劇場公開日 2007年7月21日

「世界全体に言えること。」アズールとアスマール マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0世界全体に言えること。

2008年2月8日

泣ける

知的

日本のドラマのバージョンアップのような映画を10本観るならこれを観た方がどれだけためになるか。
あまり話題にならなかったのが非常に惜しい。
ジブリも、もっと強力にプッシュすれば良いのに、秀作過ぎたのが仇となったか・・。

一言で言えば「移民問題」をズバリ付いた作品。
色彩鮮やかな画像と子供にも楽しめるストーリー展開をベースに監督もメイキングで語っていたように、内包するテーマである現在の欧米先進国が抱える「イスラム系移民」を料理してある恐るべき作品。

あまり、移民問題に関して敏感ではない日本人の心の琴線に触れにくいが、世界全体で考えるべき大切な問題を、このような映画に仕立て上げられるミシェル・オスロ監督に脱帽。

ぜひ、ブルーレイのDVDで観てください。

マロピ