ラストキング・オブ・スコットランドのレビュー・感想・評価
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黒いヒトラー、イディアミンをモデルにした映画 ラッキー成り上がりで...
黒いヒトラー、イディアミンをモデルにした映画
ラッキー成り上がりで側近になるギャリガンが軽率で
ヘラヘラしててアミンよりこいつの浅ましさが際立ってる
実話を基にしたストーリーって最初に出るから
ギャリガンも実在するんかと思ったら架空の人物らしく
こんな悪害しかもたらさへん人間が架空でほんまに良かったと安堵
と同時にオープニングに速攻 実話を基にした映画って売り出してくるくせに架空の人物の話が基に進むってどういうこと?
本当に恐ろしい実話
自分探しの旅の最中に一国の大統領と知り合い、気に入られてしまった男。 側近として働いているうちに不穏な空気を感じ始め、後に人生最悪の体験する事になる。 視線、会話の間、空気感で恐怖を味わうサスペンススリラー。 フォレスト・ウィテカー演じる大統領の、笑顔の裏にある全てを見透かされたような緊張感が見事。 主人公目線と同様に見ているこちら側も少しずつ心拍数が上がってくるかのようです。 欲と権力にとらわれず、相手の内面・本当の人間性を見る事の大切さを学びました。
独裁者アミン
悪名高いアミンの実像に迫る映画。青年医師は架空の人物だが、出来事はどの程度本当なのか、おそらく事実に近いのでは? クーデターを起こして大統領の座に着いた時には、志しもあって、民衆のことも考えていたのだろうが、権力を手に入れると何故人は変わってしまうのか。 アミンを演じたフォレスト・ウィテカーが外見も似ているが、人相までアミンにそっくりでとても恐ろしい。 アミンの夫人ケイの死体のグロさが半端なく、2022年の1本目に観るには少し強烈すぎたなあ😅
グロいですが、いい映画です。
ビデオに録画していたものを鑑賞。 実在の人物、ウガンダの独裁者イディ・アミン大統領の 生き様を描いた映画。 架空の人物だと思われますが、大統領の主治医とのからみで 話が進んでいきます。 この医師がチャラい、そして、頭の中はエロでいっぱいw 正義感あふれるヒーロードクターではなかったことが 良かったような気がします。 みなさん書いてますが、この映画は フォレスト・ウィテカーの独壇場。熱演、そして名演。 R指定になってますが、最初エロかなと思ったんですが、 グロが原因なんでしょうね。映画館で見てたら、 絶対に目を背けてただろうな。かなりグロいシーンが出てきます。 良く出来た映画だと思いました。
恐怖のフォレスト・ウィテカー
赴任した村ではメリット医師の妻サラにちょっかいを出してしまうギャリガンだったが、大統領の手の怪我を治療したことがきっかけでアミン大統領直属の主治医兼側近となってしまう。かなり気に入られ、気さくな友達のような関係を築くのだった・・・ アミンの態度が豹変したのは、前大統領オボテの一派だと思われる族に襲撃されたことがきっかけだった。最初に紹介された側近ジョナも怪しかったし、誰も信じられなくなる様子が絶妙。 あまりにも深く関り過ぎた。しかも客観的な実情を知らなさ過ぎたのだ。ギャリガンは、ワスワ保健大臣が怪しいと進言したおかげで彼が暗殺されたことを気にかけていた。あまりにも粛清された人物が多く、政府はその死体さえ隠そうとしなくなっていたほど。故郷に帰りたくても帰れない状況だったのだ。切羽詰った状況下で、アミンの夫人と寝てしまい、妊娠してしまった・・・やばすぎる。 妻ケイとの関係も知っていたアミンはギャリガンをも殺そうとしていたのだ。しかも出身地の風習に従って皮だけで吊るして痛めつけるという方法で。その前の映像で、死体の足と手を入れ替えたりしたグロいものもあったし、最後は観てる自分までもが殺されそうな錯覚となってしまう。ウィテカーの恐怖の人格は各賞総なめしたのも当然の演技だった。 それにしても最も勇気があったのは、同僚医師のトーマス。自分の命を顧みずギャリガンに全てを託す決断をしたのが凄かった。あまり出てこなかったけど、外国人記者たちもよく平気だったと思うぞ。 【2007年10月映画館にて】
人間の性が生み出す悪循環
