伝染歌のレビュー・感想・評価
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低評価になるのはわかる
絶対映画好きが好まなそう。まずAKBを起用している時点で
「無い」って人からすると存在自体があり得ないだろう。
でも、そこで食わず嫌いせずに是非見て欲しい。
少なくとも伊勢谷が死ぬところまでは。
この映画のキモはどこかネジ外れた感じの雑誌編集者達である。
外連味がありつつも胡散臭い
ヤバめな人間。特に傭兵帰りの伊勢谷友介演じる太一という人物は
可笑しいしオカシイ。ストロベリーパフェを一心不乱に食べ始めたかと思え
ば意味不明な言葉を発し、挙句俺変なことまた言った?などと宣う。
ちょっと頭の足りない人なのかなーと思いきや抜群の安心感を与える演説を
始めるなど魅力的だが危ない人間を上手く演じている。他にも聞き込みの際
に、精神遅滞の人のモノマネをする脇役や、いつも飄々としている編集長な
ど寧ろ主演のAKBよりこちらに注目すると、独特の空気感のあるこの映画は
刺さる人には刺さる。AKBも凄く若いので、そういった意味で新鮮ではあ
る。なんていうかな、この映画を楽しめないそうは真の意味で
俺B級映画好きなんだよねーとか半可通ぶっちゃいけないよね。
例えばピンクフラミンゴとかは絶賛するけど、これを貶すタイプは
人の意見に左右される自分の視点がない人なんだなーって思います。
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