「ゴジラ登場」ALWAYS 続・三丁目の夕日 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴジラ登場
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ゴジラ −1.0のルーツと知って鑑賞、冒頭のアバンタイトルだけだがゴジラ登場、なんと本作のシンボル的東京タワーを熱線で破壊、最新CGではゴジラのポリゴンは5億、当時は500万だったそうだが、見劣りはしなかった。ただ、劇中で茶川を純文学作家と持ち上げるのでSFを書いていたとゴジラと繋げるのは無理やり感はありますが、一作目が大ヒットしたのでご褒美に許されたお遊びなのでしょう、山崎監督のゴジラ愛が溢れていますね。
鈴木オートの店主も第二次大戦の兵士の生き残り、死んでいった仲間を想って生き延びたことに自責の念のようなものを抱いているところも―1.0に通じていますね。
下町人情劇では山田洋次監督の喜劇仕立ての方が好みですが山崎監督も強者、散りばめたエピソードの多さと伏線回収の見事さは素晴らしい、加えてVFXでも手腕を発揮、今流行りの二刀流ですから逸材ですね。
敵役が小日向さんというのも絶妙なキャスティング、根が優しい無理っぽい敵役はジャストミートでした。ほかにも子役を含め芸達者な役者さんたちが大熱演、貧しくとも真摯に生きることへの励まし、希望を抱かせてくれる癒しの大作でした。
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