デジャヴのレビュー・感想・評価
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実現可能SFと思ったらトンデモSFだった
乗客を満載したフェリー爆破テロ事件を解決するために、極秘に開発された4日半前の映像を再現できるシステムが使用されるが…。
衛星から地球上のあらゆるデータを記録保存しておいてコンピューター上で再現し映像化するというシステムは、記録媒体の容量とコンピューターの性能次第で実現できそうだが、実はタイムマシンの一種で過去を覗き見していたというオチ。
クライマックスは主人公がタイムリープして事件を解決するが時間線が変わり本来の主人公が消滅してしまうハッピーエンドと言えるか微妙な結末だった。
ありえないがおもしろい
あるテロリストが爆弾で無差別殺人を起こす。
さらにその前、偽装工作のため女の子を殺していた。
この時代、過去を見る機械が開発されたばかりで、犯人はすぐわかり、逮捕。
しかし捜査官のデンゼルはこの犯罪を事前に防げないかと考える。
そして転送に成功するかもわからない中、過去へと向かった。
さっそく女の子が殺される現場へ向かい、救出する。
女の子はデンゼルを怪しむが、未来から来たため色んな事を予言するのを見て信じる。
で共に爆弾が爆発する現場へ向かい、犯人を殺す。
そして爆弾を積んだ車ごと海に飛び込み、デンゼルだけ死ぬ。
この時間帯の本当のデンゼルが調書を取るため女の子の前に現れる。
女の子は複雑な気持ちになり、またデンゼルも前に会ったような感にとらわれた。
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前日に見てレビューしたベンジャミン・バトンと同じようにSFの概念を含む作品。
ちょうど「この設定なら完全にSFにするか犯罪物にすればいいのに」と書いたところ。
こちらの作品はその意味で満足できる作品だったと思う。
色々と自分の中で辻褄が合わないことはあった。
未来のデンゼルが過去の女の子の家に行った時の指紋が発見されたが、
それがあるってことは女の子はすでに助かってて、生きてるのでは?とか、
デンゼルは女の子に「未来を見た」と言っただけで未来から来たとは言ってないが、
ラストのシーンで現れたデンゼルを、何故自分を助けてくれたデンゼルと別人と認識できたのか?とか。
でも作品自体がSF感を含んでいるので、細かい矛盾は気にならない。
デンゼルの映画は本当におもろしろいものが多い。
欧米人の割にはあまり陽気でないから感情移入しやすいためか?
一杯食わされました
途中から以前見ていたと気づいた、まさにデジャブ。でも折角だから鑑賞続行。
冒頭からエキストラの多さ、予算たっぷりに大作の予感、そりゃーそうでしょう主役はデンゼル・ワシントンだし、監督はトニー・スコットですからB級映画の訳はないですね。
主人公の爆破事件捜査官タグの飛ばすこと、凄いテンポで事件の鍵を拾い集めてゆく、これでは30分で解決と思っていたら政府の機密装置「スノーホワイト」登場で唖然、まさかのSF映画とは・・・。
最初は偵察衛星の部類かと思ったら時空を超える遠視鏡、と思ったら物質転送装置、かと思ったら結局、人も送れるタイムマシン、なんで勿体ぶって小出しにするのでしょう。
もちろん、気を揉ませるためでしょう、それにしても病院の手術室に転送するなんて気の利いた博士です。
冒頭からいきなり爆弾テロ、やり過ぎと思ったら案の定の展開、要するに観客を翻弄して愉しむタチの悪い映画、一杯食わされました。
過去を変えれば未来もそっくり変ると言うのがこの手の定石だが都合の良い別解釈、結局何でもあり、だから先が読めるようでなかなか読めない面白さ、妙な伏線回収、賢いと言うかズルいと言うか迷作でした。
設定はおもしろい!けど、ダグにハマれなかった。。
発生してしまった事件を、過去の世界を体感しながら、解決の糸口を探って行くというタイムリープものの中では、なかなか斬新な設定でおもしろかったです。途中から、ダグ自ら過去に行き、事件を未然に防ぐといういわば普通のタイムトラベルものになりましたが。。ただ、個人の生活を覗き見てるのは、あまり気分良くないですね。それを色めき立って見ているダグにも、正直「マジかよ。。」って感じでした。ダグにイマイチ感情移入できなかったのもこのへんが理由かなぁ。クレアの死体を見て、「クレア、美しい。。」もそれなりにヤバいセリフに感じました。。
そして、タイムリープものの中では、一番タイムパラドックス的要素で疑問に思うことが多かった。
・1ループ目でのクレアからダグへの電話、犯人アジトに突っ込んだ救急車などからこのループでもダグはタイムリープしていたことになるけど、事件は全く防げた形跡が全くなかったのはなぜなのか?
・1ループ目、クレアはあの犯人アジトで殺されてたはずだけど、その後にダグに電話できているのはなぜ?
