劇場公開日 2007年9月29日

エディット・ピアフ 愛の讃歌のレビュー・感想・評価

全33件中、1~20件目を表示

3.5芸は身を助く

2025年1月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

マリオンコティヤール扮するエディットピアフは劇場で歌唱中に倒れてしまった。

エディットピアフは子供の頃から母親が面倒見てくれなくて苦労して路上で歌ったりしていた不幸な身の上だったね。歌って生計を立てるのは大変だ。体はボロボロでまさに芸は身を助くだな。

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重

3.5まさに主演女優賞受賞作品

2024年12月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エディット・ピアフの歌は好きだし、演じるマリオン・コティヤールは個人的推しだし、その作品が第80回アカデミー賞3部門ノミネート2部門受賞ということであれば、これはもう大いに期待して鑑賞。
観てみると作品賞や監督賞にノミネートされなかったのは残念ながら何となく頷ける内容なのだが、やはり主演女優賞受賞のマリオン・コティヤールの演技はまさに素晴らしい。マリオン・コティヤールが役者としての覚悟を感じさせる渾身の演技というか、これだけの捨て身の演技をみせてくれるとは個人的にはかなり意外。マリオン・コティヤール推しとしては、ある意味複雑な気持ちになってしまった感もあるのが正直なところかな。
時系列を少しいじったのは構成として良かったと思うが、もう少し映像も凝ってくれれば、全体的に名作感も増したのではないかと素人目には思える。
期待が大きかっただけに、評価は少々辛口になってしまう。

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いけい

4.0小さなスズメの壮絶な人生

2024年12月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

エディット・ピアフを初めて知ったのは「プライベート・ライアン」で決戦前に彼女のレコードを聴きながら皆が故郷に思いを馳せるシーンだった。「薔薇色の人生」などで有名な稀代のシャンソン歌手だと後で知った(個人的には「群衆」という曲のリズミカルな感じが好き)。142cmと小柄なことから「ピアフ=スズメ」と芸名が付いたらしい。晩年の写真から年老いてまで活躍したとばかり思っていたが、まさか47歳で早世したとは。それほど身も心も酷使したのだろうか。
奔放に生きて来た彼女がボクサーのマルセルに抱く純愛。そのマルセルが飛行機事故で急死した時の取り乱し方、そして半狂乱のままよろよろ歩いていった先には満席のステージがあり、絶望で両手を掲げた姿のまま「愛の讃歌」の絶唱に繋がっていく。映画全体は時空を行き来するありがちな伝記モノと感じたが、この場面はあまりの名シーンぶりに胸が突き刺され、鳥肌が立った。
主演のマリオン・コティヤール、もうピアフ本人にしか見えない。と思ったらその年のオスカー主演女優賞を取っていた。

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あっきゃん

2.0ピアフの回想録

2024年10月10日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

ピアフが亡くなる瞬間から始まり、その瞬間の走馬灯のように。また年代は、まとまりなくバラバラと回想録のよう。40代とは思えないヨボヨボのお婆さん姿なのは、再現なのかな。恋人の飛行機事故、薬漬け、アル中は悲惨だが、歌はとても良かった。

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ケイト

3.5納得のアカデミー主演女優賞

2024年9月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

愛の讃歌は聴いたことあったのですが、エディット・ピアフは知りませんでした。歌うことと愛することが生きることだったのですね。
なんといっても主演のマリオン・コティヤールのなりきり演技がみどころでした。

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光陽

3.0ピアフ役は本当に一人の俳優が演じていたの?

2024年8月26日
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パリオリンピック開会式での
セリーヌ・ディオンの熱唱に合わせての
放映だったのだろうが、私もNHKの戦略に
上手く乗せられるかのように初鑑賞した。

“愛の賛歌”自体は越路吹雪の歌唱などもあり
知ってはいたものの、
元々の歌い手のエディット・ピアフ
のことは全く知識外だったが、
鑑賞に先立ち、彼女の壮絶な人生を
ネットで知ることが出来た。
・幼い頃の娼館での生活と失明
・十代での出産と死別
・ジャン・コクトーとの出会い
・大戦の占領期におけるレジスタンス運動への貢献
・マレーネ・ディートリッヒとの交友
・シャルル・アズナブールやイヴ・モンタン
らへの支援
・プロボクサーとの大恋愛と死別
・癌による47歳での死去
・そして、名曲「ばら色の人生」と
「愛の賛歌」が彼女自身の作詞で、
「愛の賛歌」の歌詞は亡くなった
愛するボクサーの彼に捧げたもので、
かなり過激な愛の詩であったことも。

この映画では、これらの一部やそれ以外の
彼女の生き様をも知ることとなったが、
果たして彼女は何人分の人生を生きていた
のだろうと思うような、
波瀾万丈の人生だった。