政治が成熟していない国は、軍事力がものをいう。 クーデターで前政権者を倒せば、その時はヒーロー。 しかし、「権力」がシステムで確率されていないゆえに、いつどんな形で自分もその座を追われるのかと、トップに立った人間は不安にさいなまれるようになり、それが「暴政」として跳ね返る。 悪循環。 最初から、恐怖政治をしようと思ったわけではないだろうに。 力を持った「子供」が不安にさいなまれるとろくなことがない。 ニコラスは確かに浅はかなところもあるけど、若いのにタフで頭が切れる。 フォレスト・ウィッテカーがオスカー取ったけど、私としては、ジェームズ・マカヴォイの演技に引き付けられた。
とにかく観て
フォレストと、若いながらにも迫真の演技を披露した マカヴォイの最高傑作。 最初から、最後まで、マカヴォイの集中力は途切れ無い。 飛行機の中で、灰になってしまうのでは?と個人的に心配した。 マカヴォイの映画といえば、まずは、この作品とつぐない。だろう
タイトルなし
ウガンダの独裁大統領アミンをフォレストウィティカが鬼気迫る勢いで、時には人懐こい笑顔で、好演している。前大統領の独裁からクーデターを起こし、人々から人気のあったアミンだが、次第により独裁色を強め、結果30万人も殺戮してしまう。実話ベースだが主人公のスコットランド医師が架空の役で、ウガンダ入りの経緯、来た早々に同僚の既婚女性に手を出す、極めつけは大統領第3婦人との不倫など、軽薄さが目立ち、散々アミンに寵愛受けながら、都合悪くなり、逃げ出すという全く共感できず、本筋のアミンの凶悪なストーリーより、こちらが立ってしまうのが残念。
カリスマが独裁者となるまで
実在したウガンダの大統領アミンが次第に独裁者になっていく様を、若きスコットランド人主治医の目線から描いた作品。 初めはウガンダの国民のためを思い行動していて、独裁者になるなんて思ってもなかったんだろうなぁ。 そのカリスマ性から演説で人々を魅了する様は圧巻だった。 しかし、暗殺未遂等、次第に周りを信じることができなくなり、虐殺、粛清とユーモアに富んでいて、優しかったアミンが独裁者として暴走していく様は怖かった。今作でも言っていたが、暴力には暴力。当時のアフリカは(今もかも)この精神が根付いてしまっていたんだなと思った。 そして温厚なイメージのあるフォレストウィテカーがアミンを演じたことで更にギャップを感じ、恐怖が増した。 軽はずみで行動してしまった、ギャリガンのしたことは自業自得だが、気付いたらウガンダの暗部にどっぷりと浸かってしまい抜け出せなくなったのはさすがに可哀想に感じた。
何よりも恐ろしいのは、人間の本性
2020年8月2日 映画 #ラストキング・オブ・スコットランド (2006年)鑑賞 ウガンダのアミン大統領の独裁時代を描いた作品 #フォレスト・ウィテカー 主演 #ジェームズ・マカヴォイ が大統領に寵愛されるスコットランド出身の若き医師を演じてた どっちが主演なのか難しい感じ。ダブル主演なのかな?
トラウマになる映画!
ある意味トラウマのようなものを覚える作品です。 実話をもとにしているけどだいぶ脚色されているようです。 これがリアルに行われた時代があったと知ることは人生のためにもなるかも。 この作品は、一度上映した後に、1年後に400館以上の映画館で上映された話題の作品です。 それだけでも観る価値あるかなと思います。
傑作だなぁー!
久しぶりに傑作を見た気がする…
実話が元になっていて“人間の狂気に迫るサスペンス・スリラーの傑作”という宣伝文句がぴったりの作品。
スコットランドでお医者さんになった青年ニコラスが、地球儀を適当に指差したウガンダに渡航することから始まる。
ちょうどアミン政権が始まったばかりで…
最後最後までヒヤヒヤさせられたwwww
最初と最後で若者が別人に…
アミン大統領の徐々に露になってくる独裁者っぷりが恐ろしかった!
旅行でこの地を訪れていた、主人公のスコットランド人医師がひょんな事から、アミンの主治医になる。
この主人公が序盤こそノーテンキにウカれていたのですが、段々とヤバイ所に来てしまったのでは…と。
そして気付いた時には既に遅く、死と隣り合わせの環境にいることに。
巧みなストーリー展開と、普通の若者である主人公視点だからこそ、アミンの恐怖がリアル尚且つ倍増されて描き出されていたと思います。
最後はもう、見ていて、疲れますが、面白いです!
