劇場公開日 2007年11月3日

犯人に告ぐのレビュー・感想・評価

全19件を表示

3.0普通の刑事ドラマだったけど面白かった

2023年11月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

刑事を主人公にした、ミステリー、サスペンス、要は刑事ドラマだ。

この手の作品でよくある、過去の事件、警察内部の権力争いも漏れなく付いてくるが、他の作品と本作が違うのは現在のBADMAN事件捜査にちゃんと絡んでくることにある。
もちろん劇場型捜査も見所の一つだ。
あまり効果を発揮しなかったがミスリードを誘う仕掛けもしっかりしていたし、ストーリーはかなり練り込まれて良くできている。

アクションはもちろん、スピード感があるシーンもないので少々パンチに欠け、地味でねっとりしているのが弱点と言えば弱点だろう。しかし変にドンパチし過ぎる刑事モノよりは地味目な、派手なフルーツケーキより豆大福が好きな私のようなものにはこれでいい。

ラストシーンについて、あれは違和感を出したかったと監督が言っているが、ちょっと失敗したのではないかと思う。
その直前までの感覚が鈍るし、そもそも意味不明で本編と関係無さすぎなことも問題だ。
せっかくの豆大福にシシャモのせたみたいになった。シシャモは美味しいけど、豆大福にのせてはダメよ。

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つとみ

3.0なにか、こう。

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

観ている間飽きることもなく面白く観た。
なのになんだか観終わってあんまり感想が残っていないのはなぜなんだろう。
う~ん。

劇場型連続殺人と刑事、の図式があまり新鮮味がなかったせいだろうか。
過去に一度失敗した刑事というのは面白いと思ったんだけど。
全体的にソツないように思う。
小沢がちょっと、キラリと光っていました。

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こまめぞう

3.0割と好き。

2019年9月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

あまり知られてないような気がするけど、
僕は割と好きな作品。
当時不気味に思ってた青年が柄本佑で、
なるほど道理て記憶に残ってるはずだなと思いました。

トヨエツの冷静だけど熱い演技がリアルで
惹きつけられます。
脇を固める役者さん達も渋くて個性的、
キャラが立っててとても良い。
特に小澤征爾の息子。
最後まで憎たらしくて素晴らしい。

ラストの犯人逮捕はもう少し盛り上げてくれても
良かったなと思いました。

続編ずっと待ってます。

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奥嶋ひろまさ

3.0今夜は震えて眠れ

2019年6月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

満を持して、TV画面から犯人に訴えるシーンはカッコよかった。

6年間、捕り逃した犯人を忘れず、溜め込んだ雪辱を晴らす展開は面白い。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

2.0カーキの色を誤認識。そこから解決するとは!

2019年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

カーキの色を誤認識。そこから解決するとは!

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cenriv

4.0いいか、よく聞け、BADMAN

2018年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 いいか、よく聞け、BADMAN。小澤征悦はニュースキャスターの色香に迷い、悪徳警官の道へと一気呵成に沈んでいくんだ!・・・って、関係ないやん・・・でも震えてるぞ!

 コメディもシリアスドラマもこなしてみせる豊川悦司は日本のジム・キャリーか?とも思える説得力のある演技。ヤクザ映画でもないのに、「今夜は震えて眠れ!」という捨て台詞が妙に決まってしまう男なのです。『理由』と同じくWOWOWでテレビ先行放映していたなんて気付かずにもったいないことをしたものだと、こちらも震えてしまいますよ・・・

 さすがに先行放映するだけあって全体的にTV向けの映像でしたが、ストーリーや演技重視の作品なのでスクリーンに釘付けとなってしまいました。サスペンスではあるけれど、主人公巻島を中心とした刑事物語。6年前に犯人を取り逃がした上、誘拐された少年を殺されてしまうという失態の名誉挽回の含みもあり、捜査責任者がテレビに直接出演するという前代未聞の“劇場型捜査”にて犯人を追いつめていくストーリーです。