しかし、作品の出来としては、
大きく時間を飛ばすこととは別に、
小刻みにも時間が前後する構成なので、
彼女のどの時期の話?
彼女を取り巻くこの人は誰?
との戸惑いも多く、
また、話が唐突に切り替わったりと
何かと戸惑いの多い鑑賞となってしまった。

それにしても、成人以降のピアフを演じた
マリオン・コティヤールには驚かされた。
俳優に注目して観るタイプではない私は、
ピアフを何人かの俳優でつないでいるのでは
ないかと思った位だったが、
晩年までをコティヤール一人で
演じていたことには、
流石にアカデミー主演女優賞受賞の演技と
脱帽せざるを得なかった。

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KENZO一級建築士事務所

4.5苦しみは私の心に 足は椅子の上に

2024年8月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ

5.0マリヤンコティアールの演技に引き込まれる

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館、VOD

悲しい

知的

ピアフの人生を時間軸を交錯させながら表現しているので、流れを追いたい人には不向きな作品かもしれません。
ただ運命の歯車というのは、我々人間から見ると前後左右の時間が入り乱れて構成されているようなものかもしれない。

ピアフの華やかな時代の表現は少なく、壮絶な事件により多くの時間が割かれている。
もう少し彼女の功績を見たい気もするが、彼女のその陰惨な生い立ちや、次々と訪れる運命の悪戯により、歌の表現が深まっていったと思う。

個人的には、最愛の恋人マルセルを失った直後に歌い上げた『愛の讃歌』の場面は観たかった。

映画の締めは、『水に流して』を歌う。
この歌は彼女の人生全ての集大成と言えるものだろう。

自らの身体を痛めつける生き方しかできなかった最期であるが、時代や生い立ちの影響で致し方ないものを感じる。

あの世に召されてから、この歌のようにまた新たなスタートを得たのではないだろうか

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ずっ子

3.047歳という若さで亡くなっていたことは知らなかった。終わりの方はも...

2022年6月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

47歳という若さで亡くなっていたことは知らなかった。終わりの方はもう40代に見えることもなくびっくり。演技は良かったですね。
時間軸がかなり飛ぶので、初心者にとってはかなり難しい。もう少し丁寧に描いてほしいところもあったな。

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よっしー

4.0【”ばら色の人生”を自らの努力で掴み取った謎多きフランスのディーバ、エディット・ピアフの人生をマリオン・コティヤールが老け役も含め見事に演じきった作品。】

2022年4月30日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 1915年、パリの貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガションは、大道芸人の父を手伝いながら人前で歌うことを覚える。
  そして1935年、名門クラブのオーナーに見出されてピアフと名付けられ、歌手デビューして瞬く間にスターダムへ駆け上がるが…。

◆感想

 ・劇中の歌のほとんどは、ピアフ本人の音源を使用・・。
 -うわわ、今日鑑賞した作品でマリオン・コティヤールの独唱を聞いたが、今作品ではご本人の歌を使っていたのだね。と言う事は物凄いヴォイス・トレーニングをしたんだね。-

 ・それにしても、今作を脚掛けにしたマリオン・コティヤールの、現在の活躍ぶりは素直に嬉しい。今や世界的な女優さんである事は、万民が知る所である。

<短き生涯だった謎多きフランスのディーバ、エディット・ピアフを演じたマリオン・コティヤールの老け役も演じた女優根性が印象的な作品である。>

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NOBU

3.5マリオン・コティヤールってすごい

2021年2月28日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
オスカーも納得のマリオン・コティヤールの魂を削った熱演。エディット・ピアフの名曲を振り返る事ができる作品ではある。

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カメ

3.5『タクシー』時代と別人

2020年11月20日
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マリオン・コティヤール、可愛いだけの女優さんじゃなかった。
晩年の40代なのに老人にしか見えないピアフまで見事に演じております。

そりゃ、オスカー取るね…。

才能のある人って、どこかで甚大な犠牲を払うようになってるのかしら。
歌と、マルセルだけの人生。

「歌えなければ、自分が信じられない」
その台詞に固まった。

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UNEmi

5.0マリオン・コティヤール凄すぎた。倒れる場面は本当にびっくりした。

2020年10月12日
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マリオン・コティヤール凄すぎた。倒れる場面は本当にびっくりした。

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collectible

1.5カタルシスがない。ピアフはジョーカーではない。関係ないがピアフは不...

