幸せのちからのレビュー・感想・評価
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あえて、共感をする。
アメリカ合州国は、大統領選挙で再度『ババ』引いた。この映画を鑑賞すると、南の国との国境に壁を建てる理由がよく理解出来る。
『幸せの力』とはつまり金なのである。
それで、しかも、世襲とは!鑑賞する力が失せてしまった。でも、我慢して見た。
成功して受賞の席で暴力をふるう者の映画は見るべきではなかった。
自由と民主主義の
アメリカ合州国とアメリカンドリームよ!
永遠であれ!
あんたは偉い!
骨密度測定器があの値段だったら安いぞ・・・probably
6ヶ月間無給で研修なんてやだっ!などと思いつつも、数学の才能も生かしたかったのだろうし、就職難でもあったのだろうしと、色々と考えさせられました。それにしても当時のアメリカは住みにくいところだったんですね。モーテルで暮らすのよりアパートのほうが家賃が高いし、低所得者にとっては何もかも高くて税金だって酷い取立てだ。詳細には描かれてなかったけど、多分人種差別もひどかったのでしょう・・・possibly
何の予備知識がなくともサクセスストーリーだとわかる映画でもありますが、主人公のクリス・ガードナー(ウィル・スミス)の転落の仕方が凄まじいほどだったし、彼の実の息子の演技も自然で、父親を信じていることがとても愛らしく感じられます。クリス自身、28歳になるまで父親に会ったことがないという経験上、息子と一緒に過ごしているだけで幸せへの近道だと感じていたことも伝わってきます。キャプテン・アメリカの人形を道に落としてしまっても、屋根のある教会の部屋を確保できれば息子のためになるんだと、ハグしながら息子と一緒に悲しむ姿が忘れられないくらいでした。
なにやら怪しげな医療機器だってタイムマシンだと思えば夢を与えられる。洗濯機よりはファンタジーを感じますもん。このおかげで「洞窟だっていいよ」といった息子の言葉に泣けてきました。また、クリスは売り物の測定器を何度も盗まれますが、盗んだ奴を捕まえても殴ったりはしません。おそらく盗んだ者だって自分と似たような境遇である思ったに違いありません。しかし、そんな優しいクリスでしたけど、タクシーの無賃乗車だけはいただけません。何とか金を後払いする方法だってあったはず・・・デ・ニーロ(『レイジング・ブル』の宣伝用)の看板をつけてるくらいだし、撃ち殺されても文句は言えない・・・
ストーリーは主人公がどん底を何度も味わう展開となり、勝ち組万歳となるような従来のサクセスものとは一味違った感じ。エンディングにしたって、数行の説明はあるものの本当に幸せを掴んだのかどうかは定かじゃない。それでも、終盤に「明日に架ける橋」(ロバータ・フラック)の曲が成功への橋渡しとして絶妙のタイミングで流れてくる。いい選曲だなぁ・・・他にもアパートの部屋のペンキ塗りのシーンでジョージ・ベンソンの「マスカレード」が聴けたり、スティービー・ワンダーが聴けたりと、なかなかセンスがいい。ストーリーの不足分を補ってくれたと思います。
【2007年1月映画館にて】
あんまり考えないで見た方がいい
どん底に追い詰められた原因が、不運ではなくある種の賭けに負けた自分にある時点で、主人公に対して可哀想と寄り添える気持ちはあんまり湧かないかも。情けない親に巻き込まれた可哀想な息子って感じ。
最後の採用されたところが映画のピークだけど、そこに登っていくのがちょっと急すぎるかな。トイレで寝たシーンを不幸のどん底として、そこから主人公がどう変わってピークに登っていくのか、その転換点となるポイントと変化がわかりづらかった。
最後欲しいもの手に入れられた要因も努力:才能:運が3:3:4くらいにみえてしまって、事実に基づくとはいえどれかに比重を置いた描き方の方が自分には好みかも。おそらく努力に振りたかったんだと思うんだけど、努力の描き方もなんとなく薄いというか...教会に並んだり息子を連れて走ることは、会社に選ばれるための努力じゃないよねって、そこを除いてしまうと人一倍の頑張りのおかげで選ばれたとは思いづらい。結果、採用された主人公に対して頑張った!、とか、成功を自分の手で掴み取った!っていう感じよりは、おー良かったねってぼんやりした感想になるというか...