そういう分からない部分が気になって、イマイチストーリーに入り込めなかった。。
デジャヴ体験
デンゼル・ワシントンとポーラ・パットンが魅力的。
国家偵察局、衛星が三角測量で熱源を探知映像化、時空のねじれ・・・予想していなかった展開に戸惑いつつ、中盤から面白さが加速しました。
NHK-BSを録画にて鑑賞
なるほど!!!!
デンゼルワシントン主演のサスペンスアクション。
全体的にサスペンスアクションとしてはそこそこ楽しめるのですが、いかんせんつっこみどころが満載で。
主人公の捜査官ダグ(デンゼルワシントン)が、爆弾事件の捜査をする中で、過去に戻れる装置を使う場面が出てくるのですが、過去の映像ではなく、現在進行形の過去だとバレるペンライトのくだり。
あれが成立するなら、クレアからもダグたちの姿が見えてないとおかしいのでは?(私の脳みそが足りないだけかもだけど笑笑)
あと、カーチェイスの場面で(過去の犯人を追っかけてるので、カーチェイスではないか笑笑
事故起こしすぎや!あれは絶対死人がでてるよ!
なのにみんなそのことにはスルーなんかい!
とか。
主人公とクレアがいいムードになるけど、クレアさっきまでダグのこと犯人だと思ってたじゃん!
恋愛に発展するの早すぎないかい??とか。
なんとなーく雑な感じが否めませんでした。
後半主人公は、装置を使って過去に戻り見事爆弾とともに海へダイブ!
自分を犠牲にしてクレアと爆弾事件で死ぬはずだった543人を救うのでした。
クレアは涙涙。
ここまできたら、鈍感な私でも
あー、なるほど。未来から来たダグは死んだけど、この時系列のダグは生きてるんだもんね。
そんで、そのダグと再会してパッピーエンドね。
ハイハイ。って感じで、ひねりも何もないかと、勝手に決めつけておりまして、ごめんなさい。
ここまでは、ダグが過去に戻って爆弾事件を阻止したって話なのでデジャヴとはなんの関係もないのです。が、ラストのクレアと、車に乗ったダグがあれ?聞き覚えのある曲だぞ?クレアに「話しても、到底信じてもらえないとしたらどうする?」と聞かれ「あきらめない」と答えるダグ。その時のダグの表情。
そう、今まさにダグはデジャヴを感じてるんですね!
そして、まさか!なのです。
このラストで今までのつっこみはきれいに吹っ飛んじゃいましたよ!
いやー!よかった!私たちが普段感じてるデジャヴの背景にはもしかしたらこういう物語が繰り広げられてるのかもよっていう、とっても想像力豊かな作品でしたよ。
面白いけど、デンゼルワシントン生きてんのなんで!? 終盤 展開の為...
面白いけど、デンゼルワシントン生きてんのなんで!?
終盤 展開の為なのは分かるけど女色濃く入れ出したの違和感
けっこう面白かった
評判が悪かったので午後ローでいいやと思って見たらけっこう面白かった。デンゼル・ワシントンが車で海で船の下に入っておぼれる場面がすごい迫力だった。あのまま生き残っていたら同じ人物が二人いる世界になっていたのだろうか。
平行世界の過去との橋渡し装置
現実と過去をフェリー爆破事件を通して飛び越える話。
題名の「デジャヴ」に関する演出はビミョーで分かりにくいかも。
主人公が爆破事件の犠牲者+aを救うために過去へ行くが、爆破事件を防ぐと過去へ戻る必要も動機も無くなる。
そのへんは平行世界ということで納得しなきゃならない。
犯人の「計画と違う」という発言や、捜査指揮官の捜査打ち切り発言から、てっきり主謀者は捜査指揮官かと思ったが、その描写は無いので私の勘違いでしょうか?
原作を読めばわかるのかな?
途中のカーチェイス(4日と6時間前の相手との)は無理矢理アクション性を入れた感じがした。
デンゼル・ワシントンはやっぱりカッコイイし、ヒロインはめっちゃキレイ。
この女優さんどっかで見たと思ったらこの映画の後にゴーストプロトコルに出でますね。
その他のキャストも地味にいい味出してます。
舞台がハリケーン被害に遭った直後のニューオーリンズということを、冒頭に説明を入れてもらえれば違和感を感じずに済んだかも。
タイムリープ系SFサスペンス
地上波で放送されていて、久しぶりに鑑賞しました。
デジャヴというタイトルから想像する内容とは少し違うかもしれないですね。
フェリーの爆破事故を、特殊な技術で過去の映像を観て捜査したり、過去に戻って捜査したりする話で、時間を遡る系の映画です。
この手の映画は矛盾点がどうしても出てきてしまうものです。
気になった点は
爆破事故を防ぐため人を助けるために捜査してるのに、派手に車の事故を起こしたり、
過去は簡単には変えられないと言われていて、実際過去に戻ってきても何も変えられていない事に気づくも、その後あっさり変えている(ように感じる)
ただ、最初のフェリー爆破事故後の死体袋から携帯電話が鳴るシーンから考えるに、主人公のダグは何度かタイムリープして失敗していたのでしょう。
そうはいっても伏線回収が気持ちいい!前半で残った謎が全て綺麗に繋ながっていくのは観ていて楽しいです。
テンポよくストーリーも進むため最後まで楽しんで鑑賞できると思います。
40点
映画評価:40点
一度目の失敗を覆すために、過去に戻って悪事を倒し事件を未然に防ぐ
そういうストーリー
ゲームでプレイ出来たら楽しいのかもと思いながらレビューを書いています
というのとゲームなら無茶苦茶な設定や矛盾も自身が主人公として動くから納得出来るんだけど、映画だと少し矛盾も納得いかなくなる
展開も演技も設定も良いのにハードルが高いせいで色々と損していると思う
でもハッピーエンドっぽく見えるのが良い!