2020年6月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

カタルシスがない。ピアフはジョーカーではない。関係ないがピアフは不細工だからこそフランスの魂となったのだと思う。フランス人は美醜に惑わされずに済んだ事を誇りに思うのだろう。ピアフは神の子。

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kazuyuki

2.0マリオン・コティヤールだけでした

2019年9月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

まったく魅力を感じない作品で、なんだか残念。類い希なる魂の叫びと歌唱力が際だっていることは理解できるけれど、魅力的なものはほとんどなくて、ことごとく嫌悪感を抱いてしまった。
唯一、女優という姿を完全に消し去っているマリオン・コティヤールの演技がすごかったことだけが自分にとってはこの作品の全てだった。

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SH

3.5 いくつもの時間軸を交差させ、彼女の人生がそれほど苦悩と悲運にまみ...

2018年11月7日
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鑑賞方法:映画館

 いくつもの時間軸を交差させ、彼女の人生がそれほど苦悩と悲運にまみれているような、そしてその記憶の断片が晩年の想いになっているように思われる。「歌がなくなったら死んでしまう」と印象に残る台詞を残すほど、彼女の人生は音楽そのもの。最期にプレゼントされた曲の「何も後悔しない」というフレーズが全てを物語っているかのように・・・

 母親が路上で歌を歌っていたように、エディットも路上で歌うようになる。きっかけを作ったのは大道芸人である父親。足芸を簡単に済ませたはいいが、客が去ってしまいそうなとき、幼いエディットに「何かやれ」と急かしたシーンだ。何かやれと言われても・・・頭のなかが真っ白になるけど、咄嗟に歌うフランス国歌。観客は天使の歌声に魅了されるのです。

 鼻の俳優ドパルデューが彼女の才能を見出す。その彼も殺人事件に巻き込まれ、エディットも容疑者として捕まったりするのです。この事件も衝撃的だったけど、ニューヨークで出会った最愛の男性マルセルのエピソードも涙を誘う。妻子ある男だし、報われることはないのかもしれないけど、エディットの愛が驚くほどに感じられるところ。

 映画ではスター街道を歩む華々しさよりも、悲しい別れがクローズアップされていた。娼館で可愛がってくれたティティーヌもそうだし、前記2人だってそうだ。ステージに立てないほど衰弱してしまった彼女に再会できて喜ぶのはもう一人の恩師レーモンだけ。悲しすぎです。

 劇中に登場する歌にはエディット・ピアフ本人の肉声を被せてあるらしいのですが、マリアン・コティアールの歌い方にはそれを感じさせない自然な演技。全くわかりませんでした。どこまで本人に似ているのかわからないけど、20歳から、実年齢よりも老けていた晩年の姿を演じきった彼女。素晴らしすぎです!アカデミー賞最有力候補などと謳ってありますが、主演女優賞ノミネートは確実なのかも。

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kossy

5.0生きたピアフがここに!

2016年4月26日
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悲しい

興奮

ピアフの歌は自分でもたまに歌うが、人に聴かせるとなると小手先のテクニックだけでは難しい。
そこにピアフの魅力と天性の才能を感じる。

この映画、ピアフを演じたマリオン・コティヤールの演技力がとにかく素晴らしい。
特徴的な表情、姿勢、口調、仕草、悲しみの深さ、感情の激しさ、何もかもが絶賛できる。

こんなに生きたピアフを観ることができるとは、DVDを買って正解だった。

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Arco

4.0愛しなさい。

2015年8月14日
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鑑賞方法:DVD/BD
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夏斗

3.5主演女優演技 プロットに捻りがなく残念 ピアフの人生を知る良い映画

2014年5月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

フランスで最も愛されている歌手の一人であり、国民的象徴であった。彼女の音楽は傷心的な声を伴った痛切なバラードであり、その悲劇的な生涯を反映していたのが特徴であった。有名な曲としては「ばら色の人生 La vie en rose」(1946年)、「愛の讃歌 Hymne à l'amour」 (1949年)、「ミロール Milord」 (1959年)、「水に流して Non, je ne regrette rien」 (1960年)などがある。

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PANCAKE

3.5ピアフの人生と、主演女優の演技力

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

難しい

総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 80
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 75

 エディット・ピアフ。その存在は知っていたが、特別彼女についてよく知っているというわけではない。せいぜい恋人が飛行機事故で死んだ、それで愛の賛歌を歌ったという程度。

 しかし彼女のありきたりとは程遠い過去と、それを演じた主演のマリオン・コティヤールの演技力に驚かせる。不幸な生まれ、数知れない試練、成功と挫折、精神を病んで薬と酒に溺れて体もボロボロに、と絵に描いたような破滅型の天才歌姫。時に感情を爆発させ、時に幸せに満ち、晩年の薬漬けで老けてかつての面影もない姿まで演じきった。
 当時のフランスの社会の描写や風景のセットも良かったし、音楽も良かった。特別彼女のファンでなくても、一人の歌姫の波乱万丈の人生の映画として楽しめた。

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Cape God