加えて息子への愛もなんかどっちつかずかなと...自身の境遇があったとしても、父親がいても母親がいないんじゃ結局変わらなくない?と思ったり、不幸のどん底でも子供を手放そうとせずそれに付き合わせたことに傲慢ささえ感じてしまう。主人公が必死なのはわかるんだけど、それは本当に息子のため?息子置いてけぼりになってない?って感じちゃう。キャプテン・アメリカを落とすシーンを割と終盤のあのタイミングで入れられると、「そこに愛はあるんか?」ってなっちゃう。
でもまあタイトルとか映画の雰囲気を通して、なんとなく暖かい気持ちにさせたかったんだろうなってことは伝わってくる。家族愛とかサクセスストーリー、ヒューマンドラマとかごっちゃになってるけどベクトルがそっちの方向だということはわかるし、そっちの方向に対してある程度の満足感はある。痒いところに手が届く、求めるものど真ん中どストライクは取れないけど、ぼんやりそっちの方向にはちゃんと連れていってくれる。食べたい料理は決まってないけど、なんとなくいくファミレスみたいな?
ピンポイントで見たい映画が決まらない気分の時に、あんまり深く考えずにみた方が楽しめると思う。
普通すぎて感情移入できない主人公
主人公のウィルが全然頑張ってない。
特に頑張ってるわけでもなく、普通に流れで小さな幸福を手に入れる・・
これって普通の人の人生と変わらなくないですか?
伝説のファンドマネージャーの物語だが・・・・
2度目の鑑賞
最初は試写会で見た
伝説のファンドマネージャー
クリス・ガードナーの実話に基づく物語
主人公のクリス・ガードナーは医療機器の販売をしていたが思うように売れず
生活は困窮していた
ある日、フェラーリを乗りこなす男性に
「職業は何か?」「どうやってその職業に就いたか」
と質問する、
「証券の仲介人で、数字に強ければ学歴が無くてもなれる」
と聞いた主人公は証券会社への就職を考える
しかし、医療機器のセールスは相変わらずうまくいかず、
税金も家賃も滞納し
愛想をつかした妻は、子供を連れて家を出てしまう
子供を連れ戻した主人公は、証券会社の訓練プログラムに参加し
証券会社への道を目指す
伝説のファンドマネージャー『ガードナー』の何前を知ってる人と知らない人では、評価が大きく違ってくるかもしれない作品だと思う
妻が家を出ていくまでの主人公は、はっきり言って頼りにならない人間
というか、現実のガードナーは更に浮気もしていたらしいので、
はっきり言ってダメ人間(笑)
(普通の映画なら奥さんに同情してしまいそうだ)
しかし、努力の結果
息子との幸せを手に入れる
映画の最後、主人公が本当のガードナーとすれ違うシーンがある
面白い演出だと思う
誰にも無理だなんて言わせるな
ラストは正社員に選ばれるだろうことは
(映画だから)分かっちゃいたけど、
でもあの採用シーンはもらい泣きしそうに‥
この映画、「努力は絶対報われる!」感が強いんですが、
努力はもちろんのこと、
運とか人柄とかも成功の要素だなあと。
なので、
この話の裏で正社員になれなかった19人とか、
いまだ教会に並び続ける人とか、
そんなことを考えちゃうと
素直にハッピーエンドで感動できない感じもありつつ…
そうはいっても、あの屋上のシーンは好きです
お父さんのたくましい教えは素直にかっこいい
凄く勇気をもらえる作品だったけど惜しい…
まずウィルスミスとジェイデンスミスの演技は素晴らしかった。そして絶望的な逆境から這い上がる主人公に凄い魅力を感じたので最高評価をしておきたかったところだけど凄い惜しかった。
まず、主人公が人生で物凄い逆転勝利をおさめるサクセスストーリーというのはみんな見る前からわかっている程でこの映画を観るわけだが、あまりに作品全体を通して主人公の底辺っぷりな有様について書かれすぎていたので、ラストでもう少し主人公の成功っぷりや成功までのプロセスついて描いて雰囲気を盛り上げて欲しかった。
エンディングでその後のクリス・ガードナー氏の成功について言葉だけで語って終わるのは流石に物足りなすぎるのではないか。。
また、主人公が証券会社に受かるまでのプロセスがあまりにすっ飛ばされ過ぎていて、そこのところで演出をもうちょっと頑張って欲しかったと思う。
この辺の演出がもう少しできていたら普通に最高評価な作品だった。
感動できないまま終わってしまった。
