「残さず料理。」ザ・マジックアワー マロピさんの映画レビュー(感想・評価)
残さず料理。
日本のこの手の作品は劇場で観てもなんだかな~というスタンスの私はラッキーなことに年末の飛行機の中で観ることができました。
やはり、閉鎖空間でのコメディーは劇場で観る気がしない・・・。
よっぽど好きな役者などが出ていない限りは劇場に足が向かない・・・。
そんな状態で見た本作。
見終わった後は、一抹のがっかり感と安心感を伴う何とも言えない感覚になった。
落としどころはこうなるだろうな~と解りながら観ていたせいか物語としてはがっかり。
佐藤浩市はさすがの役者ぶりで、安心感。
カメオ出演の役者さんたちを殺さぬあたりは監督の手腕の見事さ。
さまざまな素材を残さず調理!と言ったところでしょうか。
でも、その料理は味は良いけど、平凡かな~みたいな。
わざとそう思わせてるのかもしれないけれど、DVDなどで鑑賞するには十分、合格点。
監督、見事です。
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