 難事件を捜査するという単純な本線に、主人公にも犯人に狙われる対象となる息子がいたり、6年前の未解決事件や、ボンボンの二世刑事(小澤征悦)の嫌味な行動や、巻島を信頼していると見えて実は保身のためだけに行動する上司(石橋凌)の存在という、警察の恥部とも思える伏線が効いている。そして、マスコミと警察の互いの自己利益のための取引というのも見どころの一つと言えるかもしれません。また、マニアックな映画ファンならば、片桐礼子の白い胸元によって『北京原人 Who are you?』を思い出す方もいるのかもしれない・・・いや、小澤征悦ならば思い出していたに違いない・・・

 映画そのものも面白かったし、原作もかなり面白いのでしょう。特に6年前の事件の被疑者をずっと張り込みしていたという刑事の執念には驚かされたし、部下からの篤い信頼を受けていることや津田(笹野高史)という見事な人選にも巻島の魅力を感じてしまいます。残念だったのは6年前に難産だった妻(松田美由紀)が助かったのかどうか(てっきり妹だと思っていた)が不鮮明だったし、一部フィルムの順番が間違っているんじゃないかと錯覚してしまったこと(自分の勘違い)。

 小澤征悦はこの後石橋凌をどう陥れていくのだろうか?放っておいたら自分は足柄署に左遷されるのだから、全く何もしないなどとは考えられない・・・

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kossy

3.5タイトルなし

2018年5月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

推理作家 雫井侑介のベストセラー小説
を映画化
主演 誘拐事件を追う刑事役に豊川悦司
.
『犯人に告ぐ 今夜は震えて眠れ』.
.
このセリフ
トヨエツが言うから格好いい
トヨエツの渋さ光る
トヨエツ好きにはたまらない映画
.

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lily

4.0原作に忠実で分かりやすい

2018年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

原作読んだのが随分前ですが、それでも基本的にそれを踏襲してますね。また、原作の主人公巻島にトヨエツがとてもハマってます。事件モノですがさして難しい展開もなく単純に愉しめました。原作は続編がありますが、これはどうかな。初回からちょっと年月を経てるから、現実的ではないかも。でも続編があったら必ず観ると思います。

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きいろ

3.0あっさりしている

2017年10月25日
iPhoneアプリから投稿

あまり無駄を挟まず、淡々とした描き方であっさりしていて私は割と好きでした。
でもなぜだか感情移入しづらかった気がします。

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プリマベーラ

3.5トヨエツ節さくれつ

2016年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

連続殺人犯との攻防が主題だが、メインはどちらかというと警察の人間くさい部分嫌な部分を描いている。
トヨエツ節がさくれつしているので、トヨエツ目当ての人にもお勧め。

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佐ぶ

5.0豊川悦司、いいなあ

2015年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

トヨエツ、「12人の優しい日本人」で知りました。

こういう役を演じたら最高にはまるなあと思います。

この映画、セリフもいいです。

「これはもう、私の事件だ。」
「犯人に告ぐ。」
「今夜は震えて眠れ。」

あと刺された後、犯人の情報をわざと違う人間像で伝えたり・・・。

トヨエツにはもっとこういう役を演じる作品に出てもらいたいです。

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51

3.0暗くて重い

2015年6月6日
Androidアプリから投稿

でも見応えあった。

都会で手柄を求めていた時より、田舎の警察での生活の方が、信頼出来る人にも出会えて幸せそうだったのが印象的。
津田さんの存在がとても救いであったと思う。

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おこげ

3.5緊迫感はあった

2015年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 いつも抑えた緊張した低い声でみんなが喋ったり、腹黒く陰謀ばかり巡らせたりで、暗くて緊迫感のある重々しい雰囲気を作るわざとらしさが最初から最後まで続く。普通はこういう不自然なのは好きじゃないのだが、今回はこの途切れない緊迫感が全体の迫力を作り出していて悪くなかった。最初の誘拐事件の捜査に妻の出産の危険が重なって、心にのしかかってくる重圧と緊張がしっかり伝わってきたし、事件後に主人公の背負った心の重荷も理解できた。

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Cape God

4.0後半の緊迫感が、すごい!!