感動するだろうなと期待しつつ観たけどいつの間にか終わってしまった。ひたすら子供がかわいそう。こんな生活になったら怖いと不安になる映画だった。主人公は頑張ってるけど人間的に尊敬できなかった。機械が壊れた時も顧客の事をあまり考えていなかったり、タクシー代払わないとか‥。お客さんが優しいから良かったけどよく怒られなかったなと思った。営業する前に機械の点検くらいしようよ。急に壊れた時の事も考えてスマートに対処したら巻き返せるのに。あと、割り込みされたら怒鳴り散らす割に自分には甘い主人公。演技が上手いので逆に引いてしまった。演技は本当に上手い。演技はリアルだから必死さが伝わるけど、主人公の良い所が見いだせず共感できないから応援もできない。なぜ大物と仲良くなったか巻き戻して観たけどよく分からないし、ラストまで盛り上がりもなく採用。ウルッと涙ぐむ演技は良かったけど‥。営業での電話のかけ方を工夫して根性で顧客を増やした所をもっと丁寧に演出してほしかった。
生きていれば良いことある
テーマとしては一貫して、努力し続けて、前向きに生きれば良いことがある的なところだと思います。
内容は実話に基づいているみたいですが、ストーリー展開として起承転結全てに同じくらいの時間が割り振られているような印象を受けるため、幸せになるために懸命に努力する局面での必死さが少し乏しかったりします。
ただ典型的なハッピーエンドなので見たあとの後味は良いかと思います。
親子はよかった
ジェイデンスミスが見たくて借りました。
ストーリー自体はノンフィクションなのですね。薄々気づきながらも見終わってから知りました。
終盤まではよかったのですが、終盤ならいきなり話の展開が雑になっているような気がしました。
そこからの方がみなさん見たかったと思います。
辛く苦しい情けない毎日の中奮闘するクリスガードナーもよかったし、
皆さんがおっしゃるバスケの後のセリフもよかった。
トイレで泊まってドアをがちゃがちゃされて泣いているクリスを見て切なくなりました。
でもそこからどう這い上がって、這い上がったあと、前妻とどうなるかとか息子は?とかすごく気になります。
あと事実はクリスガードナーは浮気をしてたのですね(*_*)それは隠して正解かもしれないです。笑
とりあえず、何でか最後にもすっきりしない感じです。
うん、まあよかったか。くらいの。
ストーリー云々より親子の演技に評価しました。
あきらめない強さ
クリスを見ていると「なんでそんことするの?」「そんなのほっとけばいいじゃん」っていうことをして、自分で窮地に陥っていく。大事なところで余計なことをする。
でも、自分もこうして映画として客観的に見ているから、そう言えるだけで、他人から見たら、クリスといっしょなのかもしれない。
クリスは、そこであきらめない、泣き言を言わないで、ただひたすらまっすぐに生きたから、すごいのだと思う。
とても勇気をもらった映画でした。
ウイルスミスはいい演技ですがエンディングがね。
ウイルスミスはジェイデンスミスと共演した初作品だが、何をやってもうまくいかない男の悲哀をうまく演じています。だが幸せになっていく過程が短すぎる、途中で不幸の連続で正直辟易してしまって映画への興味が失せる。エンターテイメントとしては段々とうまくいく過程があり幸せになる過程ももう少し描いて欲しかった。正社員に合格するのが映画のピーク?結果だけではありきたりのエンディング。途中コテンパンに不幸に落ちるところから決してあきらめきれなかった男が段々と成功をつかんでゆくこのストーリーなのでは???親子関係は流石ですが・・・。
中途半端すぎる
主人公の成功を心から「おめでとう!よくやったね!」
と祝福できなかった。
主人公があまりにも中途半端すぎた気がする。
確かに主人公には
チャンスをものにする力、
押しの強さ、
めげないタフさ、
数学的能力・・
といった、魅力的な部分もある。
しかし、「それ自業自得じゃないか?」
と思うような点が多かったのも事実だ。
大金をはたいて医療器械を買い込んだり、
タクシーの料金を払わなかったり
駐車違反の罰金をとられたり
気性が激しかったり・・・。
とにかく計画性がなく、つっぱしる。
それで妻や子供を巻き込む。
正直褒められた人間ではないと思った。
また、主人公と子供がどんなに悲惨な状況にあったか
(トイレで一泊シーンはこたえた・・・)、
一日一日をどのように過ごしたか、
その中での親子の絆
という描写はたくさんあったけど、
主人公が20人のうちの一人に選ばれただけの
「立派な仕事ぶり」の描写が少なかったように思える。
主人公が他の19人よりもどれだけ頑張ったのか。
他の19人と主人公はどこが違ったのか。
主人公の仕事への頑張りをもっと描いてほしかった。
悲惨な状況だからといって、選ばれたわけではない。
仕事をよくこなしたから選ばれたのだ。
なのにこの映画は悲惨さばかりに焦点を当てすぎていた印象・・・。
この映画最大の感動シーンも素直に祝福できなかった。
感動系の音楽もしらじらしく感じてしまった。
