せずに行けるという点では圧倒的幸福とも取れる
つまりトータルでの幸福度というのは全人類 一定なんじゃないか?
という話をしていました

一般的に短命の子供がいた場合、それをこちら側(私側)から見れば不幸で最悪な事でしかないのだけれど
果たして当事者が自分は最低最悪で不幸しかない人生だったと感じているのだろうか?
と考えさせられた事があります。

また、障害者のハンディに配慮することは有りだが
優遇/保護することは相手を「障害者」という人間とは別の者のして扱うことになるという話もしていた記憶があります。

手助けしたくもない嫌な態度の障害者であれば助ける義務も義理もない
ここで「この人は障害者なのだから助けなければいけない」としてしまうと、もはや人と人の関係ではなく
「保護生物」になってしまう。
障害者側からすれば 健常者側から完全に「あなたを人として扱いません」と線引きされているのと同じなのだ。

この映画に主人公はただの人であり
幸せを見失わなずに人生を享受できた人のありさまを描いた
タケシ監督の理想像を描いたのではないでしょうか。

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たまねぎ なきお

3.5ほとんどセリフなし

2021年7月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

素敵な恋の始まりと、おわりをていねいに映像で語ってあります。
ほとんどセリフがないので、不思議なテイストの映画になっていますね。
でも、昨今の、説得力のない恋愛の始まりかたよりは、よっぽどしっくりときます。

2013.3.12

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うそつきカモメ

4.020年前に出会った作品です

2021年7月5日
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この映画を観てから北野武監督のファンになりました。映像美もさることながら、久石譲さんの音楽が聾唖者である主人公の言葉と心をうまく表現していると感じました。

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おにぃ

4.0雰囲気◎

2021年5月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

主人公の台詞はないが、すごくわかりやすかった。
いろんな人たちの優しさに包まれて、最後に切ない気持ちになって、夏が終わった。

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にしゃーん

4.5セリフが全然無いのに、泣かされた。。。 とにかくきれいだし、沁みる...

2021年1月4日
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セリフが全然無いのに、泣かされた。。。
とにかくきれいだし、沁みるし、凄いなー
音楽もやはり最高。この空気感は他には絶対ないなと思った。出会えてよかった作品になりました。

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おれ

4.5たまらなく好きな映画

2020年10月5日
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北野武監督で、真木蔵人で、サーフィンだったんで当時見たんだけど、、、、、

たまらなく好きな空気感。

みかん剥く女子とか

お前らちゃんと見てやれよ!とか

あの銀歯のババアとか

あーーーあたしは永遠に丘サーファーですわーw

DVDほしーーわーーー
日曜日の何にもない休日の午後にぼんやり見たいやつです。

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ふなこ

1.5単調な映画だった

2020年8月5日
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ki wa

5.0日本映画の歴史に残る名作です

2020年6月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

一切の無駄を削ぎ落とした傑作
その上で、様々な小ネタのギャグをチャップリンの無声映画よろしく要所要所に挿入してあり退屈しない娯楽作品としてキチンと成立させています
決して独りよがりな映画ではないのです
北野武監督の才能は物凄いと思います
また巨匠久石讓の音楽が素晴らしく、これは反則というほどに感情を揺さぶります
正直、涙腺が始終緩み放しでした

主人公とその彼女に台詞を話させない設定は、無駄を削ぎ落とす、そのためにあると思います

周囲の人々には台詞がありますが、それは状況とか展開の説明としてどうしても必要な場合のみ
無声映画での文字画面の役割を担っているのです

その他に会話はあっても、それはその場の騒音の一つ、効果音の一つでしかありません
だからはっきりとは聞き取れない程度の録音にわざとしてあります

ほとんど全て、観ればわかるでしょ、という方針と態度で撮影と編集をしてあります
正に無声映画としての撮影態度だと思います

そして、それは観客を信頼している態度なのだと思います
自分の作品を観にくるお客さんは、必ずついてこれるはずだと
つまり観客を馬鹿にしていないのです

近頃のテレビは、なんでもかんでも会話にテロップを入れるのが風潮のようです
テレビ局は視聴者を信頼していないのです
馬鹿にしているのだと思います
どうせ真剣に視てくれてないでしょ、という絶望なのかも知れませんが

