ワルボロのレビュー・感想・評価

青くて、無様で、泥と血にまみれていて、熱い映画だった。
殴り合いだけじゃなくてしっかり青春映画してる。

中途半端もんを描こうと中途半端に描いてクソダサい

松田翔太ヤンキーにいいね！

松田翔太が終始可愛いヤンキーを演じていて面白いです。

ゲッツさんが高校時代あんなにカッコよかったとは思わないが、細部に渡って笑えました。

「俺はもう迷わねえ！」って、迷っていいんだよ！まだあんたら中学生なんだから！

ビーバーとか、朝鮮中学とか、毒ぶっちょとか、本当にイチイチつぼにはまるわ。

学ランの裏地に一匹狼と刺繍されていたシーンにはシビれた！
音楽がなかなか良いので細かいところは気にせず観れば爽快！

このキャスト陣で中学生って設定はどうか、と。
クローズとパッチギを足して２で割ったような感じ。
仲村トオルを起用するっていうのが、ビーバップ世代としては楽しく見られる。

新垣結衣、可愛いなぁ。

80年代の不良を描いた作品。ケンカあり、恋愛ありとヤンキー映画のフォーマットにのっとったスタンダードな作品。

逆にこれといったクセも無いので、クローズのような緊張感パッチギ（ヤンキー映画ではないか・・）のような感動など突出したものがない分、物足りなさを感じた。

ただ、BGMのB級感や制服屋でのやり取りなど、細部の部分がリアルで面白かった。

松田兄弟といえば、兄も「青い春」でのヤンキー役を演じたが、
二つ同時に見てみると二人の個性が出ていて面白いかも。

時間も短いので、さらっとストレス解消したい時には
良い映画なのではないだろうか。