彩恋 SAI-REN
劇場公開日:2007年8月4日
解説
「ハチミツとクローバー」の関めぐみ、「スウィング・ガールズ」の貫地谷しほり、「フラガール」の徳永えりら注目の若手女優が共演する青春ラブ・ストーリー。のどかな地方都市に暮らす高校3年生のナツ、ココ、マリネは、いつも一緒の仲良しトリオ。性格も悩みもバラバラの3人だったが、互いに支えあいながら18歳の多感な時期を過ごしていた。そんな彼女たちの等身大の姿を、ユーモアを交えつつさわやかに描き出す。
2007年製作/91分/日本
配給:エム・エフボックス
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2021年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ナツの中学生の弟が修学旅行で初体験する予定だと言う。父親(温水)も姉貴(関)も風呂屋の常連もみんな応援・・・どこかおかしい。セックスが失敗したことで落ち込む弟。この家族には恋やセックスのことしか頭にないんだろうなぁ。映像の雰囲気はともかく、内容がエロ。こんな映画ならばAVを見てるほうがましだ。ココ(貫地谷)の母親(奥貫薫)とマリネ(徳永)の父親のラブストーリーがメインになるかと思ってたけど、さにあらず・・・というところも痛い。
ナツが恋人に振られるところから始まって、やがて妊娠が発覚。命の尊厳を感じさせる部分なんて少ないし、むしろ友情のほうが大切なんだろう・・・それにいきなり恋人も死んでいる。
基本的にはコメディ路線なんだろうけど、下半身のみで生きている登場人物には共感できるはずがない。そんな中でもよかったのは妻に逃げられた教習所の教官(きたろう)が仕事を辞め電信柱に激突したシーンだろうか。
他にも気に入らないのが純情そうな徳永えり。片思いで悩んでいるようなのに処女ではない!想像するにかなりエロい頭の持ち主。そしてシングルマザーを決意する娘を祝う温水。そして貫地谷もかつてはかなりグレていたらしい設定。
59人に一人は交通事故で死ぬ?この言葉にも象徴されるように、人生は“愛”、“セックス”、そして“交通事故”なんだろう。深みがまったくない、ガキの妄想でつくられた映画。そんな印象が残る・・・映画のテクニックだけは感じられるだけに脚本を専門家にまかせたほうがいいと思った。