ゴーン・ベイビー・ゴーンのレビュー・感想・評価
全34件中、1~20件目を表示
パトリックの最後の選択は…。
本当にあれで良かったんでしょうか。
ドイル元刑事(モーガン・フリーマン)かやっていたことは、確かに「適法」なこととは言いがたいのでしょう。それゆえ、彼の行為が是であると言い切るには、相当の勇気が要りそうです。
しかし、親業ということを理解せず、子供を自分の単なる所有物(端的にいえば、自分の持ち物)か付属物くらいにしかみない親も少なくないなかで…。
まして、ひとりの私立探偵であり、決して「捜査官」としての立場にはない彼にとって、彼の選択が余儀ないものでもなかったことも、またハッキリしていると思います。
どうにも…観終わって、スッキリしない一本になってしまいました。評論子には。
根が深い・・・
ひとりの少女が行方不明となり、失踪者の捜索を専門とする私立探偵パトリック( ケイシー・アフレック :本作で監督・脚本を手掛けたベン・アフレックの弟 )と魅力的なパートナーアンジー( ミシェル・モナハン )のもとに少女の捜索依頼が…。
ボストン市警刑事レミーをエド・ハリスが演じる。イケおじの魅力が炸裂 ✨
中盤以降の想定を超える展開に置いていかれ気味でしたが、薬物依存や銃社会の怖さ、子供達をどう護っていくのか、対処の難しさを改めて感じた。
ー蛇のように賢く 鳩のように素直であれ
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (字幕版)
原作に忠実?やりきれない
モーガン・フリーマンや、エド・ハリスが、命懸けでダメな母親から娘をさらい、真相に気付いた私立探偵が、それを白日にさらす。
結果、誰も幸せにならないという、ひどいエンディング。
原作に忠実に作ったのでしょうか。
本当に後味の悪い映画です。
レビューのポイントが高いのが理解できません。
2014.6.14
アフレック兄弟
兄ベン監督、弟ケイシー主演というアフレック兄弟の作品。
ケイシーはこういう暗い映画がお似合い。
どんどん謎が明かされていく物語
アマンダは放ったらかし母の元に返した方が良いのか、大事に育ててくれる養父母の元にいた方が良いのか、、
どっちを選択しても後悔しそう
ベンアフデビュー作
2020年8月10日
映画 #ゴーン・ベイビー・ゴーン (2007年)鑑賞
#ベン・アフレック 初監督作品
初監督でこんなにしっかりした作品が撮れるとは驚きですね
俳優としてはパットしなくても監督としては確かな才能を見せる点では #クリント・イーストウッド の後継者ですね
#ミシェル・モナハン はキレイ
賛否両論へ誘導する巧さ
あざやかな演出によって、情を採るか、法を採るかへもっていく。
「考えさせられた」と言ったとき、考えた部分が、どこなのか、人それぞれだが、すくなくとも「考えさせられる」映画だと、多くのレビューが伝えている。
あたかも、融通のきかない人のような描写がされているものの、法治国家であるいじょう、法を採ったパトリックが、妥当だと思う。
正誤とか、善悪は知らない。
ただ、妥当だと思う。
個人的に「考えさせられた」部分は、どっちを採るかではなく、アンジーだって懇願している、あれだけの状況下で、自分の信念を貫いたパトリックを見て、そんなことが自分にできるか「考えさせられた」。
構造を見たとき、アマンダのような境遇を負う子供は、何十万といるはずである。ドイルが助けたのはその一人であって、であるなら、それは子供の幸せか、法律の遵守か──という大局的な選択にはならない。たんにそれは、その事案だけの問題だ。
その事案だけの問題にもかかわらず、映画は観る者に、大局的な選択をゆだねるような巧妙さを持っていた。
もっと客観視するなら、ドイルもレミーも、事件そのものも、ありえない極端なドラマ性の上に立っている。