また、離れ離れになった妻も
最後出てくるかと期待したが、出てこないまま終わり。
父親の計画性のなさに振り回され、
母親とも離れることになった子供が
不憫で可哀想だなあ・・と思った。
ハッピーエンドのはずなのに
観終わったあとに爽快感がなかった。
幸福感もあまりなかった。
残念。
テンポや演出は割とよかったと思う。
誰にも無理だなんて言わせるなよ
映画「幸せのちから」(ガブリエレ・ムッチーノ監督)から。
ホームレスになりながらも愛する息子を唯一の心の支えに、
ついには最後のチャンスを掴んで億万長者となった父子の実話を
映画化した感動の物語。アメリカンドリームを成し遂げた
実在の人物(クリス・ガードナー)の半生と
彼を支えた息子との心の交流を描く人間ドラマ、とも言える。
この台詞は、どん底の環境にあっても、
「夢があったら、それを守るんだ。
誰にも無理だなんて言わせるなよ、それはパパにも」と諭すワンシーン。
「パパにも、無理だなんて言わせるな」は、強く心に残った。
さらに「出来ない者は、人の足を引っぱる。
何か欲しけりゃ、取りにいけ」と世の中を教えることも忘れていない。
親子役は、主演ウィル・スミスとその息子が演じたためか、
とてもリアルに、そして何とも言えない「間」が私を惹き付けた。
地下鉄のトイレで、外から押される戸をじっと押し戻して、
声を殺して泣くシーン。
今まで観た映画の中でも、5本の指に入る名シーンとなった気がする。
ウィル・スミスの出演作品は、どうも私のアンテナに引っ掛かりやすい。
それは、どれも「ハッピィ・エンド」だからかもしれない。
ちょっと期待はずれ
自分の子供も男の子だし、ウィル・スミスはアカデミー賞に
ノミネートされたし、実の親子の共演だし、実話を元にした
話だし、もう、泣ける要素十分のはず、何ですけどねぇ。
まったく、泣けませんでした。いや、ガッカリしたかな。
主人公のクリスがどんな苦労をしようとも、どんな境遇にあ
おうとも、最後には採用され、幸せが待っていることを観客
は知っている。ならばその過程をいかにうまく見せ、クライ
マックスを感動的にもっていくかが、最重要課題だと思うの
ですが、どうもこの作品は、そこがうまく描けていない気が…。
個個のエピソードが行き当たりばったりで、散漫。クリスが
時折自分勝手に見えてしまい、どうも応援する気になれない
です。だいたい、生活が苦しくなったのは、自分自身の責任
であり、逃げた奥さんの言う事のほうがよっぽと正しいと思
えてしまうのですよ。それって、作品のテーマとしては失敗
でしょ?
泊まる場所を確保するためとはいえ、息子の「キャプテン・
アメリカ」フィギアを放置するのも後味が悪いし、何より息
子に怒鳴り散らし、バスの順番を待っている客に怒鳴り散ら
すクリスは、どうなんでしょうねぇ。それほど切羽詰まって
いる、というのを描きたいのかもしれないけど、逆効果です
よ、あれじゃ。
研修の過程もいまひとつ不明瞭で、クリスが選ばれるか否か
の緊張感も伝わってこないし、研修を1日残して、結果が出
てしまうのも拍子抜け。最大の見せ場である、クリス採用の
シーンも、あまりのあっさりさに「もう終わり?」と、テレビ
に向かって言ってしまったほど(笑)。
この作品、予告のほうがよっぽど「泣けた」なぁ。そういえば、
『シティ・オブ・エンジェル』もそうだったっけ(笑)。関
係ないですが。
そうそう、、もうひとつ、この作品とは直接関係ないけど、サ
ンディ・ニュートン(あえて、タンディ・ニュートンとは書き
ませ ん)がみょーに老けちゃった印象で、ちょっち寂しかっ
た。 『M:I-2』、大好きなので…。
ストーリーとしては・・・
厳しい生活ながらも、
なんとか無給料の株式ブローカーの研修を半年受けて、
20人の中から1人として選ばれる過程を描いてるんやけど、
「えっ?!選ばれるとこで終わり?!」
というストーリー展開がちょっと残念だった。。。
そっからどのように富を築いたかとか、
無駄に思えた行動が実は実りのある大事な行いだったとか、
そういう点をもそっと大きく取り上げても良かったような?!
何はともあれ、
ウィル・スミスの息子が究極にかわいいところと、
ウィルの猛烈走りが何度も見れる、
という点では、最高の作品です◎
ウィル・スミスは更に幅を広げた
実話の脚色が甘いのがとても気になるが、ウィル・スミスの頑張りと涙にはなかなか唸らされる。近年の彼の演技の幅の広げ方はお見事。スミスが抱えて走る重たそうな健康器具入りの箱が良いアクセントになっている。
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