「【どうでも良いガールズ・トーク炸裂美女軍団VS”スタントマン・マイク”の激しいカーアクション2本立て。前半:怪作 後半:快作。】」デス・プルーフ in グラインドハウス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【どうでも良いガールズ・トーク炸裂美女軍団VS”スタントマン・マイク”の激しいカーアクション2本立て。前半:怪作 後半:快作。】
■どのような思考回路を持っているの!タラちゃん・・。前半と後半のトーンが違い過ぎるよ・・。面白いんだけれどね。
◆前半:テキサス州オースティン
どうでも良いガールズ・トークを交わしながら車を走らせる美女たちの車を、怪しい黒い車が後を追う。
サン・バイザーには、彼女たちの写真がコレクションのように挟み込まれ・・。
バーで彼女達に近づく”スタントマン・マイク”(カート・ラッセル)顔には傷が・・。怪しみながらも、”ザトウイチ”などとマイクを呼びながら、言葉を交わす美女たち・・。
タラちゃんもバーの経営者?店員?で顔を見せる。
そして、”デス・プルーフ”仕様の車にパムと言う女の子を乗せて帰るが・・。
病院で保安官が言う。”他でやってくれよ・・。”
-後味が悪い・・。ホラーか?タラちゃん・・。ー
◆後半:14か月後 テネシー州レバノン
相変わらず、どうでもよいガールズ・トークを交わす美女たち。画面はモノクロ。遠目に登場する、”スタントマン・マイク”。
ーおいおい、同じパターンか?-
けれど、画はカラーに突如切り替わり、美女たちドライブへ。うち2名、相当の車好きらしい。
”マックスカー 1970年型 440エンジン 白のダッチ・チャージャー”が売り出されている事に狂喜し、試乗しようと出かける・・。
そこへ、”スタントマン・マイク”登場。序盤、“シップ・マスト”などと言う危険な箱乗りをしているため、劣勢の美女軍団。
ー危ないよ・・。そんな車の乗車の仕方は、弊社ではお勧めしておりません・・。-
ここからの美女たちと”スタントマン・マイク”のカーチェイスが凄かった。そして、追い詰められた美女軍団の形勢逆転の一発。(ちょっとずるいけど・・)
美女軍団はマイクを追い駆け、追突に次ぐ追突で””スタントマン・マイク”は”アイム・ソーリー・・・”(情けないなあ・・)
けれど、更に肉弾戦へ。美女たちのパンチの雨あられ、そして後ろ回し蹴りが見事にヒット! エンドも顔面踵落し!
<怖いなあ・・美女軍団。
けれども、前半の重いトーンを吹き飛ばす展開に快哉した作品。>
■それにしても、何故にカート・ラッセルはあの役を引き受けたのかな?タラちゃんの映画には皆出たいんだねえ、きっと。