「ありえないがおもしろい」デジャヴ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
ありえないがおもしろい
あるテロリストが爆弾で無差別殺人を起こす。
さらにその前、偽装工作のため女の子を殺していた。
この時代、過去を見る機械が開発されたばかりで、犯人はすぐわかり、逮捕。
しかし捜査官のデンゼルはこの犯罪を事前に防げないかと考える。
そして転送に成功するかもわからない中、過去へと向かった。
さっそく女の子が殺される現場へ向かい、救出する。
女の子はデンゼルを怪しむが、未来から来たため色んな事を予言するのを見て信じる。
で共に爆弾が爆発する現場へ向かい、犯人を殺す。
そして爆弾を積んだ車ごと海に飛び込み、デンゼルだけ死ぬ。
この時間帯の本当のデンゼルが調書を取るため女の子の前に現れる。
女の子は複雑な気持ちになり、またデンゼルも前に会ったような感にとらわれた。
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前日に見てレビューしたベンジャミン・バトンと同じようにSFの概念を含む作品。
ちょうど「この設定なら完全にSFにするか犯罪物にすればいいのに」と書いたところ。
こちらの作品はその意味で満足できる作品だったと思う。
色々と自分の中で辻褄が合わないことはあった。
未来のデンゼルが過去の女の子の家に行った時の指紋が発見されたが、
それがあるってことは女の子はすでに助かってて、生きてるのでは?とか、
デンゼルは女の子に「未来を見た」と言っただけで未来から来たとは言ってないが、
ラストのシーンで現れたデンゼルを、何故自分を助けてくれたデンゼルと別人と認識できたのか?とか。
でも作品自体がSF感を含んでいるので、細かい矛盾は気にならない。
デンゼルの映画は本当におもろしろいものが多い。
欧米人の割にはあまり陽気でないから感情移入しやすいためか?