その、アクロバチックな物語の作為を気づかせずに、最後の選択肢へ持っていき「考えさせる」映画に仕上げていること、そしてそれがベンアフレックの初監督作だということに「考えさせられた」。
一般的にはアンジー派が多いんだろうなぁ
警察が捜索を始めてから3日が経っていたが、そこへ突然アマンダの叔母夫婦が「裏の社会を知っているか?」と訪ねてくる。しぶしぶだったが引き受けたパトリックとアンジー。警察のドイル警部(モーガン・フリーマン)からは嫌味たっぷりの言葉を浴びせられる。誘拐された子の半数は助からない。24時間以内に発見しないと助かる見込みは10%に下がるなど・・・。早速聞き込みをすると、アマンダの母ヘリーン(エイミー・ライアン)がヤク中であることが判明。
二人で金を盗んだことによって、ヘリーンと一緒にいたレイは死んでいた。チーズという麻薬の元締めの金だ。その金に絡んで、チーズが誘拐の主犯だと睨んだパトリック。警察に電話が入り、元採石場の人工湖でアマンダと金を交換するという取引が成立し、パトリックとアンジー、そして警察側からはレミー・ブレサント刑事(エド・ハリス)とニック・プール刑事(ジョン・アシュトン)が湖に向かう。そこでは待ち伏せていた誰かが発砲し、チーズが死亡。何かが湖に飛び込んだ形跡があった。そのままアマンダの生死がわからぬまま死亡したことになり、責任をとってドイルは依願退職、年給減俸となった。そしてチーズの部下のクリスが何者かに殺された。
アマンダが死亡したことにしちゃっていいの?とか、クリスは誰に殺されたんだ?とか、どうもスッキリしないまま前半部分が終わり、さらに男児が誘拐されるという事件が起こる。それはレミーが容疑者として睨んでいたアダムス・ファミリーと揶揄された変態夫婦とその友人が犯人だったが、その隠れ家に潜入するシーンはおぞましいほどだった。パトリックも吐いちゃったくらいだし。
スッキリしなかった部分は終盤に解明。すべては児童虐待とか、子供を殺すことに罪を許さないドイルが麻薬常用者の母親からアマンダを引き離すことを計画したことだった。自身が12歳の娘を殺された経験をし、そうした大人の犯罪を許せなかったことから始まっていたのだ。そして、パトリックが事件解明に辿り着いて、アマンダを母親のもとに帰すことが、ドイルからしてもアンジーから見ても、道義的に正しいことなのかどうかが問われることになった。そして、同棲していたアンジーは彼のもとから去っていった・・・。
児童虐待について考えさせられる作品だが、原作者が『ミスティック・リバー』の作者と同じだと知って納得。確かに許されるべきことではないが、実の親から引き離すこともいいことなのか、法律と道徳を天秤にかけるように色々考えさせられる。また、その答えを明示しないという潔さも感じられ、ドラマをハードボイルドのように私立探偵の独白調で一貫させたことも面白い。まぁ、一般的にはドイルを見逃すというアンジー派が多いんだろうなぁ。ただ、児童虐待を憎むあまりに、人をいっぱい殺しすぎ!アメリカ銃社会の問題にも少しでも批判的に扱っていれば評価も上がったろうに・・・
正義とは何か
エド・ハリスと、モーガン・フリーマンが出演している時点で、初めから胡散臭さが漂いまくってましたね。
ケイシー・アフレックはやっぱり好きだなー!この独特の空気感が良い。
一人の幼女を巡ったこの事件。
現実とは なんて残酷なんだろう…。
女の子の幸せを願っても、ジャンキーな母親の子供にとっての現実は、そんなに甘美なものではないと気付かされる。
あの子を保護するにしても、他にもっと良い方法があったはずだとも思うし、モーガン・フリーマン演じる元警部のドイルも、きっと陪審員からの心証も良いだろうから、重い罪には問われないだろうと想像できる。
例え子供が不幸な道を歩もうが、実の母親と暮らすことがその子にとって幸せなのか
クソな母親と離し 子供の幸せだけを願う養父母と暮らすことが最善なのか
レミー(エド・ハリス)の台詞にもあるように、「子供は大人を裁かない。打たれても恨まない。だが、見返りは?」