あと2週すると気がつかなかった点に気がつく事が出来るんでオススメです
【2016.3.13鑑賞】
物語は中途半端だけど
総合:75点
ストーリー: 65
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 80
音楽: 70
派手な事件の後で、デンゼル・ワシントン出演作らしい真剣な雰囲気で捜査が始まる。そんな感じで最初は普通の犯罪物だと思っていたら、時間旅行が絡んだ空想科学犯罪物だった。場面ごとの演出や雰囲気はかなりいいし、映像の処理も素晴らしい。しかし、時間旅行が出てくると物語は矛盾点も出てくるし、最後の場面の結末も納得いかない。水の中だと爆弾の電気回路はショートするんじゃないかとか、回転するスクリューに近づけば水流にのまれてスクリューに巻き込まれるんじゃないかとか、水中爆発の衝撃波を近距離で人間が受け止められるのかとか、強引な展開が目立って疑問符だらけ。だから物語はたいして評価できないけれど、でも映像を含んだ雰囲気や演出は良かったのでそこそこ楽しんだ。
パラレルワールド・・・ってやつは。
製作者には都合のいいものなのでしょう。ターミネーターや宇宙戦艦ヤマトの一連の世界はもしこうだっらと考えた上でのパラレルワールドの代表作です。それはそれとしてハッピーエンドで終わるのがちょっとねぇ・・・。デイゼルワシントンの演技は素晴らしいのですが一部シナリオに???を感じる部分があります。なぜ死んだ彼女に執着して助けようとしたのか、最後に死んだ(爆破された)のになぜ生きてるのか?通常未来の彼が死ねば過去の彼も消えるはず。ということは彼はこのまま4日後に又、タイムスリップして死んじゃうのか?繰り返す???面白い設定と映画的には非常によくできた作品です。演技もいいしね。一度は観てほしい映画ですがやっぱりなんかもやもや感がとれません。続編できそうにないしね。
要は、この設定を受け入れられるかどうかなのだ
この映画、時間差で再生される現実を受け入れられるかによって面白さは変わってくる。
時空の歪みで4日半前の様子が手に取るように再現され、
それを使ってテロ事件を解決し、あわよくばそのテロを防止しようという内容。
演出的な映像の見せ方は素晴らしい。
ただ、時空の歪みで映し出される過去の中でカメラを好きなように操ってその様子を覗くことができる、という設定にかなり違和感を感じてしまった。
正直、自分には受け入れられなかった。
その違和感が終始付きまとって、素直に楽しめなかった。
まあ、タイムマシンの原理がかなり強引なので、現実に織り込もうとするとかなり無理が生じるのだが。。。
とにかくこの設定を度外視できれば、かなり良くできた映画だと思う。
何度も繰り返される緊迫感ともどかしさは、エンターテイメントとしても十分すぎるくらい楽しめる。
ただ、設定に納得できるかが一番のカギだ。
最初のイメージとは違ったが面白かった。
最初はもっとシリアスな感じの本格サスペンスだと思っていましたがちょっと違いました。
SFサスペンスですね。
でも最初のイメージ通りのシーンもありました。(クレアの過去を調べるシーン)
主人公が不思議な感覚を覚えるみたいなね。
中盤、過去が見えるゴーグルで過去の犯人を追うシーンはハラハラドキドキで面白かった。
でも主人公が実際に過去に転送されるシーンで若干萎えた。
完全なSFじゃねーかと。 (SFは大好きですが最初のイメージがあるので)
エンディングも王道って感じで十分楽しめましたが、SFっていうのをパッケージでもっと推すべきでしたね。
あり得ない設定を忘れさせる勢い
あまりにあり得ない設定に途中から付いていけなくなり少々居眠り。更に安っぽいSFタイムスリップの世界かよ……と思いきや、そこからが面白い。デンゼルやヒロイン(美人)が運命に抗うスリルとサスペンスは馬鹿な設定を忘れさせる面白さ。ジム・カヴィーゼル演じるホワイトトラッシュの狂人も久々に迫力がある悪役だ。
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