劇場公開日 2007年8月4日

彩恋 SAI-RENのレビュー・感想・評価

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1.0 ナツの中学生の弟が修学旅行で初体験する予定だと言う。父親(温水)...

2021年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ナツの中学生の弟が修学旅行で初体験する予定だと言う。父親(温水)も姉貴(関)も風呂屋の常連もみんな応援・・・どこかおかしい。セックスが失敗したことで落ち込む弟。この家族には恋やセックスのことしか頭にないんだろうなぁ。映像の雰囲気はともかく、内容がエロ。こんな映画ならばAVを見てるほうがましだ。ココ(貫地谷)の母親(奥貫薫)とマリネ(徳永)の父親のラブストーリーがメインになるかと思ってたけど、さにあらず・・・というところも痛い。

 ナツが恋人に振られるところから始まって、やがて妊娠が発覚。命の尊厳を感じさせる部分なんて少ないし、むしろ友情のほうが大切なんだろう・・・それにいきなり恋人も死んでいる。

 基本的にはコメディ路線なんだろうけど、下半身のみで生きている登場人物には共感できるはずがない。そんな中でもよかったのは妻に逃げられた教習所の教官(きたろう)が仕事を辞め電信柱に激突したシーンだろうか。

 他にも気に入らないのが純情そうな徳永えり。片思いで悩んでいるようなのに処女ではない!想像するにかなりエロい頭の持ち主。そしてシングルマザーを決意する娘を祝う温水。そして貫地谷もかつてはかなりグレていたらしい設定。

 59人に一人は交通事故で死ぬ?この言葉にも象徴されるように、人生は“愛”、“セックス”、そして“交通事故”なんだろう。深みがまったくない、ガキの妄想でつくられた映画。そんな印象が残る・・・映画のテクニックだけは感じられるだけに脚本を専門家にまかせたほうがいいと思った。

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kossy