イタリア的、恋愛マニュアルのレビュー・感想・評価
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ロマンチックな展開ではないけれど、ロマンチックな映画。
出会い、倦怠期、浮気、リベンジを試みるもからの…(笑)。人を求める気持ちはメリーゴーランド。
恋をして結婚すれば直面する様々な出来事を、かるいパンチとコミカルなエピソードで描き出しています。
”恋”というと、結婚までの間というイメージを持っていましたが、そうだね。結婚してからだって、相手への思いってありますね。
一組のカップルの歴史という形で見せるのではなく、同じ国に住む人々が、お互いそれと認識するわけではないけれど、見事にバトンをリレーして、カップルに起こりえる歴史を見せてくれます。
各話の登場人物にとっては、きわめて深刻な問題で、真剣そのものの表情で物語は進んでいくのに、何故か笑いがこみあげてきます。そして、同じようなことをやって考えている自分をそこにみて苦笑い。
そこで展開されているストーリーは、けっして『マニュアル』的な理想形ではなく、どちらかというと”イタイ”展開。でも、なぜか愛おしくなってきます。そこに微妙に絡んでくる、映画の中で出版されている『恋愛マニュアル』からの解説も絶妙。
結局、めでたし?で終わるのも心地いい映画。
結婚は墓場だという格言もあるけれど…恋がしたくなります。
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