アドレナリンドライブ
劇場公開日:1999年6月12日
解説
ヤクザの金2億円を巡って、平凡な男女が巻き起こす騒動を描いたコメディ。監督・脚本は「ひみつの花園」の矢口史靖。撮影を「ビッグ・ショー! ハワイに唄えば」の浜田毅が担当している。主演は、「ベル・エポック」の石田ひかりと「鉄道員」の安藤政信。99年度ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門、香港国際映画祭、シアトル国際映画祭、ブリスベン国際映画祭、バンコク映画祭コンペティション部門、台北映画祭出品作品。
1999年製作/111分/日本
配給:日本出版販売=ゼアリズエンタープライズ
劇場公開日:1999年6月12日
ストーリー
レンタカー屋で働くごく平凡な青年・悟は、ある日、黒岩というヤクザのジャガーに車を追突させ、事務所に連れて行かれてしまう。ところが、そこでガス爆発が発生。奇跡的に生き残った彼は、偶然、事務所の表に居合わせた人生超地味な看護婦・静子と共謀して、混乱に乗じてヤクザの闇金2億円を盗み出す。警察の取り調べをかわし、2億円をゲットしてほくそ笑むふたり。と思いきや、静子の勤める病院に運ばれていた重傷の黒岩がチンピラ6人組を使って彼らに迫ってきた。捕まったら殺される!悟と静子はチンピラたちの追跡を切り抜け、高原のホテルへと逃げ延びるのであった。新婚だと偽り、ホテルのスイートルームに宿泊したふたりは、洋服を買ったり髪を切ったり贅沢三昧。しかも、ふたりの関係もいい雰囲気だ。ところが、静子の金が泥棒に盗まれてしまった。なんとか取り戻すことに成功するも、事件がテレビのニュースで流れてしまい、それを見たチンピラ6人組と黒岩が、高原のホテルへやってきてしまう。2億円を巡り、悟と静子、欲に目が眩み黒岩を裏切ったチンピラ6人組、そして黒岩が三つ巴の争奪戦が展開。だが、壮絶なカーチェイスの末、金は全て燃えてしまうのであった。しかし、実は静子の機転で金はふたりの結婚通知葉書にすり替えられていたのである。こうして、まんまと2億円をゲットした悟と静子は、車に乗って新しい人生に向けて旅立つ。