「不思議な世界。」サイドカーに犬 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議な世界。
名画座で鑑賞。
原作は読んでないんだけど、発想がとても面白い。
普通、父親の愛人には敵対心を抱くものだけど(汗)
この作品の場合、どう見ても愛人の方が分がイイのだ^^;
なんで?竹内結子だからか?(爆)
主人公の父親が古田新太、母親が鈴木砂羽なんで、
(なんかひと悶着ありそうな夫婦だもんねぇ~)なんて
失礼ながら思ったけれど、いきなり愛人が竹内結子って、
あまりに飛躍してないかい?^^;みたいな感覚があったり。
大人になった主人公がミムラ、突然有給とって釣り堀へ
行けば、そこの主人が'寺田農'っていうのはどうよ。とか
面白いんだけど、よく分からない配役の妙、、、。(^^ゞ
でもいちばんの難所は、捉えどころのない描き方ですね。
サイドカーに犬が乗っていた記憶を持つ主人公のこだわり、
もっとそのあたりを描くのかと思えば大したこともなく^^;
私の方がよっぽどサイドカーには思い入れがあるぜぇ!
なんて、ほぼ頭の中では「キカイダー」が渦巻いてました。
まぁいいんですが…(^^ゞ
とにかく最初から最後までコレといった説明もなく、淡々
と物語は進み、やがて帰ってきた母親と三つ巴の闘い!?
かと思いきや、脅威の頭突きで〆るという…^^;
大人になった主人公が独身でいるのも仕方ないのかな、
親が親だとねぇ…なんて辛いものを漂わせつつ、
弟の結婚という現実を目の当たりにして、ちょっと揺れる
姉の立場を、ミムラがこれまた淡々と締めくくっています。
ほのぼのというか淡々というか、不思議な味わいを楽しめる。
竹内結子が煙草をふかそうが、タンカを切ろうが、
いま一つ上品で怖くなかったので^^;余計そう思ったのか。
(でもサイドカーには乗りたいですよ♪そりゃねぇ~!(^^)!)