名演フォレスト・ウィテカ
素人目にも人物像に迫るために研究して、細かい仕草や台詞の言い回しまで演じてるのだろうなと推測出来た。 スコットランド人が大統領夫人を寝取った時は「嘘だろ?」と思ったや、やっぱり嘘(作った設定)だったのか… となると、アミンに迫る映画なのに、このタイトルの意味は何なのだろうと思ってしまったが、親に反発してウガンダに来て、若さ故の欲望に任せて進んでみたら、とんでもない所にいました。という感じはとてもリアルだった。 実はずっと観ようと思ってたのだけど、何か惨そうだし、ホテルルワンダよりもハードそう(だって人食いアミンってあだ名が…)なので観てなくて、深夜放送のタイミングで観たら、逆にもっと陰でこれだけ酷いことをしてましたというのをも見せて欲しかったなと思った。何かコイツ臭いぞ?と言う雰囲気は出てたけど地上波だからカットされてたのだろうか? それでも、とにかくフォレストウィテカーのアミンは見応えがあった。国民の心を掌握し、その反面誰も信頼してない、不安と孤独そして暴走。ドキドキした。
良作
ですがストーリーが甘い気がします。そもそもジェームズマカボイは必要だったのか、、まあ元々原作があるらしいのでそれに基づいて作った映画なのでしょうから仕方ない気もしますが。
事実に基づいている映画はとことんノンフィクションにこだわるべきかなと。この映画に関して言えば特に。まあ私見ですが。
アミン役のウィテカーはうまかったです。もっとびびらすような怖い演技を期待していましたが。
声と図体が大きく態度が自信満々な感じは似せているのでしょう。すごいなあと思いました。
名演技でも幼稚な設定で台無し。
フォレストの名演技が台無しです。架空のスコットランド医師の設定が3流過ぎて作品が台無しです。独裁者の妻を寝盗る!何この設定。幼稚過ぎる。しまいにはスコットランド医師を助けたウガンダ医師は射殺、寝盗られた妻は無惨な死。どんだけヤリタイ放題のスコットランド医師の犠牲を出せば良いのか。 終いには本人は逃げるし。独裁者の変貌ぶりよりこの設定の情けなさが作品を全く持って台無しです。やっぱ白人優先な設定はコリゴリです。
アフリカに独裁は絶えないのか。。
主人公は幸運だったのか、不運だったのか。 序盤、アミン大統領に気に入られ、驚くくらいの厚遇を受けるあたりは羨ましく思えた。 しかし、それは大統領の未熟さゆえ。そのことが後半の緊張となる。 内容は、変わりつつあるアフリカの悪しき記憶と、繰り返されている悲劇。 ただ、この作品を特別にしているものはアミンを演じるフォレスト・ウィッテカーの演技だろう。 権力におぼれ、独裁に走るアミンはまさに悪しき政治の象徴であり、その姿をみごとに演じきることで、この映画が緊張感があるものに仕上げている。 この映画にとって、アミンという独裁者がすべてであり、彼を演じ切ったフォレスト・ウィッテカーがすべてと言える。
私はこの作品、好きです
最初はヒーローに見えたアミンが、次第に残忍性をおび、ついには誰も信用できない孤独な独裁者になっていく姿に、観客さえも恐怖を感じる、リアリティあふれる作品。 事実は、側近のスコットランド人医師などいなかったようだけど、本当にいたように思わせるくらい、アミンの残忍性に飲み込まれていく側近が、見る者に、みじめで痛々しく感じさせたのも、監督の演出の力が大きい。事実とフィクションをうまくおりまぜた構成も見事!なものでした。 それは、原作に順ずる形で製作されたからなのですが、もしアミン大統領だけを描こうと思うのなら、特にフィクションの存在に重きをおく必要はなかったはずです。それでも、原作と同じように、作品全体のストーリーテラーのような形でもあり、アミンの存在を浮き彫りにさせる意味で、あえてフィクションであるスコットランド人医師を登場させたのは、実は、アミン大統領のウガンダにおけるイギリスという国家の重要性を見せようとしたからではないかと思います。 ヨーロッパ列強がアフリカに進出してから、アフリカ各国はヨーロッパへの資源のための草刈場のような扱いをうけてきました。それが戦後になってもなおつづき、自国のためなら手段を選ばない、介入を繰り返していたのです(それはアメリカがベトナムやイラクへ介入していったのとまったく同じ理由でしょう)。そんなイギリスの理不尽さを、あえてフィクションの存在をおいて、そちらを浮き彫りにしよう、としたのように思います。また、そのスコットランド人医師の、ちょっと軽い言動や行動というのも、イギリスの国家そのものがアフリカの国のことなど、たいして重要と考えてないことの象徴のようにも見えました。 そう考えると、この作品、とても示唆にあふれている、見方によって面白い解釈ができるのではないかと思うのです。その意味では、政治家の人に、ぜひ見てほしいですね。 また、アミンのカリスマ性と残忍性をうまく演じたフォレスト・ウィテカーの演技も見事!アカデミー賞も当然といったものでした。こんな見どころの多い作品、見逃すべきではないでしょう。
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