「怒涛の展開が続く」ブラックブック Tomoさんの映画レビュー(感想・評価)
怒涛の展開が続く
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ストーリーの山、谷が何度もくるので目が離せない。
作中、優しくしてくれて信頼した人間に何度も裏切られる。序盤にスマールに人を信用しすぎるなというセリフが後半になるにつれ重く感じる。
ムンツェには生きててほしかったなぁ…。
最後にカイパースとエリスがハンスを棺に閉じ込め、窒息死するまで待ってる間に「本当は出してあげた方がいいのよね」「ああ」っていう会話から、2人はこの時ちゃんと冷静で、人として正しい行動が何なのか分かっていながら躊躇なくハンスが息絶えるまで待つあたり人間正しい事が分かっていても間違った方をあえて選択することもある。正しいことをしたくない、できない時もあるというのがリアルで感慨深かった。
取り返したユダヤ人のお金もユダヤ人のための施設に使われてて良かった。
山がありすぎて忙しいけど、伏線もちゃんと張って回収もできてるし結構良くできてる映画だと思う。
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