劇場公開日 2008年6月7日

「僕にとってのマジックアワーとは…」ザ・マジックアワー 羊さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0僕にとってのマジックアワーとは…

2025年1月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ



なんだか笑いたい気分だなってときに
ふと観たくなる作品のひとつです



キャストの豪華さがすごいよな…と毎度思う

中井貴一とか唐沢寿明とか天海祐希を
チョイ役で使ってしまうところ
(さん付け省略申し訳ありません)

三谷さんなら喜んで!って感じなのかな

チョイ役なのにしっかり印象を残してて
さすがは名俳優です



佐藤浩一さんがノリノリで演じてるのを観ると
楽しい撮影だったんだろうな〜と
なんだか嬉しい気持ちになってくるのです
(何目線だよって感じだけれども)

贅沢なすれ違いコントをずっと観てる気分

村田ちゃんみたいなフランクだけど
自分のポリシーがきちんとある人の生き方って
本当にかっこよくて素敵だなと思います
自分に屈しないってなかなかできないこと



西田敏行さんの演技も面白くて大好きです
「そんなに好きなら持って行きなさい…」
「麺類麺類!」(これはアドリブって聞いたような)

いつかお別れすることがこの世のルールだけれど
もう少し西田さんの演技を見ていたかったです

でも会いたくなったらいつでも会えますね

出演作が増えることはもうありませんが
西田さんが注いできた演技に対する情熱や愛情は
作品ひとつひとつに刻み込まれていて
消えることはないんですよね



陽が沈む前の空を「マジックアワー」と
呼ぶことを知ったのもこの作品でした

自分の人生における
マジックアワーってなんだろう?

大きなことを成し遂げたり残したりして
偉人や有名人になる自分は多分いない

「今日はいい日だった」と眠りにつけたら
それがマジックアワーってことにして
明日からも生きられたらいいなと思います

羊