そうして不要なものをできる限り排除したとき、残ったものは、純粋で繊細な心の動きなのです

私達は若い二人の恋心の動きを瑞々しく、自分のものとして感じることができるのです

キタノブルーとして有名な青のモチーフが冒頭から多用されています
処女作のその男、凶暴につきでも、印象的な青のシーンが見られました
しかし本作では、明らかに意図的に青を使っています
もちろんサーフィンと海岸が舞台になりますから、青空と海の青は必然的に増えます
しかし青をだすために、かなりの工夫と努力で撮影に取り組んでいます
白っぽく抜けてしまったりするシーンはありません
青空に露光を合わせると、被写体の人物が黒く沈んでしまうのを強力な照明で防いでいます
確かに若干色調を青みかかったように調整しているシーンもありますが、青フィルターでごまかすような安易なものではないです
例外なのは、終盤の雨の降る曇天の海岸シーン以降だけです
悲劇の暗示をそれを持って代弁させています

青とは、ピカソの青の時代の絵画と掛けて有るのかもしれません
漠然とした不安、寂寥感、陰鬱な気分を象徴するものかも知れません

清掃車も青、拾ったサーフボードのサイドラインも青、雨の日に彼女がさす傘も青でした

また、その他のカメラワークも素晴らしいものがあります

夜のバス停で別れてからのシーンは屈指のカメラワークです
団地の前で、やっぱり彼に会いたいと、停車ボタンを押して、彼女はバスを降ります
カメラのピントは、当然彼女の顔に合わせてあり、次止まりますの赤いボタンのランプはボケて背後に写り込んでいます
ところが彼女がバスを降りても、カメラは彼女を追いません
余韻を持ってそのままボケたままランプを写すのです
まるで彼女の瞳が、涙で潤んで滲んでいるかのように

そして彼女が駆け戻って、歩いて帰る彼に再開してからのシーン
二人ならんで夜の暗い歩道を歩き去って行く、背後からのショットは殊の外美しく、心に残りました

真っ直ぐな歩道、黒々とした団地の屋上の稜線、歩道の白い街灯、車道の黄色いナトリウム灯の灯り
それらが遠近法の消失点に向かっ定規で当てたように直線的に延びているのです
二人はその消失点に向かって歩いていって、もうちいさくなっています
二人の幸せな恋愛の始まりです

こうした撮影のこだわりがラストシーンに結実します

あの夏、いちばん静かだった海

タイトルがエンドマークの代わりにでます
強烈な感動です
ここで涙腺が決壊してしまいました

あの夏とは、
あのサーフ大会のあった夏のこと

そして、いちばん静かだった海とは、
あの雨の日の三浦海岸の浜辺に打ち寄せられている彼のサーフボードを見つけた時の海のことです

そして、いま彼と二人で写っている記念写真とそれを貼ったサーフボードと共に海に入っていく今現在の千倉の海のことでもあったのです
ラストシーンにタイトルが初めてでるのです
つまり現在とはラストシーンなのです

全編が総て彼女の回想シーンだったのです
今彼女は彼の遺したサーフボードにあの夏の思い出の写真を貼り付けて、彼の元にいこうとしているのです

黒澤明監督は、あの結末は不要なのではと感想を述べられたところ、北野武監督はあれは観客へのサービスです、とお応えになったとのことです
確かに青春物語としてはそれで完結しています

しかし自分にはこれは北野武監督らしい照れ隠しの受け答えのように思えます

何故、本作のタイトルはこれなのか?
何故、それがエンドマークの代わりにでるのか?
最初からこれこそが主題であったのは明らかです
決して観客サービスというものではなく、本作の核心をなしていたのだと思うのです

日本映画の歴史に残る名作です

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あき240

3.5北野武っぽいけど

2020年3月20日
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北野武っぽいところは色々あって、見どころはあるけど、ほぼ無声映画…ちょっと分かりにくい
久石譲の音楽を聴く映画かな

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ひでを

5.0心で観る 映画でした。。。

2019年11月27日
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台詞なんかなくとも
心に響く そんな映画だと思います😊

映像、音楽、背景から、得る事に想像が膨らませる。
感受性豊かな人にはとてもオススメだと思います。

優しく、切なく、、、切なく、、、。。。

北野武監督作品の中では
いちばん好きです‼️
たぶん、この手の作品は
これが最初で最後かもしれませんがね、、、(笑)👍

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のんびりゆっくり

0.5低品質

2019年11月22日
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これだけ全ての面で粗悪な映画が評価されるのは北野マジックでしょうか。

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アサシンⅡ