2015年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

難しい

闇に葬り去られそうになった少年殺人事件を追う、刑事のお話。

暗い画面と低いトーンで、前半はちょっと退屈。

でも後半、煮詰まった操作が一気に進み出す感覚と、息が止まりそうな緊張感に、引き込まれます!!

あくまでも人が死んでいるのだと、ハッピーエンドではないのだと伝えてくれるラストにも注目。

いい作品でした‼︎

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つん

3.0豊川悦司のトーンを殺した渋い語りの中に、どれだけの巻島の挫折した過去の悔しさと犯人逮捕への情熱を秘めていたことでしょう。

2009年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『犯人に告ぐ!・・・今夜は震えて眠れ!』
 異例のテレビ局のニュース番組から、連続児童殺人犯「BADMAN」へ主人公の警視・巻島は、挑戦状をたたきつけたこのワンシーンに痺れました。
 豊川悦司のトーンを殺した渋い語りの中に、どれだけの巻島の挫折した過去の悔しさと犯人逮捕への情熱を秘めていたことでしょう。

 本作は、前代未聞の“劇場型捜査”をテーマにしつつ、その伏線として冒頭に、6年前に犯人を取り逃がしてしまった起こった児童誘拐殺人事件を描きます。
 この伏線は重要です。6年前の捜査当時に置かれた巻島の状況は、その後の警察上層部の無責任さや巻島の「BADMAN」に逮捕に対する執念を強調する意味で効果的でした。
 また当時巻島の妻が臨月を迎えていて、母体の危機に面していたのに、誘拐事件の専従となっていけなかったという夫としての罪悪感も伏線となっています。
 捜査を通じて、いつも犠牲にされる巻島の家族との関係。しかし、彼の家族愛の深さはラストで感動を呼ぶストーリーを醸し出すのです。

 さらに6年前とその後をつなぐシーンの演出もよかったです。
 臨月で死にかけていた妻の膝枕の上で、ゆっくり目を覚ます巻島の姿に、思わず6年前屈辱は夢幻のごとく感じられました。
 その後山奥の警察署で悠々自適に暮らしていた巻島であったのですが、田舎に飛んでも優秀な検挙率を残す巻島に目をつけたのが県警本部。またしてもしくじったらトカゲのしっぽ切り要員として、巻島を「BADMAN」捜査の責任者に祭り上げました。
 何かあったらまた責任を取らされることは分かっていつつも、責任者のポストを受ける巻島の信念には惚れ惚れしましたね。
 あと、「BADMAN」捜査をあたかも進展しているかのように自作自演で、「BADMAN」を名乗った手紙を捜査本部に送りつける県警本部長に、「これは俺の事件だ、余計な手出しをしないでくれ」と詰め寄る巻島が格好良かったです。

 ちょっと結末が時間切れであっけなかったものの、最後のシーンまで、とことん豊川悦司はトヨエツ臭く決めてくれております。
 刑事物と言うよりも、一人の男の生き様を綴った作品といえるでしょう。ちゃらちゃらした刑事物に飽き飽きしている人なら、ぜひ本作でハードボイルドに痺れてほしいと思います。

 『映画ファンに告げる! 今夜は震えて眠れ!』

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流山の小地蔵

4.0豊悦 ステキッ!

2007年11月22日

知的

豊悦がむさいおじさんで残念でしたねぇ。決めセリフ、イマイチかな。すじは まぁいいんじゃないでしょうか。

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shinmimi

4.5犯人に告ぐ

2007年11月12日

興奮

知的

予告編から連想していたイメージとは全く違っていました。
内容が濃くて、逆に裏切られ楽しめました。
トヨエツの熱演が光っていました。

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グラント