ボーン・アルティメイタムのレビュー・感想・評価
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リアルなアクション・サスペンス
まるまる2時間、緊張の連続! まさに手に汗握る、リアルなアクション・サスペンス。派手な爆発がなくても、ワイヤーがなくても、アクション映画はここまで出来る! そんなことを証明してくれたような気がする作品です。映像も音楽もカッコいいし、クールな頭脳戦も見ごたえたっぷり。まだ続けられる余地を残したラストではありますが、続けるにしても続けないにしても、うならせるラストシーンでした。でも、ここまでキレイに終わったから、あまり続けないでほしい気もしますけど。
シリーズを見事に自分のものにしたグリーングラス監督
ダグ・リーマンが監督した1作目もいいが、やはりポール・グリーングラスが引き継いだ2作目以降がひときわキレがあっていい。
1作目はまだ、事件を通して愛が芽生え、事件が解決したら恋人のもとに帰っていくというハリウッドの王道的道筋をなぞらえていたけれども、なにしろ2作目の冒頭で恋人は殺されてしまうわけで、それに続く3作目の本作では、そうした色恋沙汰もなくなり、よりストイックにボーンが自らの過去に向き合う様を描き、グリーングラス監督の色が出た。彼は1作目からのテイストを引き継いだ上で、このシリーズを見事に自分のものにしたと思う。
「ユナイテッド93」ばりの手持ちカメラの撮影も臨場感満点だし、“痛み”が伝わってくる肉弾戦アクションもキレがある。全編を通して音楽で緊張感をあおりすぎな気もしなくはないが、全体としてグリーングラスが得意とするドキュメンタリー調のリアルな画面作りに成功してる。
ジェットコースタームービーでした。
1、2作目と同じようなシーンがあったが、なぜか飽きませんでした。ぜひDVDをゲットして1作目からぶっ続けで見たい作品です。今回は気のせいかジェイソンボーンが少し老けたような?感じでした。
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