確かにその通りだと思う。でもパトリックが言うことも一理ある。
例えどんな暮らしでも、実の母親と暮らすことが最善なんだと。
女の子の笑顔の全くないラストシーンには考えさせられる。
ホームドラマだね
ラストは正義感を貫く主人公・・・
まとめとして「何だこれっ?」ったな感じの作品。
誘拐された少女の母親の叔母役の女優さんをどっかで見た事あるなと思ってたら、「フィールド・オブ・ドリームス」のケビン・コスナーの嫁さん役でした。
正しい行いとは
世の中正しいい事、正しくない事なんて無いのかも。と思った。
姪のために良かれと思い決断したが、最後に意味深な結末で終わる。あの時の正しいと思った判断が後悔かのような終わり方。
貧しくて育児放棄するような母親なら、いっそあのまま誘拐のまま裕福に愛情を注いで育ったほうがいい。
誘拐されて戻ってきた女の子がすごく可愛かった。
作った人の意図はわかるけど、、
うーん。
時計とにらめっこしながら観てました(笑)
なんとなく、女の子がさらわれて殺されて、、っていう話で終わるんじゃないんだな、と。
しかし、ところどころで「そりゃないよね!」というシーンがあったり(警察の人が覆面してバーに銃を持って乗り込むかぁ?とか)作りの甘さがけっこうあります。
でも、法か感情か。
何が大事なのか?考えさせたいという意図があり、そこの部分は、まあまあ成功したのかな、という印象でした。
でも、作品自体には入り込めなかったなぁ。。。。
エイミーを連れ去ったのはドイル刑事、刑事全体がグルになっていた。 ...
エイミーを連れ去ったのはドイル刑事、刑事全体がグルになっていた。
パトリックは引退したドイルのもとに行くとエイミーはドイルと一緒にいるのを確認し、ドイルに説得されるがパトリックは警察に通報してドイルは逮捕、エイミーは親元に戻される。これがきっかけでパトリックはアンジーと別れてしまう。パトリックはアマンダを訪ねるが母親は相変わらずで複雑な気持ちでアマンダの様子を見ながらラストシーン。
ん~~イマイチ
俳優陣の演技はすばらしいと思ったけど
主人公の決断にどうしても
納得できずモヤモヤしたまま終わったという感じ
ミステリーとしても
犯人はエドハリスとモーガンフリーマンが出ている時点で
そうだろうなと予測できていたし
なんかイマイチ。
誘拐される女の子は可愛すぎた。
あんなダメ母の元で、かわいそうに。
あの母親の兄夫婦が慈しんで育てればよかったんじゃないの?
同じ家に住んでるんだし。
愛しき者はすべて去りゆく
優しさに溢れた話。
正義とはなんなのか、胸が締め付けられた。
冒頭のモノローグとラストシーンの距離感が印象的。
ベンアフレック初監督作品だがとてもよく出来ている。日本未公開なのが悔やまれる。是非見て欲しい。
断然、お兄ちゃんヨリ弟
B・アフレックの監督作品は全部、弟のC・アフレックが主演すれば良いのに。
役者の存在感は断然C・アフレックに軍配が。
他のB・アフレック監督作は観ていないので何とも言えないし本作の原作も読んでいないけれどイーストウッドの「ミスティック・リバー」とLOOKも映像の色も似通っていて原作者が同じだがココまで似るか!?
E・ハリスにM・フリーマンの黒幕の黒幕な展開もコノ二人の役者がチョイ役な訳がないので序盤から解っているしってな胡散臭さにオチ。
相棒で私生活のパートナーの女性も存在感が薄いしあまりヒロイン的な効果も無い。
正義が本当に正しい行いなのか?
みたいな意味深な終わり方もワザとらしいしドンデン返しな演出もタンパクな感じ。
地元との親しい感じの仲も在り来たりでイマイチ。
運命に身を委ねるしかないのか…
虐待死が後を立たない昨今、いつも映画みたいな救世主がいれば…と思っていても、ストーリー的にそうは行かないという、ついつい歯ぎしりしたくなるような展開。印象に残る映画には間違いない。
全34件中、1~20件目を表示