「世界全体に言えること。」アズールとアスマール マロピさんの映画レビュー(感想・評価)
世界全体に言えること。
日本のドラマのバージョンアップのような映画を10本観るならこれを観た方がどれだけためになるか。
あまり話題にならなかったのが非常に惜しい。
ジブリも、もっと強力にプッシュすれば良いのに、秀作過ぎたのが仇となったか・・。
一言で言えば「移民問題」をズバリ付いた作品。
色彩鮮やかな画像と子供にも楽しめるストーリー展開をベースに監督もメイキングで語っていたように、内包するテーマである現在の欧米先進国が抱える「イスラム系移民」を料理してある恐るべき作品。
あまり、移民問題に関して敏感ではない日本人の心の琴線に触れにくいが、世界全体で考えるべき大切な問題を、このような映画に仕立て上げられるミシェル・オスロ監督に脱帽。
ぜひ、ブルーレイのDVDで観てください。
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